ネットマネー 2017年1月号より一部を特別公開!

投資戦略③
証券会社&調査会社が強気で推奨急騰目前の割安株15

「餅は餅屋に聞け」とのことわざもあるように、中小型株のことはそれを日ごろから熟知している専門家の見解を参考にするのが一番! その道のプロたちの推奨に注目しよう!

年末高で儲かる投資戦略③ ④中小型株に強い証券会社が強気推奨する15銘柄…
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中小型株を調査する専門家は意外と少ない

証券会社や調査会社の強気レポートをきっかけに、株価が急騰するケースが少なくない。特に大型株と比べて発行済み株式数が少ない中小型株は、それだけ値が飛びやすいといえる。スリーアイの竹田中小型株に関するレポートを積極配信している具体例は、左に挙げたようなところだ。そして、足元で彼らが強気の見通しを立てているものの中から、竹田さんがこれぞと思う15銘柄を厳選したのが左ページ下のリストである。

「トヨタ自動車は、次世代の車づくりや仕事の進め方の方針として「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」なるものを掲げており、それに基づいた発注を通じて車載ランプを手がける市光工業が恩恵を受けそうです。また、機械メーカーのCKDは、2018年3月期の予想PERが同セクター比で5割の水準で、株価がかなり割安の位置にあります。半導体製造装置の需要増を背景に短期的にも業績に追い風が吹いているうえ、EV(電気自動車)用バッテリーとジェネリック医薬品(後発薬)需要の急拡大を背景に中長期的にも利益成長が見込まれます」(竹田さん)

CKDについては、ゴールドマン・サックス証券とドイツ証券がともに「バイ(買い)」のレーティングをつけているという。会社計画(業績予想)が控えめであるだけに、株価には今後の成長性がまだ織り込まれていない可能性が高いので大化けもありうる。

証券会社&調査会社が推奨 急騰目前の割安株
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独自の強みで高成長の可能性大の銘柄も!

一方、業務のアウトソーシングによる合理化が常識となってきたことで波に乗っているのが、りらいあコミュニケーションズだという。しかも、その需要は国内だけにとどまらず、「顧客のグローバル化とともに同社のグローバル化も推進される」(竹田さん)。また、アウトソーシングといえば、食品メーカーの製品開発にもその波が押し寄せている。

「ファーマフーズが開発した機能性素材の『GABA(ギャバ)』は江崎グリコのチョコレートに採用されました。また、新規育毛活性成分『HGP』もシャルレと共同開発。女性向けの育毛サプリメントとして、シャルレから近々発売予定です」(竹田さん)

さらに、昔から存在していた業態ながらも、きわめて先進的な取り組みで存在感を発揮する企業が潜むのも中小型株の魅力。そういった企業も見逃すことなく発掘している。「日本動物高度医療センターはMRIやPET-CTといった最先端の検査設備と、専門的な知見と技術にたけた獣医師をそろえて、他の動物病院とは一線を画しています。積極的な病院建設に伴う借入金や人件費・減価償却費などの固定費負担増を、大幅な増収によってカバーして業績は順調。依然、潜在成長性は大きいといえます」(竹田さん)

ほかにも、葬儀関連ポータルサイトの鎌倉新書は、高齢化社会の進展で需要の拡大が必至。リストアップされた15銘柄は、実に個性的な面々だ。

証券会社&調査会社が推奨 急騰目前の割安株
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証券会社&調査会社が推奨 急騰目前の割安株
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投資戦略④
米国の利上げ実施で狙うべき株、見送りで上がる株10

国内情勢のみならず、外部要因にも翻弄される株式市場。今年最後のイベント、米国の利上げを勝機にしたい。

米国が利上げ実施なら円安恩恵銘柄が上昇へ

日本や欧州はマイナス金利に突入しているが、米国は昨年末から金融引き締め(利上げ)へとスタンスを転換。だが、当初は2016年中に数回は追加利上げを実施する見通しだったが、世界経済の先行き懸念などに足を引っ張られ、まだ一度も踏み切れていない。せめて、12月の利上げだけは何としても敢行したいというのがFRB(連邦準備制度理事会)の本音かもしれない。竹田さんはその点に目をつけた投資戦略を練る。

「ウォール・ストリート・ジャーナル紙の調査では、エコノミストの約8割が12月に利上げがあると予想しています。とはいえ、見送られるシナリオが現実となる確率もゼロではありません。そこで、利上げが実施されたケースと実施されなかったケースにおいて、株価が敏感に反応しそうな中小型株をそれぞれ選んでみました。つまり、どちらのシナリオにも対応できるわけです」

まず、大半の予想通りに利上げが行なわれると、日米金利差の拡大から円安・ドル高が進む可能性が考えられる。こうしたことを踏まえて、「利上げで狙う株」は円安を好感しそうな銘柄が中心だ。竹田さんは次のように説明する。「大和証券の投資戦略部チーフクオンツアナリスト・吉野貴晶さんの調査分析によると、イマジカ・ロボットHDは米ドル/円の為替感応度が2位、アイスタイルは3位でした。また、イマジカ・ロボットHDは子会社がVR(仮想現実)技術を持つABALに出資しており、テーマ物色の対象になりやすい。アイスタイルも高成長が続きそうなことから、丸三証券が買い推奨を行なっており、円安以外の好材料がそろっています」 

アピックヤマダについても、新たな半導体の実装技術・FOWLP(ファンアウト型ウエハーレベルパッケージ)のさらなる進化形であるPLP(パネルレベルパッケージ)への投資が本格化すれば、同社の業績にかなりポジティブな影響を及ぼしうるという。PLP投資関連のニュースが出てくれば、それを材料視して株価が噴く可能性が高い。

ペガサスミシン製造も、世界的なアパレルが生産拠点を構えるアジア諸国で重宝されている工業用ミシンメーカーだ。当然ながら、円安は願ってもない恩恵となる。「チャート的にも、月足で上値抵抗線として作用してきた24カ月移動平均線を上抜け、買いに勢いがつきそうです。PBRもかなり割安ですし、配当利回りは3%を超えています」(竹田さん)

米国の利上げ実施で狙うべき株、 見送りで上がる株 10
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利上げ見送りなら、日銀のETF買いに注目!?

 一方、12月も利上げが見送られてしまった場合はどうなるのか。利上げが現実となった場合の裏返しで、為替相場においては円高・ドル安が進む可能性が高そうだ。これに対し、本来なら株式市場は利上げを嫌うものだが、「またしても踏みとどまるほど、世界経済の先行きは怪しいのか?」との疑念も拡大しかねない。そうなると、むしろ利上げ見送りが株式市場に波乱を招くことも考えられる。

「米国株に〝ツレ安〞する格好で日本株が下げたとしたら、その際には日銀の動きを注視しておきたいところです。これまで日銀のETF買いは、相場が下落している局面で実施されてきました。そして、9月の金融政策の見直しに伴い、購入対象のETFは日経平均連動型からTOPIX(東証株価指数)連動型に変える方針です」(竹田さん)

こうした点に目をつけて選んだのが「利上げ見送りで上がる株」なのだ。筆頭に挙げられた中国工業は、日銀によるTOPIX連動型ETF購入が需給に強烈なインパクトを与えるという。「全体相場が大幅安の日(日銀のETF買いが予想される局面)は、この銘柄が上昇する可能性が大」(竹田さん)なのだ。

もちろん、円安ではなく円高がメリットとして作用しそうな銘柄も見逃せない。輸入家具を取り扱っているカッシーナ・イクスシーはその代表格であるうえ、「配当利回りが3%を大きく超えている」(竹田さん)のも魅力だ。 円高で見直されるといえば、超ドメスティック(内需型)もしかりだろう。伊豆シャボテンリゾートがまさにそれで、外国人投資家の持ち株比率がきわめて低く、彼らが売るリスクも低い。しかも、「シャボテン公園名物の『カピバラの露天風呂』が集客に寄与し、人気のリゾート列車『伊豆クレイル』関連でもある」(竹田さん)とか。

あるいは、金融政策がどちらに向かっても、株価上昇の可能性がある銘柄を選んでおくというのも一考だ。トレイダーズHDはFXに力を入れており、円安でも円高でも為替が大きく動けば商機拡大に結びつきそう。日本アセットマーケティングについては、「親会社であるドン・キホーテの出店加速などで好環境が続く」(竹田さん)ため、全体相場の行方にかかわらず堅調に推移する可能性が高い。なお、同社は大物個人投資家のBNFが大株主だ。

米国の利上げ実施で狙うべき株、 見送りで上がる株 10
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米国の利上げ実施で狙うべき株、 見送りで上がる株 10
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