冠婚葬祭や、急病・けがによる入院など、急な出費はいつどこで起きるか分かりません。そんなときに力強い味方となるのが、急ぎの融資にも対応してくれる金融機関のカードローンです。金融機関のカードローンサービスを申し込む場合、どのような書類が必要なのでしょうか?

全国展開をしている大手金融機関の一つアコムでは、融資申し込みの際に必要なのは本人確認書類と収入証明書類のみです。ではどのような書類が、この2種類に該当するのでしょうか?アコムのカードローンを利用する際に必要な書類について、詳しく解説します。

アコムのカードローンについて

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(画像=PIXTA)

アコムのカードローン申し込みに必要な書類について説明する前に、まずはアコムのカードローン商品の概要を解説しておきましょう。

アコムのカードローン概要

 融資限度額  1~800万円
 貸付利率(実質年率)  3.0~18.0%
 返済方式  定額リボルディング方式
 遅延損害金(実質年率)  20.0%
 保証人・担保  不要

アコムのカードローンは、保証人や担保が不要であることが大きなポイントの一つです。保証人が不要ということは、自身の判断のみで申し込みができ、家族や親族、友人・知人にも知られることなく借り入れをすることができます。

ただし保証人や担保が不要ということは、自身の収入ややりくりのみで返済をする必要があるということです。そのため、返済に関してはきっちりと計画を立ててから申し込む必要があります。

金利は、借入金額や借入実績によって変動します。基本的に借入金額が低いほど金利は高く、借入金額が高いほど金利は低くなります。

申し込み方法は4種類

 申し込み方法   営業時間と特徴
 インターネット   24時間対応
 パソコンでもスマートフォンでも申し込み可能
 即日融資対応
 店頭窓口・自動契約機   窓口:平日9:30~18:00
 自動契約機:9:00~21:00(年中無休)
 即日融資対応
 電話  24時間対応
 契約はインターネット・郵送・店頭・郵送などを利用する必要あり
 即日融資対応
 郵送  フリーコールに連絡し、申し込みに必要な種類の送付を依頼
 審査通過後、郵送にて契約書類が送付される
 即日融資不可

アコムは申し込んだその日に融資を受けられる即日融資にも対応していますが、郵送での申し込みの場合は、融資まで数日かかります。インターネットからの申し込みの場合、申し込みから借り入れ、返済まですべてネット上で完結できる契約も用意されています。

契約にかかわる審査の時間は最短30分ですが、申込時間が夜間の場合、審査結果が翌日以降となるケースもありますので、余裕を持って申し込んだほうがよいでしょう。

アコムは即日融資可能

上述したように、アコムのカードローンは即日融資にも対応しています。即日融資を受けるには、郵送以外の手段での申し込みが必須となります。電話申し込みの際も、契約書のやり取りが郵送となると即日融資を受けられない点に注意が必要です。

店頭窓口や自動契約機を利用した申し込みであれば、その場でカードを受け取り、すぐにATMの利用が可能になります。インターネットからの申し込みで、契約まですべてネット上で完了させる場合は、振り込みによる融資を選択すれば即日融資が可能になります。また、契約を自動契約機や店頭窓口で行えばその場でカードが発行されます。

アコムは30日間金利0円

アコムとの契約が初めての人には、契約日から30日間は利息が発生しないサービスがあります。つまり契約した日に5万円借り入れても、30日以内に返済すれば利息なしの5万円の返済でよいというサービスです。

注意したいのは、「契約日」から30日間であるということです。「最初の借入日から」ではないことを覚えておきましょう。

アコムの利用に必要となる本人確認書類

アコムのカードローンに申し込む際、必要となる書類は2種類です。具体的には「本人確認書類」と「収入証明書類」ですが、どのような書類が該当するのでしょうか。

本人確認書類として認められるもの

 種類の分類  書類  注意点
 本人確認書類  運転免許証  有効期限内のもの
 表裏両面の写し
 健康保険証  有効期限内のもの
 表裏両面の写し
 パスポート  有効期限内のもの
 顔写真および住所記載のページの写し
 マイナンバーカード  表面のみの写し
 補足書類  住民票  発行日から6ヵ月以内のもの
 公共料金の領収書  電気・ガス・水道・NHKなどの領収書
 発行日から6ヵ月以内のもの

アコムが本人確認書類として認めているのは4種類です。すべて有効期限内のもののみ有効です。本人確認書類の基本は、名前と現住所が確認できること、保険証以外は顔写真が確認できることがポイントとなります。コピーをとる場合や写真を撮る場合は、これらの情報がはっきりと確認できるように注意しましょう。

本人確認書類に記載されている住所が現住所と違う場合は、本人確認書類の住所変更手続きを行ってから申し込むか、現住所を確認できる書類として補足書類の提出が求められます。補足書類の中で、公共料金の領収書に関する注意点として、領収書の名義が挙げられます。領収書の名義は公共料金の契約者の名前が記載されます。この名前が申込者と違う場合は、領収書に記名されている契約者と申込者の関係や、同居している事実を証明する書類の提出を求められるケースもあります。

本人確認書類をどれも用意できない場合は、アコムのフリーコールに電話をし、事情を説明してみましょう。状況によっては、ほかの書類でも本人確認書類として認められるケースがあります。

基本的に、本人確認書類は公的機関が発行しているもの、本名と現住所が記載されている(本人自著以外)もの、顔写真が確認できるものと考えておくとよいでしょう。申し込みの際に提出する本人確認書類に関しては、申し込み方法によって必要書類が変わりますので、確認しておきましょう。

店頭・自動契約機・スマホアプリの場合

店頭窓口や自動契約機、スマートフォンアプリからの申し込みの場合は、上述の本人確認書類1点の写しを提出します。

ただし本人確認書類に健康保険証を選択した場合、契約後にアコムから郵便物が自宅に届く、もしくは補足書類の提出を求められます。自宅にアコムからの郵便物が届くことに問題がある場合は、契約前に電話などで問い合わせておくとよいでしょう。

とはいえ、健康保険証だけでは申し込めないわけではありません。契約は申し込み後、審査に通過してから行いますので、健康保険証だけでも審査を受けることはできます。

Web・郵送・FAXの場合

スマートフォンアプリを除くWeb申し込み、郵送、電話、FAXでの申し込みの際は、本人確認書類が2点必要です。2点用意できる人は2点分の写し、もしくは画像を用意しましょう。どうしても本人確認書類が1点しかない場合は、補足書類と合わせて2点を提出することで申し込みが可能になります。

アコムの利用に必要となる収入証明書類

収入証明書類は常に必要ではありません。ある条件に当てはまる申し込みの場合、提出を求められることが多くなります。

収入証明書類が必要となるケース

収入証明書類が必要となるケースは、借入申込金額によって判断できます。

・アコムへの借入申込金額が50万円を超える場合
・他社との借入合計金額が100万円を超える場合

他社からの借り入れがない場合で、アコムに50万円以上の借り入れを申し込む際には収入証明書が必要になります。また、他社からの借り入れがある場合、他社からの借り入れとアコムへの申し込み金額の合計が100万円を超えると収入証明書が必要になります。単純にアコムの借り入れを申し込んだ金額だけで決まらないので注意が必要です。

例えばアコムに30万円の借り入れを申し込んだ場合、他社からの借り入れがなければ収入証明書類は不要、他社から70万円以上の借り入れがあれば、必要となります。

ただしこれは原則なので、申込者の収入や勤務先、勤務契約状況などにより、基準を満たさない金額の申し込みでも、収入証明書類の提出を求められる可能性があります。可能であれば、収入証明書の準備をしてから申し込むようにしましょう。

収入証明書類として認められるもの


 書類(すべて写しを提出)   備考
 源泉徴収票   最新年度のもの
 給与明細書   直近2ヵ月分
 賞与がある場合直近1年分の賞与明細書も
 市民税・県民税額決定通知書 最新年度のもの  最新年度のもの
 所得証明書  最新年度のもの
 確定申告書
 青色申告書
 収支内訳書
 最新年度のもの

アコムのカードローンに申し込む際、収入証明書類として認められるのはこれら5種類です。いずれの書類も最新のものが必要となりますので、最新のものを用意し、写しを用意しておきましょう。

源泉徴収票は、給与所得者が年末に会社から発行される書類です。給与明細書を収入証明とする場合は、直近2ヵ月分の給与明書が必要となります。毎月の給与のほかに賞与がある場合は、過去1年分の賞与明細書も併せて提出する形になります。

市民税・県民税額決定通知書は、毎年5~6月に受け取る書類です。給与所得者は勤務先から、フリーランスおよび個人事業主など、確定申告を行った人は各自治体から交付されます。

所得証明書は居住地の市区町村役場の窓口で発行してもらえる証明書です。役場によっては課税(非課税)証明書と呼ばれるケースもあります。所得証明書を取得する場合に注意したいのが発行する役所についてです。

所得証明書を発行するのは、その年度の1月1日に住民登録をしていた役所の窓口になります。例えば2020年1月1日の時点で東京に住んでいて、同年4月に大阪に引っ越し、6月に所得証明書が必要になった場合、所得証明書は東京で発行することになります。

マイナンバーカードがあれば、コンビニエンスストアのマルチコピー機(キオスク端末)から所得証明書を発行できるサービスもありますので、詳しくは役所などに問い合わせておきましょう。

最後に確定申告書にまつわる書類です。給与所得のないフリーランスや個人事業主、または給与所得以外に収入があり、確定申告を行った給与所得者は、その年の確定申告書でも収入証明書類となります。

最後にそれぞれの証明書において、必要なポイントをまとめておきます。

・画像の場合は1枚の画像にすべてが写っている
・文字や数字が鮮明に判別できる
・申込者のフルネームが記載されている
・収入金額(年収)・所得金額が明確に記載されている
・現在の勤め先が記載されている(源泉徴収票・給与明細書)
・発行日と発行元が明確に記載されている(市民税・県民税額決定通知書・所得証明書)
・税務署の受付印もしくは税理士名が明確に記載されている(確定申告関係書類)
・個人番号(マイナンバー)が記載されている箇所は塗りつぶすなど読み取れないように加   工する(確定申告関係書類)

増額申し込みの際にも提出が必要

すでにアコムから借り入れをしており、借り入れの上限金額を増やしたい場合も収入証明書類の提出が必要です。この場合も、申込金額や他社からの借入金との合計金額が基準となります。ただし増額申し込みの場合はもう一つ条件があります。また、前回収入証明を提出したときから3年以上経過している場合も提出が必要です。

増額申し込みにおいて、収入証明書を提出する場合、気を付けたいのが「総量規制」というルールです。総量規制とは2010年から施行された新たな法律で、金融機関は申込者の年収の3分の1までしか貸し付けができないというものです。

増額申し込みをし、収入証明書類を提出した際、仮に以前よりも収入が下がっていた場合は、増額どころか上限金額が下げられてしまう可能性もあります。増額申請をする場合は、自身の年収や借入金額、返済計画などをしっかりと検討してから申し込むようにしましょう。

まとめ

アコムのカードローンは、申し込んだ当日に融資を受けることができる、スピード感が魅力です。スピード感を最大限利用するには、申し込みの前にしっかりと準備を行いましょう。

必要書類に不足や不備があると、せっかく申し込みをしても審査に至らず、必要書類をそろえたうえで改めて申し込むことになります。二度手間になるのはもちろん、急ぎで現金が必要な場合は非常に困ることになります。

本人確認書類や収入証明書類に関して、上述の条件を満たすものが手元にない場合は、あらかじめ電話などで問い合わせて、何を準備すればよいかを確認しておくとよいでしょう。