特に散財しているわけでもないのに「なぜかお金がない」「お金が貯まらない」という人は多いのではないでしょうか。ある程度お金に余裕がないと、重要な支払いや急な出費に対応できません。

お金がいつもない人には、お金がなくなる共通の習慣があります。そこに気づいているかどうかで状況は大きく変化するでしょう。

今回はお金がない状況から抜け出すために考えるべきことや、お金がないときの解決策を解説します。

「お金がない!」は誰にでも起こり得る

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(画像=PIXTA)

「お金がない」状況は、誰にでも起こり得ます。結婚式が続いたり、車の修理が必要となったりするなど、予期せぬ出費が重なり、急にお金がない状況になることもあるでしょう。

お金は所得の大小にかかわらず、誰でも無くなる可能性があります。重要なことは「なぜそうなったのか」を自分で考えることです。なんとなくお金がなくなることはありません。しっかりと原因を把握し、改善することが必要です。

お金がない人に共通する3つの習慣

お金に余裕がある人と、毎月のようにお金がない人の違いはどこにあるのでしょうか。いつもお金がないと悩む人にありがちな3つの習慣について解説します。

・支出額に気を使っていない

1つ目の特徴は、お金がない人は「気がついたらお金がなくなっている」ということです。つまり、支出額を気にせずお金を使っていると言えます。

例えば、以下のような行動があります。

● コンビニや自動販売機でなんとなく飲み物を買ってしまう
● 財布や銀行口座にあるお金をすべて使ってしまう

これらの行動の特徴は「自分のお金をいくらまで使うことができるのか」を考えずに使っていることでしょう。

・無駄な出費が多い

2つ目の習慣は「無駄な出費」が多いことです。お金の使い方は、大きく3つに分類できます。

● 消費 生活に必要不可欠なお金のこと
● 投資 未来につながるお金のこと
● 浪費 本来必要のない無駄なお金のこと

お金がない人は共通して「浪費」が多いです。浪費に使ったお金は、やり方次第では貯蓄に回すことができます。

買い物する際、これから使うお金は「消費」「投資」「浪費」のどれにあたるのかを考えることが重要です。買おうとしている物が本当に必要なのか、将来の人生に生きるかを考え、浪費を減らす努力をしましょう。

・将来より今を優先する

3つ目の習慣は「将来より今を優先してしまう」ことです。つまり目先の感情を最優先にしているとも言えるでしょう。

人間は、もともと将来のことよりも、目先の利益を優先する心理を持ち合わせています。よって、未来を意識せずに生活すると、目先の感情でお金を使ってしまうのです。

長期的な視点で物事を判断する習慣がないと、お金がなくなる原因につながります。

お金がない人が今すぐやるべきこととは

お金がない状況を変えるには、まず「行動」することが重要です。ここでは、お金がないときに、今すぐやるべきアクションを解説します。

・何にどれくらい使っているか把握する

最初にやるべきアクションは「何にどのくらいのお金を使っているのか」を把握することです。お金がない人の多くが、いつ何にお金を使っているのか知らないままお金を使っています。

実際に調べてみると、食費や水道光熱費、日用品などに対して、思っていたよりも多くのお金を使っている場合がよくあります。収入と支出を把握していれば、どのくらいのお金があれば、生活できるかが見えてくるでしょう。

・固定費を見直す

次に固定費を見直しましょう。固定費の多くの割合を占めるのが「家賃」です。しかし、お金がない中、いきなり引っ越しをすることはおすすめしません。

まず見直すべきは、水道やガス、電気代などの光熱費です。特に、電気代は契約内容を見直して、料金の安いプランに変更もできます。また、携帯料金も大手キャリアから格安SIMに切り替えることで、電話番号はそのままで毎月数千円程度の節約になることもあります。固定費の中で節約できそうなものがないかチェックしてみましょう。

・公共料金の支払猶予を申請する

電気やガスなどの公共料金の支払猶予を申請することも有効です。もちろん、あくまで「猶予」なので、支払わなくてよいということではありません。

しかし、「あと数日だけお金が足りない」という場合には、支払い猶予が認められるかどうかを、電話やメールで問い合わせてみることをおすすめします。

お金がないときにやってはいけないこと

お金がない場合でも、絶対にやってはいけないこともあります。そこで「お金がないときにやってはいけないこと」を3つ紹介します。

・ギャンブルで返済を試みる

ギャンブルでお金を増やそうとしたり、返済や支払いのお金を作ろうとしたりするのは絶対にやめましょう。ギャンブルで簡単にお金が増えるのであれば、誰も苦労しません。

ギャンブルは「お金を増やす」ためではなく、あくまで「娯楽」として、無くなっても問題ない金額の範囲で楽しむようにしてください。

・無計画な多額の借り入れ

返済日までにお金を用意できず、別の金融機関で借金をして返済する人も少なくありません。これを「自転車操業」と呼びます。

たとえ借りたお金で借金を返済しても、利息分は損しています。自転車操業になる人の多くは、借金の返済以外でもお金に困っていることが多い傾向にあります。

「今はいらないけど、念のために借りておこう」や「利息分だけを返済すれば大丈夫」などいう考えはとても危険なので注意しましょう。

・ヤミ金から借りる

「審査なし、ブラックでもOK」といった条件をうたっている会社から、絶対にお金を借りてはいけません。そういった会社はヤミ金と考えて間違いないでしょう。

ヤミ金の多くは、暴力団構成員などがかかわっている場合が多いといわれています。契約時の条件より、はるかに高い金利を請求されたり、暴力的な取り立てをされたりなど、日常生活に大きな影響を及ぼしかねません。

どんなにお金がなくても、ヤミ金の利用は避けましょう。

解決策はその人の状況によって異なる

いくら頑張って支出を抑えたとしても、収入と暮らしのバランスが取れていなければ、「お金がない」状態を繰り返してしまうでしょう。収入額や生活スタイル、趣味や親への援助など、支出の内容は人それぞれ違います。

よって、解決策もその人の状況によってそれぞれ異なることを認識する必要があります。勤務先の会社の給与体系や昇給の条件を見直してみたり、副業を検討してみたりなど、自分に合った解決策を探しましょう。

副業が禁止であれば、他に収入を増やす手段を検討してみるのもよいかもしれません。

親や友人に相談する

どうしてもお金がないときは、家族や親戚、友人などにお金が借りられないか相談してみましょう。家族や友人からお金を借りることで利息が不要となる可能性もあります。

過去に自分がお金を貸したことがある相手であれば、比較的お願いしやすいかもしれません。しかし、お金の貸し借りは、人間関係の悪化につながるおそれもあります。

お金の相談をする際は、できるだけ関係性が深い相手にお願いしましょう。どのように伝えるかで印象も変わるので、言葉には細心の注意を払うようにしてください。

国や自治体の支援制度を利用する

国や自治体の支援制度を利用することも検討してみましょう。日本には、生活に困る人を救済するための制度が多くあることは意外と知られていません。

国の支援・給付金制度の例

● 住宅確保給付金
● 緊急小口資金
● 生活保護

これら以外にも、国や自治体による支援制度は多数あります。各地方自治体や厚生労働省、経済産業省などのホームページから確認してみてください。

自分のスキルやモノを売る

自分のスキルやモノを売ることでお金を得ることも可能です。スキルやモノを売る代表的な方法は、以下のとおりです。

● ネットオークションやフリマアプリ
● 店舗の買取サービス
● 自分のスキルや空き時間を販売

中でも、すぐにお金が必要という人は「店舗の買取サービス」がおすすめです。店舗の買取サービスであれば、その場で査定をして、すぐに現金化できます。

しかしネットオークションやフリマアプリと比べると、買い取り価格は安くなる傾向にあるので注意しましょう。

また、すぐに売るモノがない場合は、自分のスキルや空き時間を販売するサービスを検討してみてはいかがでしょうか。代表的なものに、プログラミングやWebライター、遠隔での英会話レッスンなどがあります。

現在は、クラウドソーシングやスキル販売のアプリなど多くのサービスがあるので、すぐに始められるでしょう。

短期のアルバイトをする

お金がないときは、短期や単発のバイトもおすすめです。バイトの募集には、1日だけ働ける仕事も多くあります。

単発バイトは日払いが可能な場合も多いので、空いた時間を利用して、すぐにお金を手に入れることが可能です。単発バイトで得られるお金は、1日1万円程度が相場です。

「あと少しお金が足りない」ということであれば、アルバイトで得たお金で乗り切れるケースもあるので検討してみてください。

クレジットカードのキャッシング枠を利用する

どうしてもお金がないときは、クレジットカードのキャッシング枠の利用も検討しましょう。キャッシングとは、クレジットカードの融資枠の中から、現金を引き出す機能のことです。

クレジットカードの多くは、キャッシング機能がついています。引き出したお金は、次回の引き落としで返済する方法と毎月少しずつ返済する方法があります。ショッピングの1回払いの場合、基本的に手数料は無料ですが、キャッシングの場合は必ず金利手数料が発生します。

キャッシングは便利な反面、大きな金額のお金を借りてしまうと返済に苦労するリスクも高まります。できる限り早めに返済する計画を立て、余裕をもって借りるようにしましょう。

カードローンを利用する

どうしてもお金がない場合は、カードローンの利用をおすすめします。カードローンとは、金融機関が個人向けに融資をするサービスのことです。

カードローンを利用することで、ATMで必要なお金を引き出したり、指定の口座に振り込んでもらったりできます。利用額はさまざまですが、申し込み時に融資希望額を指定することが可能です。

即日融資が可能なサービスもあり、最短1時間程度あれば、お金が借りられるケースもあります。もちろん借りたお金を返済する必要があるので、しっかりと返済計画を立てて有効活用しましょう。

債務整理をする

借金の返済でお金がないという人には、債務整理をおすすめします。債務整理をすることで、完済が難しい借金をできるだけ早く、小さなリスクで解決することができます。

債務整理では、毎月発生する利息を無くしたり、元本を減らしたりすることで、月々の負担額を少なくすることができます。弁護士や司法書士に債務整理を依頼すれば、債権者からの取り立て行為はストップし、毎月の返済も債務整理が終わるまで中断できます。

つまり、債務整理とは、取り立てや返済から解放されるということなのです。

お金が貯まらない習慣を改善しよう

今回は、お金のない人の習慣やお金がない状態にならないための改善方法について解説しました。お金がない状態は、誰にでも起こる可能性があります。しかし、一時的にお金がないことが問題ではなく、「常にお金がない状態が続く」のが問題なのです。

急な出費や将来を考えて、普段からお金の流れや収支のバランスを見直しましょう。そして、お金が貯まらない習慣を本質的に改善することをおすすめします。