VIX指数(恐怖指数)で投資家心理をつかめ

「恐怖指数」という指標をご存じだろうか。正式には「VIX指数」と呼ばれるもので、投資家がマーケットの先行きに対して不安や恐怖を抱いていると高くなる。オカルトっぽく聞こえるかもしれないが、 マーケットは投資家心理の集合体なので、転じて相場全体の温度感を知るのに非常に有用な指数だ。

米国の「S&P500」のオプション取引を元に算出される指数で、このVIX指数の先物を取引する ETF(上場投資信託)もある。 通常は10~20の間で推移しているが、経済危機のような暴落に 直面すると数値が40~50あたりまで上昇する。

VIX(恐怖)指数で投資家心理をつかめ/相場分析なら、ローソク足より平均即
(画像=ネットマネー)

最近では、2020 年3月のコロナショックのときで 80まで跳ね上がった。このVIX指数が高い間は値動きが激しいと考えていい。数値が10あたりまで下がってくれば経済も落ち着 いてきていると考えられる。

逆に、VIX指数の高い期間は大きな値幅を取るチャンス。もちろんリスクを考えたうえでトレー ドする必要はあるが、VIX指数 で世界中の投資家の心理をつかむ ことができれば激しい値動きもうまく乗りこなせるかもしれない。

相場分析なら、ローソク足より平均足

「平均足」はローソク足に比べて、トレンドの方向性を見るのに優れているといえる。たとえば上昇トレンドにあるときでも、ローソク足では陽線と陰線が混在して現れるため、判断が鈍ることがある。

VIX(恐怖)指数で投資家心理をつかめ/相場分析なら、ローソク足より平均即
(画像=ネットマネー)

ところが平均足の陽線と陰線には連続性があり、陽線(陰線)が一 度出ると、次も陽線(陰線)の出る確率が非常に高くなるのだ。 また、連続する陽線の後に陰線が出現した場合には、上昇トレンドから下降トレンドに転換した可能性が大だ。平均足の主な売買サインは以下の通り。

①連続した陽線は買いサイン、連続した陰線は売りサイン、②陽線+上ヒゲは強い買い、陰線+下ヒゲは強い売り、③陽 線 + 下ヒゲ は 買いが弱まる、陰線+上ヒゲは売りが弱まる、④非常に短い実体(平均足の胴体部分)はトレンド反転の前兆など。