データ通信量の増大で大忙しのネットワンは、さらなる増配か

ネットワンシステムズはネットワーク専業の最大手。大規模案件を得意とし、電話会社の投資増大で業績も拡大しそうだ。

たとえばNTTドコモでは、スマートフォンの普及などからデータ通信量が毎年2倍近いペースで増大し、ネットワーク増強は最優先課題になっている。さらに、大量のデータ送受信を処理できる新通信方式LTEの拡大、クラウド化、地上波デジタル化で空いたアナログ周波数の利用 など、ネットワーク業者のビジネス拡大につながる材料が次々と訪れる。

ネットワンシステムズは配当性向30%を目標にしている。会社予想では、2012年3月期の配当は3200円(前期2200円)だが、前期の好調が続けば4000円程度までの上積みが可能だ。 (伊地知慶介)

今月のテイクオフ ただ今、上場準備中!成田にスターフライヤー、航空関連がおもしろい

震災復興のための財源探しで政府保有株の放出が論議されている。JT、日本郵政、東京メトロなどがその対象とされてマスコミに取り上げられているが、法律改正などの越えなくてはならないハードルが多すぎる。そんな中、すでに政府が株式を100%保有して、株式の上場準備に入れる銘柄がある。それは「成田国際空港」。国土交通大臣と財務大臣で株式を保有している。

成田国際空港のホームページにはすでに「IR情報」のコーナーが設置され、組織的には「株式公開準備室」まで設置されている。成長株とは捉えにくいため、派手なIPO(新規株式公開)人気のシナリオは描けそうもないが、高配当政策を経営課題とする可能性は高い。実は、この成田国際空港とは別に上場が接近しているといわれる“空”関連の銘柄もある。福岡県北九州市小倉南区の北九州空港に本拠を置く民間航空会社のスターフライヤーだ。

羽田―北九州、羽田―福岡、羽田―関空の路線を主力路線に持ち、2012年7月には同社初の国際線となる北九州―釜山線(1日2往復)が就航予定である。

こちらの株主はTOTO、安川電機、九州電力、日産自動車、全日本空輸、鈴与、新日本製鉄、西日本鉄道、第一交通産業、大和証券、ドリームインキュベータなどバラエティーに富んだ企業がズラリと並んでいる。成田国際空港とスターフライヤーは2銘柄とも話題先行型ながら、いざ登場すれば関連株の値も飛びそうだ。 (竹中博文)

今月のイマドキ株
(画像=ネットマネー)

今月の噴火直前株 3連発! 1 ユニバーサルエンターテインメント(ジャスダック・6425)

主力のパチスロ機で上半期に大ヒット機種を輩出。下半期も人気シリーズ投入予定で、売台数の計画上ブレが濃厚に! 今期の営業利益は前期比5倍増も視野に入る中、予想PER1ケタ台の株価水準に上昇余地は大きい。期待のカジノホテルに関する材料が出てくるとの思惑も。

今月の噴火直前株 3連発! 2 トラスト・テック(ジャスダック・2154)

顧客である製造業全体の景況感に左右されやすい業種だが、半導体関連の落ち込み分を自動車関連で吸収する。今期も増収増益見通しの一方、株価は異常なほど割安に放置された状態。無借金でキャッシュが多いうえ、配当利回りが上場企業全体でもトップ級の6%台とは違和感大!

今月の噴火直前株 3連発! 3 ダイワボウホールディングス(東証1部・3107)

FAO(国連食糧農業機関)が、この冬も高病原性鳥インフルエンザ蔓延の可能性が高まっていると発表。これを受け、米国ではインフルエンザの関連株を物色する動きが出ているようだ。株価500円台に乗せた2年前の再来に期待して、仕込んでみる!?

はみだしピタピタ

その3●ドイツのフォルクスワーゲン(以下、VW)がスズキとの資本提携解消に動き、欧州ではVWによるスズキ買収も報じられた。国境を越えた自動車業界再編に進展するかも。マツダ(7261)は米国投資会社のアライアンス・バーンスタインが株式の7%を保有し、マツダ株がVWやスズキの手に渡る可能性も。VWは中国が、スズキはインドが成長エンジン。個性的な小型車をつくるマツダとの協業は魅力的だろう。