「FXをやるからにはレバレッジ取引に挑戦してみたい」と考える人も多いでしょう。しかし、必要な知識を持たずに取引をすれば、大きな損失を出してしまうおそれもあります。

今回はFX取引を始めるにあたり必要なレバレッジにかかわる知識を解説します。倍数やリスクなどの基本的な知識を学び、実際の取引に活用してみてください。

そもそもFXとは何か?

レバレッジ
(画像=PIXTA)

FXは「外国為替証拠金取引」という意味で、英語の「Foreign Exchange」の頭文字から取った呼び名です。

例えば、「日本円を払って米ドルを買う」というように、世界中の通貨を売買して差額で利益を狙う投資方法です。ある通貨を買い、その価値が上昇してから売却すれば、利益を得ることができます。

米ドルと円以外にもユーロ、英ポンド、豪ドルなど世界中の通貨を組み合わせた取引が可能で、それぞれの価格は日々変化しています。通貨が安くなったり高くなったりするタイミングを見極めて、利益を得ることを目指します。

FXは世界の政治や経済などさまざまなニュースの影響を受けるので、日頃の情報収集も大切です。

FXにおけるレバレッジとは何か?

レバレッジとは実際に入金した以上の額を取引できる仕組みです。レバレッジを活用すれば、多くの利益を得ることができます。一方で、レバレッジの倍数が大きいほど損失も大きくなるので、リスクにも留意が必要です。

例えば1万円の証拠金に対してレバレッジが5倍なら、5万円分の取引が可能になります。国内のFX取引ではレバレッジは最大25倍までとなっていることがほとんどです。少ない元手でも、大きな金額の取引ができるのが、レバレッジのポイントです。取引が成功すれば、てこの原理により多くの利益を得ることができます。

ただし損失が出ると、取引所に預けている証拠金を追加する必要があるなど、追加で資金が必要になることには気をつけましょう。

FXのレバレッジにおける「ポジション」

FXの通貨を持っている状態を「ポジション」と呼び、専門用語では「建玉(たてぎょく)」とも呼びます。ポジションには「買い」と「売り」の2パターンがあり、それぞれ「ロング」と「ショート」とも言います。

買いポジションは為替通貨を購入し、まだ売っていない分という意味です。価格が上がる後に売却すれば、購入時の差額分だけ利益が生まれます。

逆に売りポジションは、為替通貨を持っていない状態で、売り注文から始められるため、「空売り」と呼びます。空売りした分もいつかは買い戻さなければなりません。買い戻していなければ、「売りポジション」を維持していることになります。特定の通貨の価格が下がったり、安くなったりした後で買い戻せば、空売り分との差額がプラスとしてユーザーに返ってきます。

買いと売りという2つのポジションを使い分け、利益を狙うのがFXの基本的なやり方です。

レバレッジの倍率が高いほど、利益が出やすいがリスクにも注意

レバレッジの倍率は高ければ高いほど、まとまった利益を狙いやすいでしょう。しかし予算が大きくなれば、FX相場の急上昇や暴落などに巻き込まれ、大きな損失を出してしまうケースもあります。

レバレッジのかけ方と利益を出す仕組み

レバレッジのかけ方には2通りあります。

1つは、取引口座の中でユーザー自身がコースなどを指定して最大倍率を決めるかけ方です。取引所側で実行レバレッジが決まっている場合もあるので、口座を開く前に情報収集して事前に確かめておきましょう。

例えば、最大25倍までレバレッジをかけることができるFX取引所でレバレッジを10倍に設定したとします。この場合、5万円を証拠金として取引所に預ければ、50万円分のFX通貨を買うことができます。1ドル100円のときに50万円分の買いポジションを建て、110円に上がったときに売れば、資産は55万円となり、5万円の利益を得ることができるというわけです。

ポジションを持ちすぎると損失が大きくなりロスカットも

一方で、レバレッジを効かせた状態で、ポジションを持ちすぎてしまった結果、損失が大きくなり、ロスカットに至る例もあります。過剰な損失を出さないために、取引所側で勝手に買いポジションを売ったり、売りポジションを買い戻したりなどの決済がされてしまうのです。

買いポジションを持っているときに為替通貨が暴落してしまえば、レバレッジをかけていたユーザーは大損をしてしまいます。売りポジションでも価格が上がりすぎてしまうとロスカットのおそれが出てくるでしょう。ロスカットは取引所側が自動的に発動させる機能で、ユーザーを守るための緊急措置とも言えます。

FX取引を行う際には、ロスカットされないように、証拠金や予算の管理を計画的に行うことが大切です。レバレッジ取引の最中は、証拠金維持率も定期的にチェックするべきでしょう。

FXのレバレッジ取引では各種手数料に注意

FX口座を提供している会社の多くは、「1回の売買につきいくら」という形での取引手数料は設けていません。ですが、スプレッドやスワップポイントという形でユーザーが負担していることに留意する必要があります。

スプレッドとは買値と売値の差

スプレッドとは 買値から売値を差し引いた金額です。これがFXにおける実質の取引手数料と考えるとよいでしょう。スプレッドが広いほど取引のコストが高いとして、利益を上げにくいので注意が必要です。

スプレッドにも傾向があります。取引量が少ない不人気な通貨ペアはスプレッドが広がりがちで損をしやすくなっています。一方で人気の取引所にあるUSD/JPYのように、毎日多くの売買がされている通貨ペアはスプレッドが狭くなります。

買値と売値の差で損をしたくないなら、なるべく取引回数を抑えるべきでしょう。1つの通貨ペアを長期間持ち続ける戦略ならば、売買の回数も抑えられるため、スプレッドの影響を受けずにすみます。

スワップポイントとは為替の間にできた金利の差

スワップポイントはFXで売買する通貨の組み合わせにおける金利差です。レバレッジ取引における手数料の一種と考えることができますが、逆に取引所から手数料をもらって利益を得られる場合もあります。

スワップは売った通貨より買った通貨のほうの金利が高ければプラスに働きます。売りポジションなら、空売りした通貨がペアとなる通貨より金利が低いことが重要です。

例えば、2020年3月にUSD/JPYを購入し持ち続けたとしましょう。当時のUSD金利は0.25%で、日本は-0.1です。金利が高いほうのUSDを買えばスワップポイントとして利益を得ることができます。スワップポイントでコツコツ稼ぐなら、金利の安い通貨を売り、高い通貨を買うように心がけましょう。

FX取引所ごとの最大レバレッジ比較

これからFX取引所を選ぶ目安として、取引所ごとの最大レバレッジを以下の表に示しました。

FX取引所名 レバレッジ 自分で倍数設定 GMOクリック証券 25倍 × DMM FX 25倍 × SBI FXトレード 25倍 × 外為どっとコム 25倍 〇 外為オンライン 25倍 × YJFX! 25倍 〇 ヒロセ通商(LION FX) 25倍 × FXブロードネット 25倍 〇 FXプライムbyGMO 25倍 〇 みんなのFX 25倍 ×

FXのレバレッジでよくある疑問

FX取引を始める際に多くの初心者が抱えがちな疑問について解説します。

少ない証拠金でレバレッジに参加できるFX会社は?

SBI FXトレードなら1通貨単位から取引が可能なので、約100円から始めることができます。ほかにも1000通貨単位、約4000円で参入できる取引所もあります。例えば、FXプライムbyGMO、YJFX!などです。

1万通貨単位しか注文できない取引所は、1回の注文にかかる金額が大きいため、初心者には注意が必要です。

レバレッジは最大何倍まで?

日本ではFXでかけられるレバレッジは最大25倍までと決まっています。2009年に「金融商品取引業等に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令」の公布があり、2011年8月から各FX取引所では最大25倍しか定められなくなったからです。

海外のFX取引所では25倍を超えるレバレッジを認めているところも多いものの、言葉の壁やトラブルなどの懸念から、FX初心者にはおすすめできません。

>証拠金維持率とは?

ポジションとして持っているFX通貨の時価合計に対して、必要なお金の割合を証拠金維持率と言います。取引所が決めた証拠金維持率を下回るとロスカットされてしまうので注意が必要です。

証拠金維持率は、「時価評価総額÷必要証拠金×100」で決まります。

例えば、口座に6万円あり、レバレッジ10倍で60万円まで取引できる場合、1ドル100円で20万円分を注文すれば、2000通貨分の米ドルを買ったことになります。個人のFX取引において必要な証拠金は多くの場合4%なので、必要証拠金は20万円の4%で8000円となります。

「(時価評価総額)6万÷(必要証拠金)8000円×100」で計算すれば、証拠金維持率は750%です。

この証拠金維持率が一定の割合を下回ると、ロスカットが入るので注意しましょう。

FXのレバレッジに自信がないなら?

FXのレバレッジ取引にチャレンジしてみたいが、リスクが大きいと感じて踏み出せない場合、以下の対処法を試すとよいでしょう。

対処法1: 1倍から始める

レバレッジの倍数を無視して、最初から証拠金以上のお金を取引しなければ、余分なリスクを負わずにすみます。取引所によってはレバレッジ倍数を設定できず、一律25倍の場合もありますが、証拠金の分だけ取引すれば問題ありません。

レバレッジは倍数が大きいほど、わずかな値動きでロスカットが入りやすい仕組みなので、1倍ならポジションを失うリスクを最小限に抑えられます。利益を上げているトレーダーでもレバレッジ1倍を使う人がいるなど、決して珍しい戦略ではありません。

対処法2: デモトレードへの参加

FX取引所によっては、レバレッジ取引を無料体験できるデモトレードがあります。DMM FXのようにメールアドレスさえあれば参加できる会社もあります。

実際の相場を使ったデモトレードも多く、本格的に投資戦略を学ぶことができるので、初めてFX取引に挑む前の練習にも使えるのがメリットです。

まとめ

FXのレバレッジは取引所に証拠金としてお金を預け、決まった倍数分の取引を行える仕組みです。大きな倍数ほど多額の利益を得ることができるチャンスとも言えますが損失のリスクも大きいので、計画的に資金管理をする必要があります。損失が大きいとロスカットが起こることにも要注意です。

FXの雰囲気に慣れたいなら、レバレッジ1倍から始めて損失のリスクを最小限に抑えたり、デモトレードで架空マネーを使って投資を学んだりするとよいでしょう。この記事を参考にFXの第一歩を踏み出し、健全な投資を続けられることを願っています。

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※ファイナンス・マグネイト社調べ(2012年1月~2019年12月)