IPOで暴騰暴落。〝祭りの後〞を狙うなら、異次元緩和前の上場株!

今年1月から7月末までにIPO(新規株式公開)を果たした企業は24社。このすべてで、初値が公開価格を上回る快挙となった。問題はその後である。

上場当初、お祭りさながらに売買が過熱した反動で、大幅な値崩れを起こす銘柄は多い。勢いだけで暴騰した銘柄ほど、ありえない割安圏まで値下がりするケースが多い。ただ、収益モデルがきちんと確立されている銘柄に関しては、売り物が一段落すると、適正価格を探るかのようにジワジワと値を戻していく。

注目はオイシックスや買取王国、協立情報通信など。バイオでもSNS(交流サイト)ゲーム関連でもない業種のうち、日銀による「異次元緩和」の始まる4月より前にデビューした銘柄がいい。 (森田陽二郎)

今月の「個人投資家狙い」NISAの非課税枠は年間100万円まで!最低投資金額100万円超の銘柄が株式分割するかも

証券各社が来年1月にスタートするNISA(少額投資非課税制度)の口座獲得のため、営業活動に精力的だ。ところで、NISA口座での購入は年間100万円までなので、最低投資金額が100万円超の銘柄はNISA口座では買えない。つまり、売買単位1000株なら株価1000円以上、売買単位100株なら株価1万円以上の銘柄はダメ。7月下旬現在で最低投資金額100万円超の株は110銘柄以上ある。

そんな中、7月に大和証券投資戦略部が「NISA開始を前に株式分割が期待される銘柄」というレポートを発表した。上場企業も個人投資家を意識するはずで、NISA開始前に株式分割や単元株変更の期待が出るとの読みだ。特に株主優待を導入している企業は個人株主をもともと重視しているとみられ、株式分割の期待が膨らみやすい。

東証1部企業のうち大和証券がこの条件でピックアップした銘柄は東洋水産、カナモトなど27銘柄。キッコーマン、フジッコ、山崎製パンといった個人消費者に近い企業も多い。そして、すでに売買単位が100株の企業で抽出すると、左の表の5銘柄とJR東海までに絞り込める。これらの銘柄の場合は売買単位変更でなく、純粋な株式分割が期待でき、現状の株主優待の内容は変更しないと考えられる。もちろん分割前の投資にはそれなりの資金が必要になるが、権利落ち後の戻りも期待できそうな銘柄群だ。 (大庭孝明)

今月の「実力新興株」
(画像=ネットマネー)

今月の噴火目前株 3連発! 1 ソフトバンク(東証1部・9984)

株価の際立つ強さで、時価総額は国内3位に浮上。材料は、出資比率36・7%の子会社アリババでは、アリババの価値は最大1100億ドルに上ると指摘。同社持ち分の価値で4兆円に相当し、強烈なインパクトが!

今月の噴火目前株 3連発! 2 カッシーナ・イクスシー(ジャスダック・2777)

株高が富裕層の消費意欲を刺激し、高額品が売れている。この恩恵をダイレクトに受けているのが同社。足元の販売好調を受け、8年ぶりに名古屋に直営店もオープンする。株価の上昇余地が大きいが、知名度の低さからPERは1ケタ台、PBRも1倍割れ。

はみだしピタピタ

その3●TOB(株式公開買い付け)阻止に成功したアコ―ディア・ゴルフ(2131)。買収攻勢の再発を防ぐため、打ち出したのが「配当性向90%」だ。配当水準を引き上げて株価を高めに維持し、買収を困難にするのが狙い。 ただ、これでは他のゴルフ場買収に必要な自己資金は貯まりにくいというデメリットが。充実した株主還元なのか、キャッシュ流出なのか判断は難しいところだが、社運をかけて配当するため、減配リスクは小さそうだ。