中国でオートマ車が日本並みに増えれば、アイシン精機の売上高も3倍に!

アイシン精機といえば、トヨタ系部品メーカーの中心的存在で、AT(自動変速機)では技術でも販売量でも世界トップ。特に中国向けは、自動車販売台数の伸びを超える売り上げ急増を見込めそう。

アイシン製はトヨタのほか、スズキ、三菱自動車、ドイツのフォルクスワーゲンなど内外の大手自動車メーカーでも大人気。足元の非トヨタ売上高は総売上高の3分の1を超えたもようだ。

注目は新興国でのアイシンだけの急成長シナリオ。中国では自動車が普及してきたが、大半は装置が簡単で安価なマニュアル車で、オートマ車は3割ほど。今後、日本並みにオートマ車が9割を超えると、自動車販売が横ばいでも対中売上高は3倍に膨らむ余地ができる。 (東 亮)

河合ウォッチャー達徳の そのとき株は動いた!

今月の水面下 息の長いテーマ登場!チタン株急騰の陰の主役は海水淡水化プラント
(画像=ネットマネー)

●かわい・たつのり カブドットコム証券チーフストラテジスト。全マネー誌対象の『月刊宝島』による「年間アナリストランキング」で2006年1位、2007年2位、2009年上半期2位。相場診断力と銘柄選定力は抜群!

日本M&Aセンターの株価は、昨年9月を底に一貫して下値切り上げ型で推移している。2月21日の高値51万9000円まで、底値から約5カ月で2倍超まで上げた。特に2月3日を起点とした約2週間で4割高の急騰ピッチはややスピード違反の感もあった。ただ、リビア・ショックがある意味で株価のよい冷や水になったともいえるだろう。

同社は、M&A(企業の合併・買収)の仲介を専業とするコンサルティング企業。特に中小企業からの受託をベースに地方金融機関や会計事務所などとのアライアンス(提携)戦略にたけており、今期は上場企業からのM&A仲介受託が堅調なもよう。加えて、中小企業向けには後継者難に応える案件を数多く獲得することで収益の伸びにつなげている。

同社には景気拡大期でも停滞期でも収益ラインが獲得できるという独特の特徴がありそうだ。たとえば、景気拡大期は企業が業容拡大を模索することからM&A戦略をとりやすい。そして、景気停滞期にもやはり生き残りを模索したM&Aが検討されることになる。

同社はファンダメンタルズ面でもすこぶる堅調であり、今期予想は有価証券売却益の計上により最終利益は大幅な伸びを示す。売上高で35%増、経常利益は56%増が予想され、続く来期は同12%増収・19%経常増益が見込まれる。今期は2009年3月期のピーク利益を2期ぶりに更新し、今期・来期はさらに上回るだろう。

今月の独り勝ち
(画像=ネットマネー)

今月の青い目 オリンパス、市光工業などの外国人社長の就任は株高スタートのサイン!

業績の下方修正と社長交代、この2つの材料が同時に出れば、株価はネガティブな反応を示すのが一般的だろう。しかし、2月14 日に一時132円高の2585円と急伸したオリンパスは違った。その背景にあったのが、英国人新社長マイケル・ウッドフォード氏への交代だ。

ウッドフォード氏は、オリンパスのコアである医療事業で20年の経験を持つほか、出身地域の欧州だけでなく米州担当も経験済み。カメラ事業出身の菊川現社長とは趣が異なる会社のオペレーションに期待が高まっている。発表を材料に急騰した2月14日の翌日は反落したものの、決算発表後にクレディ・スイス証券が投資判断「強気」の継続を発表。野村証券はレーティング「中立」を継続しつつ、目標株価を2150円から2600円に引き上げるなど、アナリストの受けもよかったようだ。

外国人社長というと、日産自動車のカルロス・ゴーン氏とソニーのハワード・ストリンガー氏があまりにも有名だが、こうした外国人トップの就任は株高につながるケースが多い。たとえば、資本業務提携先であるフランスのヴァレオ出身のアリ・オードバディ社長が就任した市光工業は、昨年10月の就任から株価はほぼ倍増、米国デュポン元上席副社長から転身した日本板硝子のクレイグ・ネイラー社長のケースでも発表後に株価は上昇している。その背景には日本人特有のしがらみにとらわれない改革とグローバル化進展への期待があるのだろう。(大庭貴明)

今月の独り勝ち
(画像=ネットマネーショット 2020-11-15 11.21.28.png)

今月の噴火目前株3連発! 1エヌ・ピー・シー(東証マザーズ・6255)

太陽電池関連として、一時期一世を風靡(ふうび)した銘柄。株価はさえない動きだが、ここに来てノルウェー銀行による大量保有が判明!オイルマネーを連想させる中核的投資家だが、ここが同社の将来性に期待して買ったとも読める。ノルウェー銀行の平均買い単価2080円近辺が、まずは上値目標に。

今月の噴火目前株3連発! 2シノケングループ(ジャスダック・8909)

投資用マンションの販売計画を慎重に設定しており、今期は余裕含みの業績予想の様子。期初計画ベースで予想PER(株価収益率)3倍台の株価水準は割安といえるだろう。また、中国の投資家向けの不動産販売にも積極的で、不動産視察ツアーが話題になる可能性も!

今月の噴火目前株3連発! 3トランザクション(ジャスダック・7818)

企業からの販促雑貨のオーダーメード受注が主力。一部の市場筋の間では、ビッグネームから商材を大型受注したとの噂も。昨年10月上場で知名度が低いこともあり、潜在的な上昇力は大きそう。予想PERは5倍台と、発射台が低いことも妙味。

はみだしピタピタ

その3●NEC(6701)が、出資先であるアンリツ(6754)の株式を大和証券系の投資会社に売却した。親子上場解消のため、子会社買収が大流行だが、肝心の親会社にキャッシュがない場合は株式を売却することになる。今後、NECだけでなく、富士通や東芝など電機大手の出資先企業のうち、出資比率の小さい企業は全株買収ではなく、株式を売って現金化していくことになりそうだ。