チャートや統計などのデータから、ある法則性を見いだすテクニカル分析。初めは少しとっつきにくいかもしれないが、一つ一つ読み解いていけば、トレードの勝率は確実にアップするはず。ここでは、テクニカル分析の啓蒙者である福島さんが、テクニカルを一から徹底指南!

勝率アップ間違いなし!一から極めるテクニカル分析  (マネックス証券・福島理)
(画像=ネットマネー)

チャートにはトレードのヒントが数多く隠れている

 相場の分析には、「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」の2つがあり、それぞれ役割が異なります。片方だけ使ったり、両方を駆使して相場を読み解くなどさまざまなトレーダーがいますが、私自身は、トレードの勝率を上げるためにはファンダメンタルズとテクニカルの両方が必要と考えています。

 為替の世界でいうファンダメンタルズ分析とは、各国の金融政策や財政政策、経済指標を参考に景気動向を探り、相場の大きな方向性をつかむ手法のこと。これらの変化が市場にどう影響するのかを分析するやり方です。ただ、仮に政策金利が据え置きあるいは引き上げや引き下げとなったからといって、どれだけ市場にインパクトがあり、どれだけ投資家の行動に影響を与えるのか、一般の投資家は読み切れません。むしろ、そのような複雑な研究や分析は経験やリサーチ、膨大な情報収集力を持つプロに任せてしまい、個人投資家は分析結果を頭にインプットしておけばいいのです。

 一方、過去の値動きを示したチャートを使って、そこからトレンドや値動きのパターンを把握し、今後の相場を予想するのがテクニカル分析です。最大の特徴は、再現性が高いこと。チャートは投資家の取引(=投資行動)の結果が集まって形成されたものであり、その時々の投資家心理をビジュアル化したものです。

 過去に似たようなパターンがあれば、将来も同じようなパターンになる可能性が高く、それを実際の取引に応用できるのがテクニカル分析の強み。今は誰もがパソコンやスマートフォンでリアルタイムのチャートを見ることができます。それだけでも相場の状況がわかり、手法を学ぶことで分析の精度を上げることができるのです。為替相場や経済の知識がなくても問題ありません。

勝率アップ間違いなし!一から極めるテクニカル分析  (マネックス証券・福島理)
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テクニカル分析が身につくとトレードの勝率は上がる!

 テクニカル分析には、大きく4つの手法があります。

◆トレンド分析...市場の全体的な方向性(トレンド)を見極める。移動平均線やMACD、一目均衡表など。 ◆オシレーター分析...トレンドの強弱(買われすぎ、売られすぎ)の変化や大きさ、兆候を探る。RSI、ストキャスティクス、RCIなど。 ◆フォーメーション分析...特徴的なチャートパターンから値動きを予想する。ダブルボトム、ダブルトップなど。 ◆ローソク足分析...ローソク足を使った相場予想。複数足分析、酒田五法など。

 最大のメリットは、これらを活用することでトレードの勝率が上がることに加え、リスクも抑えやすくなること。たとえば、トレンド分析で下降トレンドと判明するだけでも、買い増しを踏みとどまったり、損切りできないミスを避けられたりするようになります。ファンダメンタルズ分析だけでは、こうした分析はできません。

 このように、売買のタイミングを見つけたり、トレンドの見極めができるのがテクニカル分析の魅力です。しっかり学べば売買タイミングを逃さないようになり、利益率の向上、損失の縮小、勝率の上昇が期待できます。必ずしもテクニカル分析のパターン通りとはいかなかったり、テクニカルによるサインとは逆方向に動く、いわゆる〝ダマシ〟が出たりするケースはありますが、知っておいて損はないですよ!

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