銀行で手軽にお金を借りる手段として、おすすめの方法の一つがカードローンです。一口に銀行カードローンといっても、メガバンクと地方銀行、ネット銀行では特徴が異なります。

お金を借りようとする際、銀行は安心ではあるものの、消費者金融よりも敷居が高そうと感じる人も多いでしょう。この記事では、銀行で手軽にお金が借りられるカードローンについて紹介します。

銀行での手軽なお金の借り方とは?

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(画像=PIXTA)

銀行には、住宅ローンや教育ローン、不動産担保ローン、フリーローン、そしてカードローンなど、さまざまな種類のローンが用意されています。その中でも、手軽に利用できるのがカードローンです。

・無担保多目的で使えるカードローン

カードローンは、無担保による借り入れと分割による返済が可能な多目的で使えるタイプのローンです。審査を通過すると、発行されるローン用カードで借り入れや返済を行う点が名前の由来となっています。

・未成年は利用できるのか?

現在、残念ながら未成年はカードローンを利用できません。ただし学生でも所有できるクレジットカードのキャッシングなら利用できる場合があります。

銀行カードローンは低金利で信頼感がある

銀行カードローンの良さは、なんといっても金利の低さと信頼感です。

消費者金融の金利は、上限が年18%程度と高金利です。しかし、銀行の場合、上限金利は年14.0%前後です。銀行だからこその信頼感もあり、なんとなく消費者金融からお金を借りるのが不安な人にはおすすめと言えるでしょう。教育費や生活資金、旅行費や遊興費などにも使うことができ、自由な使い道が約束されています。

ちなみに、消費者金融およびクレジットカードのキャッシングは、総量規制の対象となっており、利用者の年収の3分の1までしか貸せないと法律で定められています。しかし銀行カードローンは総量規制の対象外なので、まとまった額の融資を望む場合も有力な選択肢となります。

ただし消費者金融のように申し込んだ即日にお金を借りるようなことはできません。一般的には、申し込んでから融資が受けられるまで数日かかります。銀行によっては、1週間〜2週間ほどかかる場合もあります。加えて、その銀行に口座の開設が必須なことも多いです。即日でお金を借りたい場合は、消費者金融のカードローンを検討してみましょう。

銀行カードローンの選び方のポイント

銀行カードローンの選び方について、「上限金利」「融資スピード」「返済方法」の3項目を挙げてポイントを説明します。

・上限金利

返済の負担を少なくするためには、金利が最も重要です。チェックすべきは、公表されている一番高い金利である「上限金利」です。初めて利用する場合、最初に上限金利が適用されることが多いためです。その後、利用実績(返済実績)に応じて徐々に下がっていくのが一般的です。

よって、上限金利が高いと消費者金融とあまり変わらなくなる点に注意が必要です。

初めてでも100万円以上借りる場合は、上限金利より低い金利が適用される場合がほとんどです。100万円単位で段階的に変わることも多いので、借入額に応じた金利で比較するとよいでしょう。

以下は大手カードローン の金利と契約極度額の一覧表です。

 カードローン名  金利  契約極度額
 三井住友銀行カードローン  年4.0%~14.5%  10万~800万円
 みずほ銀行カードローン  年2.0%~14.0%  最大800万円
 りそな銀行カードローン

 「りそなカードローン」
 年3.5%~12.475%

 (変動金利)
 最大800万円
 三菱UFJ銀行カードローン

 「バンクイック」
 年1.8%~14.6%  最大500万円
 イオン銀行カードローン  年3.8%~13.8%  最大800万円

・融資スピード

できるだけ急いでお金を借りたい場合は、融資スピードをチェックしましょう。各銀行の公式サイトでは、審査日数の目安が記載されているので比較が可能です。あわせて、Webで完結できるかなどの利便性も確認しておきましょう。

すでに預金口座を持っているなど、取引のある銀行のカードローンを申し込む場合は、審査が比較的早くなるうえに、手元のキャッシュカードでお金を借りられることもあります。

・返済方法

返済しやすい方法が用意されているかどうかもチェックポイントです。着実に返済するためには、大切な要素です。

カードローンの代表的な返済方法は、以下の3種類です。

●口座振替:預金口座から自動振替
●Web返済:インターネットバンキングと連携して返済
●ATM返済:銀行およびコンビニのATMから入金

三菱UFJ銀行のカードローンの特徴

三菱UFJ銀行には「バンクイック」と「マイカードプラス」という2つのカードローンがあります。それぞれの特徴を紹介します。

・バンクイック

ゆとりのある限度額で、急な出費にも対応できる便利なカードローンです。同行の口座を持っていなくても申し込みができます。インターネットで24時間いつでも申し込みが可能です。

金利は年1.8%~14.6%で、限度額は10万円から最高500万円までとなります。インターネットバンキングでの利用も可能です。

また全国にある同行のATMやセブン銀行ATM、ローソン銀行ATM、イーネットATMでも利用でき、借り入れ、返済ともにATM利用手数料がかかりません。

・マイカードプラス

公共料金などの引き落とし時に残高が不足している場合、立て替えてくれるカードローンです。限度額の範囲内ではあるものの、不足額を自動的に融資で埋めるシステムとなります。

もちろんATMやインターネットバンキングからも借り入れ可能です。自動融資が発生すると、「Eメール通知サービス」(別途申し込みが必要)で知らせてくれます。

三井住友銀行カードローンの特徴

三井住友銀行カードローンは、利用者にとって多くの魅力があるカードローンです。中でもおすすめできる特徴を紹介します。

・限度額

限度額は10万円~800万円です。限度額が比較的高いので、「借り換え」や「おまとめ」目的にも対応できます。

ただし利用状況によっては、連絡なしに減額されることもあるので注意が必要です。

・金利

金利は、限度額に応じて年4.0%~14.5%の範囲で決められます。限度額に反比例するように金利が下がります。金融情勢などによって見直される場合がある変動金利です。

・返済方法

返済方法は以下の3つから、利用者の都合に合わせて選べます。

●ATMでの返済
●銀行振込での返済
●口座自動振替による返済

みずほ銀行カードローンの特徴

みずほ銀行カードローンは、インターネットから好きなときに申し込むことができ、即日融資は無理なものの、最短で翌営業日に融資が受けられるのが特徴です。

みずほ銀行のキャッシュカードを持っていれば、カード発行のプロセスを省略して借り入れができます。利用限度額が最大800万円まで設定されているので、大きい額の需要にも備えられます。限度額が大きいほど金利が下がるため、借り入れを増やせば金利負担を大きく軽減できます。

金利は、以下のように限度額によってすべて基準が決まっています。


 カードローン利用限度額  基準金利
 10万円以上100万円未満  年14.0%
 100万円以上200万円未満  年12.0%
 200万円以上300万円未満  年9.0%
 300万円以上400万円未満  年7.0%
 400万円以上500万円未満  年6.0%
 500万円以上600万円未満  年5.0%
 600万円以上800万円未満  年4.5%
 800万円  年2.0%
出典:みずほ銀行カードローン

さらに、住宅ローンの利用で基準金利から金利を年0.5%引き下げられます。


 カードローン利用限度額  基準金利  住宅ローン利用時の金利
 10万円以上100万円未満  年14.0%  年13.5%
 100万円以上200万円未満  年12.0%  年11.5%
 200万円以上300万円未満  年9.0%  年8.5%
 300万円以上400万円未満  年7.0%  年6.5%
 400万円以上500万円未満  年6.0%  年5.5%
 500万円以上600万円未満  年5.0%  年4.5%
 600万円以上800万円未満  年4.5%  年4.0%
 800万円  年2.0%  年1.5%
出典:みずほ銀行カードローン

地方銀行のカードローンの特徴

地方銀行の中には店舗があるエリアに住民票がないと利用できないケースもありますが、全国に対応しているものもあります。全国対応の場合、口座開設が不要なので、その分の時間と労力がかかりません。

ただしカードの受け取りまで1週間程度かかる場合が多いので、大手消費者金融のような即日融資には対応できないことは認識しておきましょう。最も早い融資は、最短で2日が目安です。

全国対応の主な地方銀行カードローンは以下のとおりです。(順不同)

●千葉銀行ちばぎんカードローン
●福井銀行カードローン
●京都銀行カードローンW(ワイド)
●トマト銀行カードローンQ-Li(キューリ)
●愛媛銀行カードローン
●常陽銀行カードローンキャッシュピット
●大垣共立銀行カードローンザ・マキシマム
●みなと銀行カードローンQポートネオ
●鹿児島銀行カードローンかぎんカードローンS(エス)
●北都銀行スピードカードローンNeo
●北海道銀行カードローンラピッド
●鳥取銀行らくだスーパーカードローン
●八十二銀行はちにのかん太くん
●スルガ銀行カードローン
●静岡銀行カードローンセレカ
●北日本銀行カードローンスーパークイカ
●東京スター銀行スターカードローン
●荘内銀行カードローンWeb

ネット銀行のカードローンの特徴

インターネット銀行のカードローンは、店舗がないので当然ですが、すべての手続きをWeb上で済ませることができます。

実際にお金を借りるには、ネットからだけではなく、コンビニや提携銀行のATMから現金を引き出すことも可能です。

ネット銀行は通常の銀行のように好立地に店舗を構える必要もなく、銀行員を雇用する必要もないので、コストが抑えられる分だけ金利も低くなっています。最低金利年3%という住宅ローン並みの低金利サービスもあるので、低金利を目指すのであればネット銀行がおすすめです。

ネット銀行も「貸金業」ではなく「銀行業」なので、総量規制の対象外です。年収3分の1を超える借り入れも不可能ではありません。

利便性が高く、低金利であり、また家族にバレて心配をかける事態を避けやすいという点でもネット銀行はおすすめと言えるでしょう。

ゆうちょ銀行の自動貸付とは?

ゆうちょ銀行に定期貯金などがある人は、それを担保にして貯金を解約せずに融資を受けることができます。

当然ながら、担保となる貯金、あるいは国債の額を超える融資は受けられません。預入金額の90%が上限です。

普通貯金通帳と定期貯金通帳さえあれば、それを総合口座通帳に変更することで、範囲内の融資をいつでも自由に受けることができます。

預入金額の90%以内であれば、最大300万円まで借りることが可能です。利率は低く、担保定額貯金なら「返済時の約定金利+0.25%」、担保定期貯金なら「預入時の約定金利+0.5%」となっています。

金利負担や返済方法をよく検討して借りよう

この記事では、メガバンク、地方銀行、ネット銀行のカードローン 、ゆうちょ銀行の自動貸付について紹介しました。

それぞれ金利負担が違えば、返済方法もさまざまです。自分の状況や環境と照らし合わせて検討し、都合のよいタイプのローンを利用してください。