復興関連の大穴発見、耐火レンガのヨータイがカタイ

東日本大震災から半年が経過。理想買いで上げた復興関連株は利益拡大という“現実”に選別されつつある。耐火レンガのヨータイは知名度こそ低いが、業績拡大のシナリオが見通しやすく、復興関連の大穴株になりそうだ。

ヨータイは住友大阪セメント系。高炉や電炉向けのほか、ゴミ焼却炉やセメント製造炉向けにも耐火レンガを製造している。被災地のゴミ処理需要の高まりや、被災地再建に伴うセメント増産はそのまま株高材料になる。もともと震災前は高炉向け需要の好調から、最高益達成が確実視されていた。しかも、中国工場が今年から収益に貢献し、さらに拡充の方向にある。復興需要分を除いて考えても、好業績を期待して手堅く投資できる企業だ。 (森田陽二郎)

今月の思惑株米ヘッジファンドとカリスマ思惑筋がタッグ!?ルック大量報告のワケ

市場通、材料株ファンならばルックという銘柄名を耳にすれば、誰もが旧誠備グループ、新しい風の会、泰山と過去の相場で名をはせたカリスマ相場師K氏を思い浮かべるだろう。そのK氏が“兜町で復活!?”という噂が出ているさなか、ルックの大量保有報告(5%ルール)が明らかになった(8月15日)。米国の大手ヘッジファンドのルネッサンス・テクノロジーズ・エルエルシーが突然、新規にルックの発行済み株式数の6・98%を取得したと発表したのである。

このルネッサンス、実は由緒正しい(?)ヘッジファンドのようだ。数学教授に就いていた経歴を持つ著名な数学者ジェームズ・シモンズ氏によって1982年に創業。数理的に解析されたモデルで短期売買を繰り返す運用手法に特徴がある。「超高速取引の先駆け」といえる存在だ。

ルックは大量保有報告が明らかとなった直後に急騰。このヘッジファンドが買っているのはルックだけではない。2009年1月にダイワボウホールディングス、翌年の1月に鬼怒川ゴム工業、4月にJUKI、黒崎播磨、7月にOKKの保有を発表している。しかし、いずれも保有は短期で、発表当日中や2営業日後に直ちに売却するなど、突然出てすぐに消えるというパターンを繰り返している。

注目は、ルネッサンスが大量保有した銘柄がいずれも「K氏」関連銘柄としてマーケットで噂された銘柄とかぶること。たまたまなのか、連動しているのか? (大庭貴明)

今月の地味株
(画像=ネットマネー)

河合ウオッチャー達憲の そのとき株は動いた!

今月の地味株
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●かわい・たつのり カブドットコム証券チーフストラテジスト。『夕刊フジ』と『ネットマネー』共同企画の、推奨銘柄の上昇力を競う「株-1グランプリ」第1回で、みごと優勝。相場診断力と銘柄選定力は抜群!

テンポスバスターズは、飲食店向けの中古厨房機器販売を主力とする景気ディフェンシブ型の企業だ。中古厨房機器市場は、産業景気が逆風の中でも強い成長力を見せており、同社の業績は今期も過去最高益更新が予想されている。

東日本大震災によって東北2店舗が被害を受けたことで、株価は一時2万8100円まで下落したものの、わずか立ち会い4日で震災日の終値までリバウンドした。その後、約3カ月半にわたって膠着状態が続いたが、6月の決算発表では今期の増収増益見通しを発表し、これを受けて株価は急伸体制に入った。結果的に6万8800円まで上昇し、それまでの膠着相場の中心価格帯である4万円からは約7割高を演じることとなった。また、8月のマーケット軟調のさなかにも逆行高を演じている。

ファンダメンタルズの良好さは、先の決算発表時の予想が物語っている。これまでも連続最高益更新を達成しており、今期は売上高27%増、経常利益14%増、最終利益は30%増が見込まれている。

厨房機器の販売は、前期に引き続き今期も拡大傾向。需要の高い中古品の品ぞろえを強化することで、飲食店の開店に向けたアドバイス業務にも力を入れ、増収増益を図るもようだ。

上半期決算が計画通りの着地となることを想定し、目標株価は年内までに年初来高値を超える7万円オーバーとしたい。

今月の地味株
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今月の噴火直前株 3連発!1 鹿島(東証1部・1812)

震災復興での活躍が期待されるゼネコンだが、なかでも鹿島は大型受注ラッシュの公算。宮城・石巻のガレキ処理を受注したが、受注高は1000億円に上るとの試算も。復興計画が進み始め、ほかの地域からも期初は織り込めなかった受注が続く見通しで、来期以降の業績をも押し上げる。

今月の噴火直前株 3連発!2 ガンホー・オンライン・エンターテイメント(ジャスダック・3765)

グリー、カプコンなどゲーム株の一角が大相場を作る中、出遅れ感が強いのが『ラグナロク』で知られる同社。パソコン向けのほか、スマートフォンにも対応しており、課金収入は堅調だ。上場時の84億円の有利子負債も5年でほぼ完済。中小型ファンドを含めた買いに期待大!

今月の噴火直前株 3連発!3 セルシス(東証2部・3829)

「東証2部に上場し、1年経過すると東証1部に昇格する法則」―これが都市伝説のように広がっている。昨年5社、今年はすでに5社で、その確率は6割以上! 次の候補は11月4日に1年が経過する同社で、10月に入って承認発表が?

はみだしピタピタ

その3●メディアクリエイト(2451)の2位株主であるカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が、保有するメディアクリエイト株(発行済株式数の9・25%)を売却する。それにより資本関係のなかった光通信が3・42%分を保有する4位株主に急浮上する。光通信の保有比率は少ないが、ビジネス上は光通信の影響力が強まるのは必至。光通信の営業ノウハウを取り入れることで、メディアクリエイトの業績が一変する可能性がある。