貴金属価格爆騰が追い風、切り口豊富で増収増益。フルヤ金属で勝負!

ご存じの通り、金をはじめとする貴金属の国際相場が歴史的な高値圏にある。新興国需要の高まりやドル急落に備えた資金逃避など、原因は諸説あるが、特定企業の業績アップに貢献しているのは確かだ。

注目はフルヤ金属。プラチナなどの貴金属を材料とする工業用製品を生産している。この業界の商慣行で、原料である貴金属価格と製品価格が連動するため、貴金属高騰は増収増益要因として作用する。

今月のキラキラ株
(画像=ネットマネー)

アナリスト説明会で示された業績見通しは、2012年6月期が電子・薄膜・センサーの3部門、そろって増収増益。業績の長期拡大を見越して、設備投資は前期比倍増の20億円を計画している。主力の土浦工場(茨城県)などでのイリジウムの回収・精製能力とルツボ生産の増強が目的だ。これなら売上高400億円、営業利益50億円の最高記録更新が見えてきそうだ。

この銘柄は「レアメタル関連」と「貴金属再生関連」という切り口も持っている。金価格の高騰やドル相場の動揺、対中関係の摩擦などがあった場合でも、あらゆる材料をもとに株価が動意づいてくるだろう。

また半導体製造装置の温度センサーや排ガス浄化触媒も手がけるなど製品の応用分野が広く、業績は比較的安定している。ジャスダック上場株の優良株だ。 (木島 隆)

今月の順調株 月次売上高が前年超え!クスリのアオキ、神戸物産、ソフトウェア・サービス…

ユーロ圏の信用不安など不透明感が高まるほど、投資家の銘柄選択は慎重になる。こんな局面では、毎月発表する売上高速報値の伸びている企業に資金が集まりやすい。期待より実績というわけだ。

クスリのアオキ(5月期決算)は新年度入りした6月から9月までの4カ月連続で、既存店の売上高も客数も客単価も前年同月の実績を上回っている。新規出店分も合計すると平均10%超の増収を達成している。

また、ソフトウェア・サービスは5月以降、前年比1・5倍ペースの好調な売り上げが続くものの、株価の評価は遅れがちだ。さらに、メディア工房、神戸物産なども前年以上の売り上げを実現している。

一方、ジーンズメイトは9月も売り上げ減少が止まらず、24カ月連続で既存店売上高が前年割れとなった。業績低迷の長い同社だが、悪い数字が出ると新たに売りが出るパターンが続いている。売上高がプラスに転じたらインパクト大。 (東 亮)

今月のお墨付き 〝指数の王様〞、ファナックを、ゴールドマンが超強気推奨!

国際優良株が問答無用で売り込まれる中、衝撃的なアナリストレポートがリリースされた。ターゲットになった銘柄はファナックだ。「ファナックが上がれば日経平均が上がる」ともいわれる〝指数の王様〞的銘柄だが、8月1日を高値に急落。この1銘柄だけで、2カ月間で日経平均を200円以上も押し下げていた。

この状況で、ゴールドマン・サックス(以下、GS)が「買い」推奨を再強調した。そして、目標株価は今の約2倍に相当する2万1000円に設定。急落局面でこれほど強気な見解を示すのは非常に珍しい。市場関係者が驚いたのは、そのレポートが42ページにもわたる大作だったことだ。

ファナックは誰もが知る超大型株だが、情報開示に積極的でないことで知られる。決算説明会すら開催しないこともあり、ここまで調査したGSに対する称賛の声すら聞かれる。今後、GSから外国人への〝本気のファナック推し〞が繰り広げられる!?(真行寺知也)

今月のキラキラ株
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今月の忘れられない株台詞 申し訳ありませんが、ノーコメントとさせていただきたい

au秋冬新製品発表会見でiPhoneの発売予定を聞かれたKDDIの田中孝司社長

今月のキラキラ株
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iPhoneのau発売報道があった9月22日、KDDIは前日終値比3万9000円高の66万8000円まで買われ、ソフトバンクは同144円安の2458円まで売られた。26日は両社とも売り気配が続いたが、田中社長の「ノーコメント」で市場は発売を確信!?

今月の忘れられない株台詞 提携解消の申し入れは離婚したいというようなもの

フォルクスワーゲンとの提携解消を決めたスズキの鈴木修会長兼社長

今月のキラキラ株
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VWがスズキを傘下の関連会社として扱ったことに反発、鈴木氏は9月12日、提携解消を発表。12日終値は前営業日同比42円安の1484円、13日はVWの買収観測により1550円。

今月の忘れられない株台詞 世間の常識から考えると問題があった

会長による80億円の隠れ借金を公表した大王製紙の佐光正義社長の台詞。井川会長は関連会社7社から個人的に80億円の貸付を受けていたことが9月16日発覚。井川氏は辞任したが使途は不明なままで、翌営業日は株価643円まで売られた。

はみだしピタピタ

その4●住友大阪セメント(5232)に業績予想の上方修正観測。東日本大震災で一時中断したセメントの値上げ交渉が水面下で進んでいるためだ。首都圏の需要が堅調なことに加え、今期は震災や大型台風による被害のため、国内のセメント販売量は増加に転じる見通しで、業界全体で増益が期待できそうだ。また、副業の廃棄物処理も受け入れ増大中とみられる。期初予想が慎重すぎたのかもしれない。