FXを始めたのはいいが、買っている通貨の動向が気になって仕事が手につかない ― ― 。そんなサラリーマンや日中にパソコンに張り付くのが難しい投資家におすすめしたいのが「予約注文 」。FXでは、パソコンにかじりついていなくても、相場の動向に応じて売買の注文を予約しておくことが可能だ。この予約注文を駆使して、投資チャンスを確実にゲットしよう。

パニック相場も怖くない?

FXの売買には、2つの基本的な注文方法がある。それが「指さし値ね注文」と「成なり行ゆき注文」だ。指値注文は文字通り〝値段〟を〝指定する〟注文方法。たとえば日本円絡みの通貨ペアの場合は、1銭刻みで自分が買いたい、売りたい値段を指定して注文することが可能だ。

ただ、指値注文では価格が自分の注文した値段まで動かないと約定しない。トレードをしていると、買う際には1銭でも安く、売る際には1銭でも高く売りたいと思うのが人情だろう。しかし、あまり実際の価格とかけ離れたところに指値で注文を出しても、買えない、あるいは売れない可能性がある。 

一方、成行注文は、価格にかかわらず、注文とほぼ同時に売買ができる。成行注文なら買いそびれたり売りそびれたりすることはないが、もし注文と同時に相場が大きく動いた場合に、約定(やくじょう)価格も大きく上下してしまうリスクがある。相場がショック安に見舞われ、パニック売りが押し寄せるときがその最たる例だ。 

この2つの注文方法のほかに、FXでは相場の動きに合わせて注文を〝予約〟することが可能。ここで紹介する4つの注文方法を使いこなせば、利益確定や損切りのタイミングをしっかりつかむことができるはずだ。 

サラリーマン投資家必見。予約注文の活用「予約注文」で投資チャンスをつかめ!
(画像=ネットマネー)

逆指値(ぎゃくさしね)注文

株式やFXなどの投資商品には、多くの投資家が意識する価格の「節目」が存在する。価格がその節目を抜けると、「これまで上値の抵抗になっていた価格帯(節目)を抜ければ上昇が加速した」というように、一段とトレンドが鮮明になるケースが少なくない。   常に値動きを見ていられない場合、価格が節目を抜けてもすぐに対応することは難しい。そんなとき活用したいのが、この「逆指値注文」。「○○円まで上がったら(下がったら)買い(売り)」という注文方法だ。新規注文だけでなく、保有するポジションにも利用可能。利益確定や損切りの精度がグッと高まるはずだ。

サラリーマン投資家必見。予約注文の活用「予約注文」で投資チャンスをつかめ!
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OCO(オーシーオー)注文

相場の方向をピタリと言い当てるのはプロでも難しい。「もう少し下がったら買いたい」「もっと上がるなら売りを仕掛けたい」といった、投資家の欲張りな注文に応えてくれるのが「OCO注文」。「ONE CANCEL OTHERS」 の略で、2つの注文を一度に出せる注文方法だ。一方の注文が約定した時点で、もう一方はキャンセルされる。 

通常の指値注文や成行注文だけでなく、前ページで紹介した「逆指値注文」を組み合わせることで、さらに高度な売買、利益確定、損切りが可能になる。

サラリーマン投資家必見。予約注文の活用「予約注文」で投資チャンスをつかめ!
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IFD(アイエフディー)注文

「IFD注文」は「IF DONE(イフダン)」の略で、「もし~したら~する」という相場の動きを想定した新規注文の方法。新規注文と同時に決済注文を予約できる。左図は、逆指値を利用して「105円まで上がったら新規で逆指値 買い」と「110円まで上がったら指値売り」のIFD注文の例だが、「100円まで下がったら買い→105円まで反発したら売り」というように、確実に利益を確定したいときにも有効。「○○円まで下がったら売り」(逆指値)といった損失拡大を防ぐための使い方もできる。

サラリーマン投資家必見。予約注文の活用「予約注文」で投資チャンスをつかめ!
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IFO注文(アイエフオー)

「IFO注文」は、ここまで紹介した「OCO注文」と「IFD注文」を組み合わせたもの。要は、「買いの予約」と「2種類の決済注文の予約」ができる注文方法である。 

左図では、「101円まで下がったら新規買い」注文と、この買い注文が成立した場合に「103円まで上がったら利益確定売り」(指値)と「100円まで下がったら売り」(逆指値)という2つの売り注文を同時発注したケースを紹介した。これ以外にも新規の売りや、さまざまな利益拡大、リスクヘッジのための注文に活用することが可能だ。

サラリーマン投資家必見。予約注文の活用「予約注文」で投資チャンスをつかめ!
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