「FXの時間足とはどんなものなのか?」「どのように使えばよいのか?」などと疑問を感じている人もいるでしょう。FXの時間足は、相場の変化を見るうえで重要な基準です。今回は、FXの時間足の基礎知識、タイプの選び方や正しい使い方などを紹介します。この記事を読んで、ぜひ実際のトレードで試してみましょう。

FXの時間足の基礎知識

FX,時間足
(画像=PIXTA)

FXのチャートに出てくる時間足は、一定期間の最初から最後までの値動きを表しています。「5分足」「4時間足」という形で期間の区切りを変えられるだけでなく、タイプによりさまざまな見方もできます。基本的な見方を理解しておきましょう。

そもそも時間足とは

FXの時間足とは、一定時間における値動きを表しています。中央の太い管は、時間内の始値と終値を示しており、両端はそこから外れた最高値と最安値を示しています。「5分足」なら5分間の値動き、「日足」なら1日の間の値動きを表しています。時間足が立て続けに並ぶことで、FXの値動きのグラフを作っています。

時間足の種類

FXの時間足は短いものから長いものまでさまざまです。FX会社やアプリにより指定できる時間の数は異なりますが、主に以下のような種類があります。

• 1分足
• 5分足
• 15分足
• 30分足
• 1時間足
• 4時間足
• 日足
• 週足
• 月足

選んだ時間足によって、値動きやトレンドのタイミングなども異なります。日足は1時間足が24本分まとまっており、長期投資に向いた形と言えます。

長い時間足から短い時間足を見るのが基本

FXの時間足は、長い時間足から短い時間足の順に見ることが大切です。長い時間足は短い時間足をまとめた形なので、長期的な見通しを立てやすくなるからです。

たとえ5分足で上昇トレンドでも、日足などの長いほうで下降トレンドが続けば、買いポジションには向きません。デイトレードのような短期取引をしていても、長い時間足で長期的な相場を先に確認してから、短い時間足を確かめることが大切です。

FXでよく使われる時間足

多くのFXトレーダーがどんな時間足を使っているか気になる人もいるでしょう。FXでセオリーといえる時間足は以下の4種類です。

• 4時間足
• 1時間足
• 15分足
• 5分足

4時間足

多くのFXデイトレーダーは、長期的なトレンドを把握するために、4時間足からチェックしています。短期のトレンドは長期のトレンドにつられます。普段1分足のような短い時間足を使っている人でも、事前に4時間足で長期的な値動きを確かめることが重要です。4時間足で長期トレンドを把握したうえで好きな時間足を選びましょう。

1時間足

FX取引において、1時間足も重要なファクターです。直近1週間のトレンドをつかむには4時間足は値幅が大きく、1時間ごとがちょうどよいと感じる人が多いようです。

4時間以上の時間足でトレンドがつかみづらいときは、1時間足を使うとよいでしょう。

15分足

前日から当日にかけてのFX市場をチェックしたいなら、15分足を使ってみましょう。15分足なら直近のトレンドを分かりやすく感じ取れ、下降から上昇のような変化を察知しやすいメリットがあります。もう少し長い目でトレンドを確かめたいなら、30分足のように少し長めの時間足を用いてもよいでしょう。

日本時間の深夜に早朝からの動向を確かめる際などは、チャートが見切れてチェックしづらいことを防ぐためにも30分足を用いることがおすすめです。

5分足

直近数時間でトレンドが発生していないか確かめるなら、5分足がおすすめです。指値注文の際も、5分足が使えます。区切りの時間が短いほど、チャートの縦軸に現れるレートが細かくなりやすいため、1~5分足なら正確な価格で取引しやすいでしょう。

FXの王道は4時間足

FXでもっとも見やすい時間足は4時間足です。事前知識がなくてどの時間足を使えば分からないとは、4時間足から使ってみましょう。

4時間足が重要な理由を以下にまとめました。

4時間足がおすすめなわけ

4時間足は、主にFXのスイングトレードを行う人におすすめです。ある程度長期的なトレンドを見極めることで、売買のタイミングを判断しやすいからです。

スイングトレードは4時間足から入り、徐々に長期の時間足を交えながら取引のタイミングをうかがうことがセオリーです。スキャルピングやデイトレードでも4時間足は長期トレンドを捉えるうえで重要ですが、スイングトレードでは4時間足から市場を判断することが大切です。

トレンドを見誤らない

FXのトレンド判断を見誤らないためにも、4時間足は大切なツールです。4時間より区切りが短ければ長期的な流れを見逃し、価格が下がっている傾向なのに買いポジションをとってしまうなどのミスを犯す可能性があります。FXでは区切りの時間が長いローソク足ほど、トレンドを判断しやすくなっています。デイトレードでもまずは4時間足を見て、次に5分足などを確認しましょう。

頻繁にチャートを見る必要がない

忙しい人にとっても、FXの4時間足は便利です。4時間チャートの更新がないので、頻繁なチェックを行う必要がありません。

FXや株式投資のチャートチェック自体はすぐに終わるので、隙間時間の有効活用にも4時間足はおすすめです。

スキャルピングやデイトレードなら5分足がおすすめ

FXにおいてスキャルピングやデイトレードなどで短期取引をするなら、5分足がおすすめです。5分ごとの値動きを確かめることで、細かなトレンドをつかんで利益を得る機会を積み重ねられます。

細かくトレンドをチェックできる

5分足のように短い時間足を使えば、わずかな時間で発生したトレンドを察知できます。日足や月足のような長期トレンドは、時間内におけるトレンド変化を考慮していないため、短期的な相場変動は見ることができません。5分足は数日前からの細かい値動きもチェックできるので、スキャルピングなどで利益を重ねるスタイルなら細かいチャンスをものにしやすいでしょう。

エントリーを絞れる

5分足のように短い時間足は、わずかな値幅をチェックできるので、エントリーのポイントを絞れるメリットがあります。細かい値幅のおかげで、数pips単位で正確に設定したエントリーができます。長期の時間足では大ざっぱな値幅しか見ることができませんが、5分足のように短ければ正確な値動きの予測が可能です。

もっと短い時間足でもOK

さらに正確なpips単位で知りたければ、3分や1分などの短い時間足でも可能です。5分でもチェックしづらい値幅があるときは、1分足にアクセスして、正確な価格を指値レートの参考にするとよいでしょう。

上級者はマルチタイムフレーム分析の活用も

FXの知識がある程度備わってきたら、マルチタイムフレームを使うとよいでしょう。異なる時間軸を交えることで、相場状況をより詳しく分析できます。複数の時間軸を使った分析方法を見ていきましょう。

マルチタイムフレーム分析とは

マルチタイムフレーム分析とは、複数の時間足を見ながら、FXのトレンドを深く分析する方法です。短期から長期までトレードスタイルを問わずに使えます。

長期の時間足で大まかなトレンドを見ながら、短い時間足で細かい値動きを見るのが一般的です。短期のローソク足を見ながら、長期的な方向を予測できるので、判断ミスを防げます。

ベースの時間足を決める

FXにおける自身のトレードスタイルに合わせて、ベースの時間足を1つ決めましょう。短期トレードなら5~15分、長期トレードなら4時間~日足がおすすめです。

長い時間足で大まかな市場動向をチェックしつつ、好きな時間足で詳細な値動きを見るとよいでしょう。

上位足・下位足との関係性

区切りが長い時間足は上位足、短いものは下位足です。上位足における値動きは下位に影響を与えます。長期の時間足のトレンドをベースにしながら短期の市場動向を見ていきましょう。また、時にはテクニカル分析も交えて買いや売りのタイミングを見極めましょう。

上位足と下位足の使い方

上位足では上昇トレンドながら、下位足は下降中のように、FXでは時間足によってトレンドが違うことがよくあります。そのような場合は上位足のトレンドを重視しましょう。

日足や4時間足では下降中にもかかわらず、5分足で上昇中だからといって、買いポジションを作ることはおすすめできません。時間足によりトレンドがバラバラなら様子見が賢明です。

時間足を使うにあたっての注意点

さまざまな時間足を使えば多角的に分析できますが、使い方を間違えないことも大切です。必要に応じてテクニカル指標を組み合わせることも考えましょう。

戦略のブレが原因で損をしないためにも、一度決めた時間足やテクニカル分析の組み合わせは頻繁に変えないよう心がけましょう。不調時やトレンドが分からないときは取引を控える勇気も大切です。

時間足とテクニカル指標を組み合わせる

FXに限らず、投資では時間足とテクニカル指標を組み合わせることで、利益を得やすくなる可能性があります。例えばボリンジャーバンドなら、特定の時間足においてある線に乗りながら値動きを続けていれば「バンドウォーク」となり、買いや売りのサインと読めます。テクニカル分析との併用で、時間足の違いだけでは分からないトレンドを見抜くことができます。

組み合わせは頻繁に変更しない

時間足やテクニカル分析などの組み合わせは頻繁に変えないようにしましょう。戦略がブレてばかりでは、攻略法を見出せず、損ばかりする恐れがあります。少なくとも1ヵ月間のデータがなければ、その戦略が正しいかも分かりません。戦略を変えず、時には我慢しながら続けることも大切です。

時にはトレードを自粛することも

FXで損が続いて不調だと感じたり、複数の時間足から相場のトレンドをうまく見出せなかったりしたときは、トレード自粛も考えましょう。「毎日取引しなければならない」と思いながら、義務感だけでトレードを進めていると、余分な損失を重ねる可能性もあります。

時にはFXチャートから離れて、息抜きの機会を設けることも考えましょう。

時間足と組み合わせるおすすめテクニカル指標

FXの時間足と組み合わせることで、サポートを期待できるテクニカル指標を3つ紹介します。

• ボリンジャーバンド
• VWAP
• ボリンジャーバンド幅

これらはテクニカル分析を初めて使う人でもコツをつかみやすいので、今回の記事を参考に実践してみましょう。

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドは、一定期間の値動きをベースに、相場の振れ幅を予測するテクニカル分析です。特定の時間足と組み合わせれば、トレンドを測るのに有効です。日足と組み合わせれば「バンドウォーク」という現象として、数日間トレンドが続くといわれています。しかし1時間足と組み合わせた場合は、トレンドが2~3時間程度しか続かないことに注意しましょう。

VWAP

VWAPはFXの売買タイミングを測るヒントとして、どの時間足でも有効活用できます。実際の値動きより変動幅が少なく、目先の価格変動に惑わされずにトレンドを判断できるのが特徴です。

VWAPが示すのは一定期間における取引額の平均値で、ローソク足の下から上へ突き抜けたら買いポジションを得るサインです。逆なら売りが近いと考えましょう。

ボリンジャーバンド幅

ボリンジャーバンドは幅が大きいと値動きも激しくなり、狭いと範囲も小さくなります。価格が一定の範囲で行ったり来たりするレンジ相場では、バンドは「スクイーズ」状態になり、狭くなっていきます。逆にバンドが広がれば相場の急変動とともに「エクスパンション」状態になります。

ボリンジャーバンドは線とローソク足の関係だけでなく、幅もチェックすることが大切です。

まとめ

FXは特定の時間足を決めてチャートを分析することが大切です。4時間足のように長めの時間足ならば大まかなトレンドをチェックでき、短い時間足ならば細かい相場を調べることができます。

複数の時間足やテクニカル分析の併用で、多角的な分析も可能です。複数の時間足を使う、時間足とテクニカル分析を組み合わせるといった場合には、1ヵ月間は投資結果を記録し、正しい戦略かを見極めるようにしましょう。

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※ファイナンス・マグネイト社調べ(2012年1月~2019年12月)