国債の格下げで、順調に上がってきた日本株もやや膠着気味。ただ、第3四半期の決算発表では京セラやコマツなど、大幅な増収や上方修正も目立つ。業績しっかりで、さらに材料が出ればどんどん伸びるのだ。今月もそんな銘柄をどうぞ!

イラスト●ナンシー小関 技術・資本財セクターは候補者不 チャート協力●楽天証券

今月の急浮上 日経225入れ替え、春の3銘柄は第一生命、イビデン、安川電機!

4月の新年度入りを機に、日経225採用銘柄のうち三洋電機など3銘柄が経営統合に伴い上場廃止となり、新たな3銘柄が日経225に仲間入りをする。日経平均を算出する日本経済新聞社による正式発表は3月10日ごろと推測されているが、選挙報道に例えると、新規採用銘柄は第一生命保険が「当選確実」、イビデンと安川電機が「当選圏」入りのもよう。

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(画像=ネットマネー)

日経平均に採用されると、日経225連動型のETF(上場投資信託)やインデックス投信が必ず株を買う。個人投資家や証券ディーラーもETFなどに先回りして買いを入れるため、強烈な株高材料になるものだ。そのため、時価総額や累計売買高などの各種データをもとに、証券マンばかりか一部の熱心な個人投資家も銘柄予想を試みている。ただ、最後は日経新聞のサジ加減が働くのか、予想的中を続けた証券会社はない。

金融セクターでは、住友信託銀行が中央三井トラスト・ホールディングスを事実上吸収する。空席に入るのは昨年4月に東証1部に直接上場したばかりの第一生命が濃厚だ。非上場の日本生命保険に次ぐ国内2位の“スーパー生保”だけに、文句はつきにくいだろう。また、パナソニックによるパナソニック電工と三洋電機の完全子会社化に伴い、技術・資本財セクターにも2つの空きができる。ここには安川電機とイビデンという老舗2社が収まりそうだ。

気になるのは次点銘柄。これは秋の定例入れ替え候補でもある。金融セクターでは、オリックスが何度も候補として挙がってきた。サブプライム・ショックの直後は大幅減益に見舞われたものの、決算は黒字を維持。規模や知名度、売買高などの点でも見劣りしない。有力候補のひとつだった消費者金融大手が経営難に見舞われていることもあり、次に金融セクターに空席ができた場合、オリックスに白羽の矢が立ちそうだ。

技術・資本財セクターは候補者不足。エルピーダメモリや長谷工コーポレーションが活発に売買されているが、金融支援を受ける必要があるほど経営が不安定なため、株価がよく動く傾向が強く、少々難アリかも。昨秋は定例入れ替えが見送られたが、売買高の少ない東京ドームの除外観測が根強い。東京ドームの売買高が減ると、オリックス採用の可能性が高まる。(植草まさし)

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