ここまで紹介したテクニカル指標は、もちろん一つ一つが勝率アップにつながるもの。実は、これらのテクニカル指標にはさらに分析の精度が増す組み合わせがある。ここではMACDとRSIの組み合わせに加えて、移動平均線の一種であるEMAを紹介。テクニカルは勉強すればするほど奥が深くなるのだ。

POINT 1 短期トレードにうってつけ!EMA(指数平滑移動平均線)

 50ページで紹介した移動平均線は、単純に過去の平均値のみで算出するため、相場の実勢よりシグナルが遅れるケースがあります。その弱点を解消するのが、直近の価格に比重を置いた「EMA(指数平滑移動平均線)」。EMAでは、リアルタイムの価格の動きに合わせてゴールデンクロスなどの売買シグナルが出るので、より多くの値幅をキャッチできたり、適切なタイミングで損切りをしたりすることが可能になります。「短期トレードではEMA分析が最強!」と評価する投資家もいるほど、実践的なトレードに向いている指標といえます。

より実践的なテクニカル分析(応用編)
(画像=ネットマネー)

POINT 2 MACDとRSIの組み合わせ

 テクニカル分析は1つの指標だけでもトレードの精度を上げることは可能です。しかし、やはり〝ダマシ〟が出現することもあるので、1つの指標だけで売買するのは不安が残ります。

そこでおすすめしたいのが、「MACD」と「RSI」を組み合わせた分析手法。MACD上でゴールデンクロスが出現し、RSIが30%(あるいは20%)以下であれば、強い買いシグナルと判断することができます。反対に、MACD上でデッドクロスが出現し、RSIが70%(あるいは80%)以上となれば売りシグナルです。

 ここではテクニカル指標の有効な組み合わせのペアとしてMACDとRSIを取り上げましたが、ほかにも移動平均線とRSIを組み合わせたり、日足と週足の両方を見比べたりすれば、さらに勝率アップが実現できるでしょう。

より実践的なテクニカル分析(応用編)
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