今月の絶好調すき家のゼンショー、海外出店拡大で年商倍増計画!

牛丼を中心としたファストフード業界では低価格競争が続いている。消費者にはうれしい半面、利益を削った消耗戦になりかねないため、株主にとって値下げは不安のタネだ。この不安にゼンショーは明確な解決策を提示している。海外事業の本格育成で、成長を続けようというのだ。

今月の絶好調すき家のゼンショー、海外出店拡大で年商倍増計画!
(画像=ネットマネー)

ゼンショーは牛丼チェーン「すき家」を全国展開。男性一人客中心の牛丼店の営業スタイルを改め、女性や家族客を呼び込むなどして業績拡大に成功した。会社計画通りなら2011年3月期の売上高は3685億円と、あの日本マクドナルド(同期予想3623億円)を抜いて、外食業界全体でトップになりそうだ。

ゼンショーは現在14店ある中国店舗を140店に拡大する予定で、将来は8000億円規模に育て上げる戦略を持っている。今後も海外展開に加え、M&Aを交えながら、規模の拡大を推し進めていくことだろう。業績は順調に伸びており、配当も2006年3月期の6円から11円→12円→14円(今期予定)と2倍以上の増加だ。唯一の死角があるとすれば、自己資本だろうか。自己資本比率は14%台にとどまり、有利子負債は1441億円と、195億円ある利益剰余金を軽く上回る。成長ステージにある企業には珍しくない財務構成ではあるが、負債の動向には注意したい。(伊地知慶介)

今月のニッチな存在 株価とともに路線網拡大、スカイマークが国際線に本格参入!

規制緩和で台頭してきたスカイマーク。2014年度の欧米向け路線参入に加え、アジアへの新規路線構想など成長材料がめじろ押しだ。

スカイマークは昨年、超大型のエアバスA380の購入を発表。その直後に株価下落に見舞われたが、ほどなく値を戻した経緯がある。そんな投資家の右往左往をよそに、新規路線の就航に向けて着々と布石を打っているようだ。

航空業界全体を見渡すと、国内では日本航空(JAL)が脱落し、政府管理下で経営再建中。全日本空輸(ANA)も高コスト体質の脱却に血眼で、今期は3期ぶりの黒字浮上がやっとの状態である。海外では、アジアを中心とする低価格航空会社(LLC=ローコストキャリア)が台頭しているが、日本政府の規制が厳しく、日本での路線展開はなかなか進まない。新興のスカイマークは、JAL、ANA、海外LLCのすき間を見つけて、路線網の拡大を図っているわけだ。(木島 隆)

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今月の大物買い ジム・ロジャーズ、ハローキティ保有!?子育て関連株に新規買いの可能性

1月下旬、世界的に著名なジム・ロジャーズ氏が来日した。ジョージ・ソロス氏と共同で「クォンタム・ファンド」を運用していた伝説の投資家である。ここ数年は、新興国や商品市況への積極投資で成功してきた。そのサビつくことを知らない相場観に対し、世界中の投資家が羨望のまなざしを向けている。そんなジム・ロジャーズ氏が、東京で人数限定のセミナーを開催。「日本株をどう見ているのか?」、これは誰もが尋ねてみたいところだ。

その答え―〝アジアの中の日本〞として見直しているという。日本の株価指数への投資を含め、個別銘柄の購入も検討しているらしい。安値圏にあり、中国の恩恵を受ける点に着目しているようだ。また、人口減少が止まらない日本に必要なのは「子作り」と説き、日本の子育て関連株に注目しているとほのめかした。ちなみに、現在ジム・ロジャーズが保有しているのは、ハローキティのサンリオだけとのことだが......。(真行寺知也)

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はみだしピタピタ

その4●インヴィンシブル投資法人(8963)の噂。昨年11月に続いて、今年1月に財務担当部長がまた退職してしまった。ちなみに、同じく昨年9月28日には資金繰り不安が解消できないとして「継続企業の前提に疑義」が付いたばかり。金融機関との交渉やスポンサーの新規開拓など財務担当者の仕事は山積みで、本来なら辞めるに辞められないはず。このため財務担当幹部の退職は不安を呼びやすい。資金調達交渉が順調に進んでいればいいのだが......。

MONTHLY 怪情報&兜町の噂 株ピタッBLACK

「一運、二金、三度胸」を持つ大人向けR指定!?コーナー。ここでは思惑株、裏ネタなどハイリスクな情報を凝縮した。兜町をさまよう黒い噂、その真相は...。株ビギナーと心臓の悪い人は読まないでね!

今月の増資の噂 プロミス、増資して三井住友が子会社化

消費者金融大手のプロミスを三井住友銀行が完全子会社化するとの観測が出ている。三井住友は、プロミス株の約20%を持つ筆頭株主。おかげで武富士が昨年倒産した際も、プロミスの株価は下がっても経営不安説には発展しなかった。

しかし、過払い利息返還や融資条件の厳格化など、消費者金融が冬の時代であることに変わりはない。プロミスも資本の目減りが著しく、三井住友の手を借りない再建は考えられない。一方、三井住友もプロミスを支える方針を明らかにしている。

プロミス支援には2つの手法が考えられる。最も可能性が高いのは第三者割当増資だろう。プロミスの新株を三井住友が引き受ける形だが、この方式だと株式の大量発行は免れず、株価は一時的に大きく値を崩しそうだ。

ところがTOB(株式公開買い付け)で全株取得となれば、第三者割当とは逆に、株価は上昇しやすい。買収価格は時価の3割アップが相場といわれる。

プロミスの2011年3月期決算発表は5月前半が予想される。増資ならカラ売り、完全子会社化なら全力で〝買い〞なのだが......。

今月の上場廃止前 DPGHD、新規借り入れをめぐって乱高下。金策が株価材料に

DPGホールディングスは、IT企業から中華料理の宅配会社への大胆な業態転換を狙っている。新規借り入れのメドがついたと発表したとたんに株価が上昇したものの、融資元の都合で借り入れができなくなったと発表すると株価は再び下落していった。意地悪な見方をすれば、まるで誰かに売り場を作って上げたかに解釈できなくもない。今年末までに債務超過を解消できなければ上場廃止が待っている。今後も金策が重要な株価材料になりそうだ。

今月の介入の噂 ホントかウソか...丹青社、伝説の相場師K氏の関連筋が介入?

11月から丹青社の株価が上昇している。伝説の相場師K氏の周辺人物が買っているとの噂アリ。1月から株価が崩れだしたが、もしもK氏関連がご本尊なら、投げ売りが一巡したところで再び仕掛けてくる可能性も!?

今月の絶好調すき家のゼンショー、海外出店拡大で年商倍増計画!
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##若林史江の単株ゼミナール 今月注目! 株の言葉「自社株買い」2

今月の絶好調すき家のゼンショー、海外出店拡大で年商倍増計画!
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そろそろ、楽しい「配当」の季節♪ 前回、企業が行なう株主還元策のうち、配当と並ぶのが「自社株買い」であるというお話をしましたが、今回はその続きです♪

自社株買いとは、企業が過去に発行した株式を市場で買い取ることですが、実は買い取った後の扱いは2種類あります。①「金庫株」として保有する。②「消却」して文字通りなかったもの(消したもの)として扱う。

金庫株は株式をそのまま保有しているということですから「意味ないじゃん!」と思うかもしれませんが、計算上はないものとして扱われるため、「消却」と同様、1株当たり利益の向上につながることは間違いありません。しかし将来、株式交換などによるM&A(企業の合併・買収)や現金を中心にした企業買収、売却、増資といった形で、いつ市場に戻ってくるかわかりません。一時的に1株当たり利益が向上したとしても、“再放出”されたら投資家としては悲しいですよね?

実は、自社株買いは従来、株式消却やストックオプションの目的としてのみに制限されていました。それが2001年10月の商法改正により、目的を定めずに自社株買いが行われるようになったんです。もちろん金庫株として保有することも可能になりました。さらに2003年9月の商法改正で、定款変更をすれば取締役会の決定のみで、一定の財源の範囲内で自社株買いができるようになったことも、現在は自社株買いの活況につながっているようです。ようです。取締役会の決定だけでいいのなら、フットワークが軽くなりますよね。

それにしても、よく考えてみれば、実施されるときは金庫株も消却も「1株当たりの利益がUPします」という意味、アナウンスメント効果を持っていますが、出口がまったく違います。どちらが本当の「株主還元」なのでしょうね。現在、自社株買いを発表する企業の9割は「金庫株」。最近では、日産化学工業や東武ストアなどが消却目的の自社株買いを実施していますが、今後の展開に注目です。

はみだしピタピタ

その5●クレスト・インベストメンツ(2318)は旧・中小企業投資機構だが、元・ビービーネットと言ったほうがわかりやすいかもしれない。資金を借りていた日本振興銀行が経営破綻し、資金調達ルートの確保に不安が出ていた。振興銀の借入返済期限は1月末だったが、当座貸越契約の延長を取り付けた。ただし、期限は2月28日までと1カ月延びただけ。その後の金策が気になるところだ。