ローソク足やトレンドライン、移動平均線の仕組みを覚えたら、次はもう一歩踏み出して中級編にチャレンジ。MACDやボリンジャーバンド、RSI、一目均衡表の4つは投資家からの支持も厚く、覚えておけばもう一段トレード精度を引き上げることができる。この4つをしっかりと押さえれば怖いものなし!?

POINT 1 移動平均線の“いとこ” MACD

 「MACD」は移動平均線の発展形。精度の高い売買シグナルとして、多くの投資家に支持されているテクニカル指標です。基本的には、MACD線とシグナル線の方向と交差でトレンドの転換をうかがうことができます。MACD線がシグナル線を下から上に抜ける「ゴールデンクロス」が強いトレンドへの転換、その反対の「デッドクロス」は弱いトレンドへの転換のサインです。また、ゴールデンクロス後にMACD線が0を超えると本格上昇の兆しとされます。

より実践的なテクニカル分析(応用編)
(画像=ネットマネー)

POINT 2 統計学を応用 ボリンジャーバンド

「ボリンジャーバンド」は、移動平均線を中心に上下2本(あるいは3本)の線で構成されるテクニカル指標です。「価格の99・7%が3本の線に囲まれたバンド内に収まる」という統計学に基づいて描かれていて、これも多くの投資家から支持を得ています。

 価格の動きが乏しいとバンドの幅は狭く、反対に値動きが激しいと幅は広がりますが、バンドの幅が狭まってきたところでプラスマイナス2σ(シグマ)を超えたところが、もちあい相場をブレークするタイミング。また、99・7%がプラスマイナス3σの内側に収まるので、価格がそれをはみ出した時点で買い(売り)ポイントと判断することができるわけです。相場に上下いずれかのトレンドが発生している場合に、プラスマイナス1σから2σなどの間のバンド内で上下を繰り返す「バンドウォーク」も有名です。

より実践的なテクニカル分析(応用編)
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POINT 3 買われすぎ、売られすぎを判断 RSI

 現在の価格水準が〝買われすぎ〟なのか〝売られすぎ〟なのかを判断するテクニカル指標を「オシレーター系」といいます。この「RSI(相対力指数)」は、そのオシレーター系の指標の代表格。特に、相場がボックス圏で推移しているときの的中率が高いため、現在の米ドル/円のようにレンジ内で動いている通貨ペアの分析に向いているかもしれません。その半面、強いトレンドが発生しているときは〝ダマシ〟も少なくないため、活用のタイミングを考える必要があるでしょう。

 RSIは0~100%の間で推移していますが、一般的に70~80%を超えると〝買われすぎ〟、20~30%を下回ると〝売られすぎ〟と判断することができます。ほかに、価格が直近の高値を更新する一方で、RSIが高値更新をしていないケース(逆行現象)では、トレンド反転のサインと読み取ることができます。

より実践的なテクニカル分析(応用編)
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POINT 4 人気は健在!一目均衡表

 昭和初期に日本人の手によって編み出された「一目均衡表」は、いまだに国内外の投資家から幅広い支持を受けているテクニカル指標です。基準線と転換線、2本の先行スパン、遅行線の5本の線から構成され、それぞれの動きや形から相場のトレンドや価格の方向性を推し量ることができます。

 2本の先行スパンの間を「雲」と呼び、分厚い雲の中では価格の値動きが鈍ったり、価格が雲の上にあるか下にあるかで相場の強弱がわかったり、雲の上限や下限が上値抵抗線や下値抵抗線になったりと、一目均衡表だけで実にさまざまな分析ができるのも魅力の一つでしょう。ここでそのすべてを紹介することはできませんが、研究に値する指標と言っていいかもしれません。多くの人が見ている分析手法であれば、それだけ価格もその分析通りに動きやすいということです。

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