近年、SNS上でトレード情報を発信する投資家が増えている。なかには億単位の利益をアピールする自称トレーダーの姿も。彼らの狙いとはいったい? FX事情に精通する3人がその裏側を明かした。

高レバレッジが魅力だけど、 気をつけたい海外FXのワナ

columu おいしい話はそうそうない。FX覆面座談会
(画像=ネットマネー)

編集部A SNSでトレード成績を自慢する人が増えましたね。

トレーダーB トレード履歴を貼り付けてアピールする人がいますけど、あれって本物なんですか?

情報商材屋C  国内FX会社の取引画面をアップしている人は本物の可能性が高い。逆に、海外FXの取引画面は大半が偽物と見ていい。海外業者の多くが利用しているメタトレーダー4(MT4)というトレードソフトは簡単に表示情報をイジることができるんです。 だから「トレード履歴を作ってもいいので、宣伝してもらえまえませんか?」と、フォロワー数の多い投資系ブロガーに営業をかけている海外業者もあります。

B 海外業者は、スプレッドが広いし、出金時に高い手数料を取られるしで、利用するメリットを感じない。高いレバレッジが魅力だと言う人もいますが、実際に出金できるかどうかも怪しい海外FX に大金を預ける気にはなれない。

C  海外FXを利用して大金を稼 いだとアピールしているのは、ファンを誘導してアフィリエイト広告収入を得ようとしているだけ。 海外は「Pipsバック」といって、 トレード枚数に応じて紹介者への報酬が発生するのが一般的。米ドル/円のスプレッドが1.5銭だとしたら、0.5銭をPipsバックとしてもらえたりするんです。10万通貨の取引をしたら5万円の報酬になる。

A 自動売買システム(EA)とセットにして海外FXに誘導する人が多いんですよね。高速で売買するEAを使わせたら、それだけ Pipsバックが増える。あとは、「MAM口座」に誘導するパターンですね。MAMなら複数の口座を連動させることができるので、入 金したお金を簡単に第三者に運用してもらうことができる。SNS上で「儲かった」とアピールしてファンがついたら、「〇〇FXでMAM口座を開けば、僕と同じトレードができますよ」と取り込んでいく。このMAM口座でもPipsバックが発生するから、やりたい放題だ。

C  最後には、海外FXに誘導できた“カモ”をリスト化して、情報商材屋に売ることも可能です。

B  安易にフォローしないように気をつけます......。