「一運、二金、三度胸」を持つ大人向けR指定!?コーナー。ここでは思惑株、裏ネタなどハイリスクな情報を凝縮した。兜町をさまよう黒い噂、その真相は…。株ビギナーと心配性の人は読まないでね!

今月の「買収か売却か」 ペンタックス買収、大幅リストラ…リコーの未来はなかなか不透明

リコーはHOYAからデジタルカメラの「ペンタックス」事業を買収する一方、1万人規模の大幅リストラに乗り出した。本業は好調そのもので、今4〜6月期は最高益を更新しており、会社側が強気になって増資に動くとの観測も出ている。

リコーもHOYAも優良企業ではあるが、デジカメ分野では12位と11位にすぎず、ニコンなどトップ集団の背中を遠くから追う位置。統合後も業界8位にとどまり、競争力強化には程遠い。

HOYAはペンタックス事業を3年半前に買収しながら、あっさり手放してしまった。一説には、韓国のサムスンに売却を持ちかけたが、買収価格の折り合いがつかなかったという。リコーは新興国向けを中心にデジカメ事業の育成を掲げるが、会社全体としては今後3年でグループ人員を1万人を削減する大リストラで効率経営化を徹底する方針。このため、ペンタックス買収の成果が出なかった場合は、デジカメ事業ごと売りに出されることもありそうだ。

今月の「ある意味懐かしい」 モルフォに以前、リキッドオーディオの取締役…って古傷がうずく人、いる?

東証マザーズに新規上場したモルフォは、デジタル画像技術に特化したハイテクベンチャー企業。上場3日目で公開価格の3倍まで上昇し、久々に好調だった。

ただ、この会社に以前、マザーズ上場第1号で不祥事が続いたリキッドオーディオ・ジャパン(上場廃止)の取締役が在籍したとか。当然、上場審査をパスしたので何の問題もないが、リキッド株で痛い目に遭った投資家は古傷がうずいて手を出せないかも。

今月の「公募割れ狙い」 ロックアップ条項ナシで期間限定安。ラクオリア創薬はい〜んじゃない!?

新規上場企業が公開価格を下回るケースでは、売り物が出るのは上場直後だけで、上場1カ月ほどで公開価格を回復するケースが多い。上場後一定期間の株式売却を制限する「ロックアップ条項」を付けない企業が多く、上場前から株主だった投資ファンドが上場日に一斉に売るために期間限定の安値が出現する。7月上場で公開価格割れスタートのラクオリア創薬(4579)が買いかも?

若林史江の株単ゼミナール 今月注目!株の言葉 ETN

今月の復活劇
(画像=ネットマネー)

日本の金融市場は世界に後れを取っているといわれて久しいですが、「ETN」もそのひとつ。欧米では活発に取引されている金融商品ですが、8月23日に日本初のETNが東京証券取引所に上場との報道があったのでチェック!

ETNはExchange Traded Noteの略で、「上場投資証券」「指標連動証券」と訳されます。略語のスペルが似ている、ご存じ「ETF(ExchangeTraded Fund=上場投資信託)」にとても近い商品です。ETFは株を買うのと同じように取引所を介して買える投信ですね。通常の投信の基準価額は1日に1回しか公表されませんが、ETFはリアルタイムの価格で取引可能。売買コストが安いのも魅力です。

さて、ETFとETNのスペルを見比べると、FundとNoteの部分が違います。Fundは投信、Noteは債券です。債券というとBondというイメージですが、簡単に説明するとBondは償還期限が10年以上の債券、Noteは10年未満の債券。つまり、ETNは上場している債券なのですが、債券といっても国債や社債ではなく、「株価指数や商品価格に価格が連動する債券」なんです。「株価指数や商品価格に連動するなら、ETFと同じじゃん!」というツッコミが入りそうですが、そこがミソ。投信であるETFは、価格を連動させるために「現物資産」を保有します。たとえば、TOPIX(東証株価指数)に連動させるETFなら、東証1部銘柄を保有します。一方、ETNは金融機関が自分の信用力をベースに価格の連動を保証する債券なので、現物保有ナシでOK。このため、投資規制のある新興国の株式や希少資源、いつかは腐ってしまう農産物にだって価格を連動させられます。つまり、商品設計の自由度が高いということなんです。

注意点は、債券を発行する金融機関の信用リスク。金融機関が倒産したりすると、価格が暴落したり、価値がゼロになることも……。

とはいえ、有望な新興国や注目資源にリアルタイムで投資できるようのはうれしいですね♪

はみだしピタピタ

その5●思惑先行銘柄のルック(8029)が久々に動意づいてきた。鬼怒川ゴム工業を1年以上かけて盛り上げてきた投資グループによる介入の噂も出ており、この手の銘柄が好きな証券マンは大喜び。鬼怒川ゴムは売り方を買い戻しに追い込む形で、買い方優位の展開。利食い売りで得た資金がルックに流れ込めば、今度はルックが急騰する番。まるで誰かが作ったような右肩上がりチャートになってくるかも。