学生が突然お金が必要になった場合、どのような調達手段が考えられるでしょうか。真っ先に出てくるのは、アルバイトでしょう。しかし、場合によってはアルバイト先を探す時間すらないかもしれません。そんなとき、取り急ぎお金を用意できる方法を知っておくと便利です。

そこで今回は、学生がカードローンなどを使って金融機関から初めてお金を借りるときに知っておくと役に立つ情報などを紹介します。

学生でもお金を借りられる方法

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(画像=PIXTA)

学生がお金を借りられる方法には、大きく分けて学生ローン、銀行カードローン、消費者金融カードローンの3種類があります。ここでは、それぞれのローンの特徴を紹介します。

・学生ローン

有名大学の周辺など、大学生が集まる街には学生ローンに対応している金融業者が多くあります。名称のとおり学生向けのローンに特化しており、銀行カードローンに比べて審査に通りやすいのが特徴です。限度額が5~10万円程度と高くない半面、アルバイトなどの収入がそれほど多くなくても利用できます。少額をすぐに用意したいときに適したローンと言えるでしょう。

・銀行カードローン

銀行カードローンの特徴は、金利の安さにあります。限度額によって金利は異なるものの、最大限度額で比較しても、ほかのローンより低く設定されていることが多いです。比較的大きな金額を借りたい場合は、銀行カードローンをおすすめします。ただし審査が厳しく、通過するためにはアルバイトの収入でもそれなりに大きく、安定している必要があります。

・消費者金融カードローン

多くの消費者金融では、アルバイトなどで収入があれば、学生でもカードローンの申し込みが可能になっています。スマートフォンからの申し込みに対応している会社も多く、20歳を超えていれば親に確認をとる必要もないので手軽に利用できます。その分、金利が高く設定されているため、返済スケジュールをしっかりと管理する必要があるので注意しましょう。

学校や親にばれない方法はあるのか

ローンを利用する場合、在籍確認なしに申し込むことはできません。アルバイト先に在籍確認をすることは、利用者が本当に働いているのかを確認し、返済能力を判断するため必要なのです。

とはいえ、アルバイト先にローンの連絡をされることに抵抗がある人も多いでしょう。大手消費者金融では、在籍確認の電話連絡をしない会社もあります。在籍確認に抵抗がある人は、アイフルやレイクALSA、プロミスなどの大手消費者金融のカードローンを選びましょう。

親への連絡は20歳を超えていれば不要ですが、未成年の場合は親にばれない方法はないので注意が必要です。

消費者金融で借りるメリットとデメリット

すぐにでもお金を借りたいときには、審査スピードが速く、即日融資に対応している消費者金融カードローンが便利です。また、初めての利用だと30日間無利息でローンが利用できる場合が多いこともメリットの一つです。少額の借り入れを30日以内に返済できる場合は、金利を支払うことなく利用できるので、ぜひ活用を検討してみてはいかがでしょうか。

消費者金融は、カードレスを選択するとWebで振込融資が受けられるので、誰にも借り入れを見られることがありません。特にアイフルは、Webサービスに力を入れており、最短60分で借り入れが可能です。

ただし、消費者金融は貸金業法にある「総量規制」の対象なので、総量規制を超えた借り入れはできません。総量規制では、ほかの借り入れと合計して収入の3分の1以上の借り入れができないようになっています。

20歳以上なら銀行のカードローンを検討

20歳以上の学生であれば、銀行カードローンで融資を受けることも可能です。銀行カードローンは、学生ローンに比べて融資限度額が大きく、高額の借り入れができます。借入限度額が多くなれば金利も低くなるので、学費を借りるのにもぴったりです。

ただし、会社やアルバイト先への在籍確認は回避できません。学生でも借り入れ可能な銀行カードローンは以下のとおりです(金利は実質年率)。

楽天銀行スーパーローン
金利/1.9~14.5% 限度額/10~800万円

三井住友銀行カードローン
金利/4.0~14.5% 限度額/10~800万円

三菱UFJ銀行カードローンバンクイック
金利/1.8~14.6% 限度額/10~500万円

みずほ銀行カードローン
金利/2.0~14.0% 限度額/10~800万円

学生ローンを選ぶときのポイント

学生ローンを選ぶときに重視すべきポイントは、貸付対象年齢と融資限度額です。これらは、貸付業者によって内容が異なります。未成年への貸し付けや高額融資に対応していない場合もあるので、どこで借りるかを決める前にしっかりと確認しましょう。

親の同意書不要で契約できる学生ローンもあるので、親に内緒で利用したい学生にはぴったりです。全国対応の学生ローンなら、Webで申し込んで振込融資を受けることもできます。

学生ローンの審査は甘いのか

学生ローンは誰でも通過できるわけではないものの、銀行カードローンや競争率の高い奨学金に比べれば難易度は低めです。学生ローンの審査に通過するための条件は以下の3点です。

・安定した収入を得ていること

学生ローンの審査に通過するには、アルバイトなどで最低でも毎月3万円程度の安定した収入を得ていることが大切です。収入が少ないほど審査に落ちる可能性は高くなるので、3万円に満たない場合はアルバイトのシフトを増やすなどして収入額を上げましょう。

・学生であることを証明できること

学生ローンで契約するには、当然のことながら学生であることを証明できる学生証が必要です。

・未成年の場合は親の同意があること

未成年のローン契約は民法5条によって規制されているため、親または親権者の同意書が必要です。違反が発覚した場合は、親または親権者の意思によってローン契約を取り消されてしまうので、金融機関も貸し付けをしてくれないケースが多くなっています。

無職の場合は貸し付けの対象外

たとえ学生でも、アルバイトもしていない無職の場合は借り入れができません。返済能力ありと判断されるように、最低でも月に2~3万円以上の収入が必要です。同じアルバイトでも、日雇いや即日払いでは安定していないと判断され、審査に通らない場合があります。毎月の収入金額に極端な差がある歩合制のアルバイトも同様です。

しかし、どうしてもアルバイトができない事情があるかもしれません。そんなときはどうしたらよいのでしょうか。そういった場合、後述するクレジットカードのキャッシング枠などの利用を検討してみましょう。

学生カードローンを利用できない人とは

学生なら誰でも学生カードローンを利用できるかと言えば、実はそうとも限りません。学生カードローンでも、アルバイトなどの収入が必要なことは先に説明しましたが、ほかにすでに学生カードローンや消費者金融などを利用している場合、借入総額が収入の3分の1を超えていると、総量規制に引っかかり、審査に落ちてしまいます。

結局のところ、年齢や収入面で条件を満たしていても、すでに借り入れがあり、その借入額が収入の3分の1に達してしまっていると、学生ローンを利用できません。現在の借り入れがめいっぱいに膨れ上がって、生活するためにさらにお金を借りたいと考えている場合は、新しい借入先を見つける前に銀行の「おまとめローン」を利用するなどして、月々の返済負担を軽減する方向で検討する必要があるでしょう。

クレジットカードがあればキャッシングできる

ショッピングに利用するクレジットカードには、ショッピング枠とは別にキャッシング枠があります。日頃からクレジットカードを利用していれば、10万円程度からのキャッシング枠も徐々に大きくなります。ただし、キャッシング枠を設定していないと使うことができないので、まずは調べてみましょう。

キャッシング枠とショッピング枠はそれぞれ上限額が違いますが、利用した額はつながっています。ショッピング枠が50万円でキャッシング枠が10万円の場合、その月のうちにショッピングで10万円以上を利用しているとキャッシング枠は利用できません。

また、クレジットカードのキャッシング枠は金利が高い点にも注意しましょう。金利を払いすぎないよう、短期で返済できる場合のみ利用することがポイントです。

お金を借りると将来に悪影響はあるか

最後に、親以外から初めてお金を借りる学生にとって心配なことは、お金を借りることが将来に悪影響があるかどうかという点かもしれません。例えば、お金を借りたせいで就職活動がうまくくいかない、といったことがあると困るでしょう。

この点については、毎月の返済さえきちんとしていれば、将来不利になることはありません。しかし、毎月の返済が滞ったうえに、借入先の金融機関に何の連絡もいれないことがあれば、信用情報に傷がついてしまいます。

この影響は就職活動にまで及ぶことはないものの、携帯電話の分割払いや今後クレジットカードが利用できないといった生活面に影響を及ぼすことがあります。どこで借りるかに関係なく、お金を借りたからには、毎月欠かさず返済をしていかなければなりません。ローンを利用する際は、返済計画をしっかりと立ててから、お金を借りるように心がけましょう。