カードローンなどで融資を申し込む際には、必ず審査が行われます。審査内容の詳細はどの金融機関も非公表ですが、注目すべきポイントがいくつかあります。この記事では、CMなどでも有名なアコムの審査に関して解説します。

アコムへの融資申し込みの流れ

アコム,審査
(画像=PIXTA)

申し込み方法や時間によっては即日融資も可能なアコムのカードローン。カードローンを利用する場合、どのような流れで融資に至るのかを順を追って解説します。

4種類の方法で融資を申し込むことができる

申し込み方法は大きく分けてWeb、電話、店頭(自動契約機含む)、郵送の4種類です。このうち24時間いつでも申し込みができるのは、Web、電話、郵送の3つです。店頭申し込みは、営業時間があるため事前に確認しておきましょう。

即日融資が可能な申し込み方法は、郵送以外の3つです。ただし電話、Webは、申込時間によっては翌日以降の貸し付けになる可能性もあるため、申込時間に注意しましょう。

アコムで融資可能かどうかの審査を行う

いずれの申し込み方法でも、アコムによる審査が行われます。申し込み方法によって審査が甘くなったり、厳しくなったりすることはありません。

審査の対応時間は基本的に21時までです。21時までに審査が完了するタイミングで申し込めば、即日融資が可能ということになります。営業時間を考えると、店頭窓口や自動契約機での申し込みはほぼ即日融資に対応しています。Webや電話での申し込みは24時間対応ですが、審査を21時までに審査が完了できる時間に申し込まないと即日融資は難しくなります。

契約書を提出し融資開始

審査の結果、融資可能となれば、最終的に契約書を交わして融資開始となります。Webからの申し込みの場合、アコムからメールが届くので、メールにあるURLにアクセスすることで契約が可能になります。融資の際に必要となるアコムのカードは、自宅への郵送か、最寄りの店頭窓口、もしくは自動契約機からの受け取りとなります。

電話申し込みの場合、契約方法は4パターンあります。Webからの場合、ショートメールでURLが送られてきますので、そこで契約が完了します。郵送の場合、アコムから書類が送られてきますので、必要書類とともに返送することで契約完了となり、カードも自宅に送られてきます。FAXでも契約書類を送信できますが、アコムのホームページからFAX用紙をダウンロードし、印刷する必要があります。最後に店頭窓口や自動契約機でももちろん契約は可能です。

アコムの審査は厳しいのか?

アコムの審査の詳細は、上述のとおり非公表です。しかしアコムの審査が厳しいといういことはありません。なぜ非公表の審査に関して、厳しくないか否かが分かるのでしょうか。その理由について解説します。

審査についての詳細は非公表

アコムをはじめ、金融機関による融資審査で重視されるのは、収入が申告どおりかどうか、収入の安定性はあるか、他社からの借り入れや住宅ローンなどの返済状況はどうかといった点です。

アコムをはじめ金融機関は信用情報会社に対し、情報開示請求を行います。他社からの借り入れや、過去の負債に対して未払いや延滞があった場合などは審査に通りにくくなります。

アコムは信用情報会社から情報を入手できますので、申し込みの際に虚偽の情報で申し込んだとしても審査が通りやすくなるということはありません。

また信用情報以上に注目されるのが収入の安定性です。アコムから融資を受ける場合、返済が長期間にわたる場合が多くなります。その期間安定した収入がある人ほど、審査には通りやすくなります。

アコムと他社の金利の比較

   アコム  プロミス  三菱UFJ銀行
 バンクイック
 系統  消費者金融  消費者金融  銀行
 貸付上限金額  1~800万円  500万円まで  10~500万円
 金利(実質年率)  3.0~18.0%  4.5~17.8%  1.8~14.6%

カードローン商品を取り扱っている会社は、消費者金融か銀行に分かれます。アコムやプロミスは消費者金融、バンクイックは三菱UFJ銀行カードローンになります。一般的に消費者金融よりも銀行のほうが、金利が低い傾向にあります。

金利が低いほうが審査は厳しい

借りる側からすれば金利は低いに越したことはありません。そう考えると、ほとんどの人は銀行カードローンを利用したいでしょう。多くの人が集まる銀行カードローンは、その分厳しい審査で貸し出し先を吟味しています。

つまり審査は、消費者金融のほうが銀行カードローンと比較して厳しくないということになります。そのため、消費者金融のアコムの審査も銀行ほどは厳しくないと考えられます。

審査に絶対に通らないケースも

銀行ほど厳しくないと言っても、誰でも審査に通るわけではありません。中には絶対に通らないケースもあります。消費者金融カードローンは、貸金業法という法律を遵守し貸し付けをしています。貸金業法で定められているのが「総量規制」というルールです。総量規制とは、融資申込者の年収の1/3を融資上限とするルールです。

複数の業者から融資を受けている場合、融資上限の合計が対象になります。仮に年収450万円の人が、すでに他社から150万円借り入れている場合、いくら条件が整っていても、アコムから新規の融資は受けられません。ただし総量規制の範囲内であれば融資は可能ですので、希望額以下の条件であれば借り入れ可能なケースもあります。

審査に関するその他の疑問

続いて、アコムの審査に関しての疑問点を解説します。

審査は最短30分

審査に必要な時間は、アコムでは「最短30分」とされています。これは最短の場合であり、常に30分というわけではありません。融資金額が多かったり、勤続状況の確認をするのに時間がかかったりするような場合は、1時間以上かかることもあります。

即日融資を希望する場合などは、できるだけ早めの時間帯に申し込むようにしましょう。

Webや電話など、24時間申し込み可能な方法でも、夜間は審査に対応していません。夜遅い時間の申し込みに関しては、審査結果が出るのは翌日以降になりますので覚えておきましょう。

審査結果の連絡は申し込み方法次第

審査結果の連絡は、申し込みの方法によって変わります。Webの場合は、審査結果はメールで届きます。電話の場合は電話で、店頭窓口と自動契約機の場合はその場で回答を受けることになります。郵送の場合は、電話で審査結果が伝えられます。自宅の固定電話では都合の悪い人は、事前に携帯電話に連絡してもらえるよう伝えておきましょう。

審査の際の在籍確認の連絡は必須?

審査における重要なポイントに「収入の安定性」が挙げられます。安定性の担保として、職場への在籍確認は必須です。在籍確認の際は、アコムの社名は出さず、個人名で電話がかかってきます。

それでも在籍確認の連絡は困るという人は、あらかじめ電話でその旨を伝えておきましょう。場合によって電話による在籍確認を省略できるようです。

審査に通らなかった理由は教えてもらえるのか?

審査の結果、融資不可能となった場合、理由を知りたいという人もいるでしょう。しかし審査結果に関しては、電話などで問い合わせても基本的に教えてもらえません。

どうしても気になる人は、年収や他社からの借入金、過去の信用情報など、審査の対象となっていそうな項目を改めて自分で確認するしかありません。

土日祝日でも審査は可能?

土日祝日でも基本的に審査は可能です。審査が可能ということは即日融資も可能ということになります。ただし、どうしても在籍確認が完了しないと融資ができないケースもある点に留意する必要があるでしょう。

アコムの「3秒診断」とは何か?

アコムのホームページを見ると「3秒診断」という単語に気づくかと思います。この3秒診断についても解説しておきましょう。

本審査前に行う仮審査

3秒診断とは、いわゆる仮審査で、「年齢」、「年収」、「他社からの借り入れ」の3項目を入力することで、融資可能かどうかを即判断してくれるシステムです。もちろん3秒診断で融資可能と言われたとしても、仮審査であるため、本審査にも必ず通るとは限りません。

ただし3秒診断で融資は難しいといわれた場合、本審査で通ることはないでしょう。

おおよその目安が分かる

3秒診断は非常に簡易的な仮審査であり、あくまでも目安として利用するシステムです。

カードローンなどを申し込んだことがない人にとって、いきなり申し込みをするのはハードルが高いでしょう。3秒診断は、審査に通る可能性があるか、事前に確認できるシステムと考えておきましょう。

審査で落ちやすいケース

最後に審査で落ちやすい人の特徴についてまとめておきましょう。ここで紹介したケースに当てはまるからといって、必ず落ちるわけではありませんが、審査に通りにくいと考えられることは覚えておきましょう。

申し込み内容に虚偽があった場合

落ちやすいというより、まず通らないのが虚偽の申告をしたケースです。本人確認書類を提出する以上、年齢や住所を偽る人はいないと思いますが、勤務先や年収、勤続年数や他社からの借入金に関しても間違えないように申告しましょう。

上述したように、アコムの審査では信用情報会社への問い合わせを行います。さらに職場への在籍確認も基本ですので、虚偽の申告で申し込んだ場合、審査に通ることはありません。

万が一記入した項目に虚偽ではなく悪意のないミスがあった場合も通りにくいと言えます。あまり大きな問題ではない項目であれば、審査時に電話などで確認の連絡が来ることもありますので、記入ミスがあった場合は素直に認め、正直に答えれば問題ないでしょう。

他社からの借り入れが多い

他社からの借入金額が多ければ、アコムとしてはそれだけ返済の実現可能性に不安を感じることになります。もちろん他社からの借入金額が、総量規制の上限に達しているようであれば間違いなく審査は通りませんし、それに近い状態でも通るのは難しいでしょう。

信用情報に問題がある

信用情報にはさまざまな情報が集められています。過去の借入金に対する返済状況や、マイカーローン、マイホームローンなどの情報も掲載されています。場合によっては賃貸住宅の家賃の延滞などの情報が記載されていることもあるようです。

自身の信用情報に関しては、有料にはなりますが問い合わせることも可能です。どうしても気になる人や、審査に落ちてしまった理由を知りたい人は、情報開示が可能な信用情報会社に問い合わせるとよいでしょう。ちなみに各種信用情報には時効が設定されています。すでに時効が成立している過去の情報に関しては、信用情報からは削除されています。

収入の安定性が疑わしい

審査の際は、原則として在籍確認が行われます。しかし申込者の希望などで在籍確認が取れないと、審査に通りにくくなります。在籍確認が取れないということは、収入の安定性が疑問視されることになるため、できれば在籍確認はとってもらうようにしましょう。

まとめ

アコムのカードローンを申し込む場合、必ず審査が行われます。審査で重視されるのが、収入の安定性、収入額、他社からの借り入れ、過去の信用情報です。収入面で不安のある人は、まず「3秒診断」で仮審査を受けてみるとよいでしょう。

審査は最短30分ですが、申込者の状況次第でそれ以上かかるケースも多々あります。審査時間を短くできるように、申し込みの際は虚偽の申告はせず、必要書類をきちんと用意したうえで申し込むようにしましょう。