米国の経済状況悪化、世界的な景気減速への警戒感は根強く、日経平均は9000円を割ったままだ。値上がり銘柄数は900、値下がり銘柄数は1000といった軟調な展開が続いている。そんな中、買える材料株は…。

イラスト●ナンシー小関 チャート協力●楽天証券

今月の「水面下」 マフラーは夏に買え。猛暑の次は厳冬株の2段上げを狙う!

今年は原発停止が相次ぎ、全国的に節電ムードが広がった。一方で、猛暑に見舞われ、クールビズ関連商品の好調が小売業を中心に売上高を押し上げた。今冬も電力不足が続くことは避けられないため、寒い冬を工夫で乗り切る「ウォームビズ」関連株に今のうちから注目したい。

今夏は、暑さ対策としてカジュアル衣料品やスポーツドリンクなどの売れ行きが伸びたほか、クーラーより消費電力の少ない扇風機などの家電類も出荷が増えた。冬は企業や公共施設を中心に暖房の設定温度が引き下げられるため、寒さ対策がキーワードになる。

真っ先に思い浮かぶのは衣料だろう。単純に「寒いから1枚多く着る」が普及するだけでも、業界全体に与えるプラス効果は大きい。冬物は夏物に比べて単価が高いので、売り上げ点数増はすぐに販売高増に結びつくのである。

郊外量販店もデパートも夏前から冬物商戦の準備を進めており、肌着からセーター、コートまで衣類全般で売り上げアップが期待できる。寝具や防寒靴、使い捨てカイロ、温まる入浴剤など日用品全般でも需要が拡大しそうだ。

家庭もさることながら、節電の主戦場は企業や公共施設。大規模事業者には罰則付きの節電目標が割り当てられるためである。クーラーの設定温度が高く、蒸し暑かった場所が、冬には一転して昨年よりも寒くなる可能性が高い。

建物では冷たい外気に接する窓ガラスから熱が奪われるので、熱を逃がさない工夫が求められる。断熱ガラスに入れ替えるより、手っ取り早くて低コストなカーテンやブラインドが好まれるだろう。

長期的には、熱源を電気からガスに切り替える動きが続くと予想される。東京ガスや大阪ガスなどガス業者の販売量増加が見込まれるほか、実際にガス販売量が増えれば、関東天然瓦斯開発のような国産ガス田の保有会社にも物色の手が伸びる展開もありそうだ。

肝心の株価だが、クールビズ関連と同じように何段階かに分けて上昇することになるだろう。「期待で値上がり」の後は“冬季入り”で買われ、さらに気温低下が進めばもう一段の上昇というわけだ。麦わら帽子は夏に買えというが、いま買うなら断然、マフラー! (植草まさし)

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