日本自動車界の「F1」復帰で世界需要をゲットせな〜

円安で息を吹き返した自動車業界。ホンダがF1レースへの復帰を発表しただけでなく、トヨタ自動車もF1再参入が秒読み段階といわれている。関連銘柄としては、金属熱処理のオーネックスや産業機械メーカーのヒーハイスト精工など。

F1は自動車レースの最高峰。専用エンジンの開発などで数百億円単位の資金が動く。ホンダの復帰はリーマン・ショックのあった2008年以来となり、今回は英国のマクラーレンにエンジンを供給する。

国内では、F1と乗用車販売との結びつきが薄く感じられるが、F1は高価な看板ではない。欧州では「F1で勝ったメーカー」のブランド力は強く、売り上げアップに大きく貢献する、走る販売促進ツールなのだ。(森田陽二郎)

今月の「再編ロードマップ」 ドコモがパイオニアに出資!カーナビ業界にM&Aの火がついた

世界で初めてカーナビを開発・販売したのは日本だ。今では、世界中の8割から9割が日本製といわれるカーナビ大国で、大きな変化が起ころうとしている。カーナビ大手のパイオニアの第三者割当増資をNTTドコモが引き受けて大株主になると同時に、三菱電機も増資を引き受けて持ち株比率をアップさせたのだ。

もともとカーナビを主力とする企業は、大手電機メーカー、自動車メーカー、これに海外企業が加わる形で複雑な出資形態、提携関係となっている場合が多い。そんな中で単独主義を貫いていたのがパイオニアなのだが、昨年から国内外の企業と事業提携を積極化する方針を打ち出していた。ドコモとは以前から〝協業〞関係にあったが、〝出資〞となると話は変わってくる。「なぜ今、カーナビ?」という気もするが、ここに来て単なる道案内サービスから、省エネに貢献する技術としてインフラでの活用が検討され始めているのだ。

同時にスマホの台頭で、カーナビ自体がその生き残りをかけた技術革新が加速しそうなことから、パイオニアだけでなく、パナソニックが手がけるカーナビ事業を巻き込んだM&A(企業の合併・買収)が活発化しそうな気配だ。

また、大株主の持ち株比率がいずれも低く、機関投資家、ファンド所有が中心のJVCケンウッドの資本政策も注目される。

同社はGPS(衛星利用測位システム)機器の世界最大手・米国ガーミン社とも協業関係にある。(大庭貴明)

今月の「メイド・イン・ジャパン!」
(画像=ネットマネー)

河合ウォッチャー達憲の そのとき株は動いた!

今月の「メイド・イン・ジャパン!」
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●かわい・たつのり カブドットコム証券チーフストラテジスト。『夕刊フジ』と小誌共同企画「株-1グランプリ」で第1回みごと優勝。相場診断と銘柄選定力は抜群! 4月から大阪国際大学の講師を務める。

5月23日、マーケットに激震が走った。主力株はしばらく下値拾いに徹することが定石だが、今回はマーケットに逆行高する銘柄としてイチカワを挙げたい。基本的には今期予想業績の利益変化率が高く、株価回復に難航する主力大型株を避けて超小型株で勝負するという戦略だ。

同社は、王子製紙と日本製紙が大株主のフェルト大手。前2013年3月期は昨年末より急速に円安が進んだことで北米や欧州の売り上げが伸長、国内の紙・パルプの縮小を吸収して営業増益は約5%増と小幅ながら増益となった。続く今2014年3月期は55%増の大幅な営業増益が見込まれる。

経常利益ベースでは、前期比ほぼ倍増と急速な利益の変化率を示すもようだ。特に、今期は売り上げの約6割を占める紙・パルプ向けだが、そのメーカーがアジアへの設備投資意欲を高めており、同地域での販売が伸長する見通しである。加えて、今期のコスト削減効果が利益改善を高めたことが、利益倍増ペースに拍車をかける見込みだ。

目標株価は、中期的にはリーマン・ショックの前年の高値550円を目指し、足元の利益急回復を背景に同株価の奪回が想定される。株価指標面では、会社側EPS(1株当たり利益)をベースとした予想PER(株価収益率)が9倍台と割安圏にある。中期目標株価の550円で試算しても約18倍とさほど割高感のない水準だ。

今月の「メイド・イン・ジャパン!」
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今月の噴火直前株 3連発! 1 コナミ(東証1部・9766)

カジノ関連で動くことが多いが、ゲーム大手としての存在感にあらためて関心が向かいそう。5月には世界で大人気の「LINE GAME」にゲームコンテンツの提供を開始した。第1弾はかつてファミコンで大ヒットした「ツインビー」。パズドラの真の脅威になる、との声も。

今月の噴火直前株 3連発! 2 学研ホールディングス(東証1部・9470)

安倍総理が成長戦略で打ち出す待機児童の解消。このテーマ物色で保育所大手のJPホールディングスが年初から4倍強、サクセスホールディングスも3倍強まで急騰する場面があった。学研もグループ傘下で認可保育園を運営し、今後2年程度で施設数を2倍強に拡大する計画だ。保育関連の盲点株として注目!

今月の噴火直前株 3連発! 3 鹿児島銀行(東証1部・8390)

アベノミクス関連のテーマでは、農業活性化を手がかりに農機株、農薬株が派手に上昇した。意外にもそのターゲットとなるのが同行。畜産業が盛んな鹿児島県下で、「アグリクラスター構想」と名づけて農家への貸し出しを強化中だ。

はみだしピタピタ

その3●「富士通のサイトにシステムの導入事例として紹介された企業の株は上がる」というジンクスがある。現在はスクウェア・エニックスを掲載中で、4月下旬から一気に水準を切り上げてはいるが、ジンクスとの関係は微妙なところ。日本経済新聞の「私の履歴書」欄も、登場する財界人の出身企業株が上がるといわれているが、富士通サイトは「私の履歴書」のネット版ということか。