プロに増収増益の呼び声いっぱい!冷房温度の上昇でゼットンも上昇

ゼットンは愛知県や東京・横浜などでビアガーデンなどを展開している会社。集客タイムである夜間の計画停電で業績悪化が危ぶまれたが、政府は計画停電中止と併せて昼間の冷房設定の原則温度の引き上げを発表した。仕事帰りに冷たいビールを飲む客が最も増えるパターンであり、ゼットンには追い風となりそう。

2011年2月期は営業利益が黒字に転換。2012年3月期の業績予想は非公表としたが、証券会社の投資情報担当者らの間では増収増益の呼び声が高い。当面は配当よりも積極出店による企業価値増大で株主に報いていく方針のようだ。ちなみにこの銘柄は名証のセントレックス上場という超マイナー株。売買高が少なく値動きも大きいのでチャート分析はアテにならない。 (東 亮)

今月の地下でケータイ 携帯基地局設置増へ、大阪地下鉄も動く!アルチザ、協和エクシオ…

東日本大震災を契機に、再び携帯電話のインフラ整備が注目度を高めている。現状では東北地域で被害を受けた基地局の復旧が急ピッチで進展しているが、震災直後の安否確認ツールとして携帯電話が利用されたのは周知のところである。

東日本大震災で個人として、また、会社として多額の義援金を提供したのがソフトバンクモバイルを展開する孫社長だが、その孫社長が今年に入り精力的に動いていたのが地下鉄などの地下空間における携帯電話基地局の増設問題だ。

まず今年1月に孫社長は東京都庁を訪問し、都営地下鉄の車両内、走行中の通信環境改善への協力を求め、猪瀬直樹副知事から全面的な支援の約束を取り付けた。東京都が47%の株式を保有する東京メトロにも協力を要請する予定だという。

これに続いて、孫社長は2月に大阪市の平松邦夫市長を訪問し、同様の協力を要請した。その結果、2011年度中の設置を目指すとの合意に成功している。ソフトバンクやNTTドコモ、KDDI、協和エクシオ、日本無線など17社で構成する社団法人「移動通信基盤整備協会」を通して、通信事業者がアンテナ設置費用を負担する計画だ。災害時に地下で連絡できないことはリスクが大きく、今後、地方都市の地下鉄を含めた地下空間での携帯電話基地局の増設が加速していくだろう。通信工事および基地局関連銘柄は、やや人気の圏外に置かれてきた分、ここからは出遅れ感が相場妙味を刺激する。 (大庭貴明)

マイナーだけど追い風
(画像=ネットマネー)

河合ウオッチャー達憲の そのとき株は動いた!

マイナーだけど追い風
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●かわい・たつのり カブドットコム証券チーフストラテジスト。全マネー誌対象の『月刊宝島』による「年間アナリストランキング」で2006年1位、2007年2位、2009年上半期2位。相場診断力と銘柄選定力は抜群!

今月の注目はコーナン商事。ポイントは東海以西にチェーン展開しているため大震災の影響が軽微で、利益が堅調な予想である点。下ブレリスクも低い。PER(株価収益率)6倍程度と超割安な水準だ。   関西を中心にホームセンター230店舗を展開している。西は九州から東は東海まで拡大していて、主力の大阪には73店舗がある。今回の大震災の店舗への直接被害はなかったが、相場全体の下落にツレ安。震災以前の株価から2割前後の下落を余儀なくされたもののわずか3週間ほどで元に戻った。4月12日に2011年2月期決算が発表されてから、さらに急伸している。震災後の大底値から計測すると54%の上昇率だ。

業績面も好調そのもの。2011年2月期の経常利益の伸びが急激だったので、利益のハードルは高くなっているが、2012年2月期も経常11%増益と2ケタの伸びが予想される。特に海外直輸入のPB(プライベート・ブランド)商品の比率が拡大し、利益率が高まっていることも評価できる。このところの中期的な円高局面も、輸入コストに対してプラスに作用する。

今期PER6.0倍と超割安に位置している理由は、PB商品の拡充で売上高経常利益率が上がったため。目標株価は、リーマンショック直前の1500円が第1段階、次にリーマン・ショック前の高値2030円(2007年12月)が中期的な目安だ。

マイナーだけど追い風
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今月の噴火目前株3連発! 1 井関農機(東1・6310)

農地の大規模化は重要な国策。穀物相場の上昇を背景に、農業が一大テーマとして脚光を浴びそうだ。関連は農薬、農機を手がける銘柄だが、なかでも井関農機に注目! 世界的に著名な投資家が買っているとの噂もある。低PBR(株価純資産倍率)の低位株であり、短期筋の買いも巻き込む?

今月の噴火目前株3連発! 2 コーナン商事(東1・7516)

震災後に需要が高まった防災グッズ、水などが飛ぶように売れている様子。利益率が高いPB商品の比率を高めたことで、増収効果に採算改善も加わった。関西が地盤で円高メリットもあり、ホームセンター業界で断トツの割安感など買い手がかりも充実。

今月の噴火目前株3連発! 3 サムシングHD(ジャスダック・1408)

住宅用地の地盤検査や改良が主力事業。マーケットでの知名度はかなり低いが、震災による液状化地域の損傷建物の修復で受注が激増しているようだ。上場企業の中で「同社しか直せない部分もある」ともいわれ、ファンド系の買い観測も浮上しているもよう。吹くと早い銘柄だ。

はみだしピタピタ

その3●業績好調なサンリオ(8136)が、欧米でのキャラクタービジネス拡大に向けて準備中との観測が浮上。少子化という逆風を海外展開の拡大で克服してきた同社は、今後も海外重視路線に変わりはないとみられる。欧米企業といっても自社キャラクター製品の販売ライセンス供与など部分的なものにとどまるのか、それとも資本面まで踏み込むのか……。孤高を保っていたサンリオだけに、資本提携となれば業態一変の可能性も。