肺疾患新薬の承認申請中。そーせいグループは来期の黒字化を予想!

医薬品ベンチャーは、高い研究開発力があるのに肝心の経営を苦手とする企業が多い。しかし、そーせいグループは別。新薬開発が順調に進み、来2015年3月期の黒字化が見えてきた。

そーせいは1990年創業と、この手の企業の中では古参の部類である。買収した海外企業の「営業権(のれん代)」償却が損益を圧迫してきたが、2014年度にはようやく償却が終わり、営業黒字に浮上する見通しだ。黒字経営となれば、投資家の参戦も増え、新薬開発の進展など好材料が出たときに株価が上昇しやすくなる。本業も順調で、肺疾患の新薬が日本と欧州で承認申請中で、長い開発活動が実を結ぶタイミングが迫る。2008年10月に91円だった株価も、ゴールデンウィーク明けの5月7日に6100円をつけた。実にこの時点で67倍である。

この手の企業はインターネットのホームページや有価証券報告書を読んでも、情報を正確につかみ取るのはアナリストでも難しい。連続赤字銘柄の黒字化に賭けるのもおもしろいが、投資としては業績向上銘柄を対象にするのが手堅いやり方だろう。

今月の期待ベンチャー株
(画像=ネットマネー)

バイオ銘柄では、医学生物学研究所が決算発表前の4月に、前2013年3月期の業績予想を上方修正しており、今後の安定成長に期待が高まっている。 (木島 隆)

今月の業績好調株 半導体セクター大復活中!日銀のETF買い増しで東京エレクトロンに恩恵

半導体製造装置で世界の最先端を走る東京エレクトロンで、業績の急回復が始まった。最近は年度見通しを保守的に見積もる傾向があるようだが、取引先である台湾の半導体メーカーの業績が上向くなど好材料が並んでいる。

半導体業界では、スマホ向けの高機能製品の引き合いが高まっているほか、販売数量の多いDRAMの市況も改善している。また、昨年までの不況期に経営効率化を進めた結果、損益分岐点が大幅に低下しており、今期は円安による収益改善効果もあって、業績回復が急速に進みそうだ。需給面では、日銀によるETF(上場投信)購入も株価を押し上げる材料になる。日経平均構成比の大きい銘柄なので、日銀のETF購入に伴って間接的に東京エレクトロンも買われるため、株価下落時に底堅さを発揮しそうだ。業績も株価も大きく変動する習性があるので、値幅取りに徹した短期トレーダーにも向く銘柄である。 (東 亮)

「第2のパズドラ」スマホ関連のコロプラにアンテナ立ちまくり!

4月中旬、突如としてガンホー・オンライン・エンターテイメント株がよみがえった。あの国民的大人気ゲーム「パズル&ドラゴンズ」がニンテンドー3DSソフト「パズドラZ」として発売されると判明。ガンホー株は最後の進化合成を果たし、〝超激レア〞となった。時価総額は7000億円を突破、これは〝ディー・エヌ・エー+グリー〞に相当する。一本のヒットゲームが生み出す利益と株価の好循環に、多くの投資家は夢を描き始めた。

もっか「第2のパズドラを探せ!」を合言葉にしたゲーム株物色が活発化している。サイバーエージェントの子会社が手がける「アイドルマスターシンデレラガールズ」、KLabの「ラブライブ!」など、話題ゲームのタイトル名が投資家の間を駆け巡る。なかでも注目なのは、コロプラの「クイズRPG魔法使いと黒猫のウィズ」。誰もがすぐに始められて、クセになり、国民全員が親しめる――これが必要条件となる中、パズルに続いてクイズ……これは盲点だったかも!?(真行寺知也)

今月の期待ベンチャー株
(画像=ネットマネー)
今月の期待ベンチャー株
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はみだしピタピタ

その4●サントリーの子会社であるサントリー食品インターナショナルが東証に上場申請した。今夏にも東証1部にデビューする見込み。大型IPO(企業の合併・買収)の前には、同業他社株がPERを高めながら買われる経験則がある。今回も証券業界全体での食品株の持ち上げが予想される。事業構造が似ているキリンHD(2503)やアサヒHD(5857)の株価は日経平均の動向とは別に、緩やかな上昇トレンドを描く可能性がある。