ネットマネー 2017年1月号より一部を特別公開!

90年代のバブル崩壊で4000万円の債務超過、自己破産の危機に陥る

不動産投資家歴30年というベテラン大家の加藤隆さん。大家業を始めたきっかけは、「会社に依存しすぎたくなかったから」だという。

「私が若手社員だった80年代半ばは、バブルの真っ盛り。栄養ドリンクのCMではないですが、〝24時間働ける〞モーレツ社員がもてはやされていました。でも、私はそんな働き方はしたくなかった。もっと自分の時間を大切にしたい。でも、充実した余暇を過ごすには、お金も必要。そこで目をつけたのが、少ない労力で安定して収益を上げられる不動産投資でした」 

大家歴 30 年! 修羅場を切り抜け、 不動産投資を 長く続ける秘訣
(画像=ネットマネー)
大家歴 30 年! 修羅場を切り抜け、 不動産投資を 長く続ける秘訣
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株式投資で稼いだ800万円を元手に、1986年、東京都豊島区の区分マンションを現金購入。その後も、都内を中心に区分マンションを少しずつ購入していくが、困ったことに、なかなか思うように収益が上がらない。

「当初から毎月2万円ほどの持ち出しがありましたが、年を経るごとに悪化していき、3年後には一物件月8万円にまで膨らんでしまいました」 

しかも、追い打ちをかけるようにバブルが崩壊。債務超過額が4000万円に達したときには、「最悪の場合、自己破産も覚悟した」という。 

それでも、立て直すことができたのは、「後に、キャッシュフローは常に黒字をキープしていたこと」が大きく寄与したと加藤さんは振り返る。また、バブル後の地価下落と低金利で、良質な物件を安く購入できるようになったこともプラスに働いたそうだ。 

こうして危機を乗り越えた加藤さんだが、現在は100室もの物件を所有し、常にほぼ満室状態をキープするなど、順調なサラリーマン大家ライフを送っている。そんな加藤さんに、不動産投資を長く続ける秘訣を聞いた。

「複数の物件を所有し、リスクを分散させること。融資を受けられるなら、できるだけ活用すること。そのほうがよりよい物件を入手できますから。そのためには、金融機関にどういう物件なら融資してくれるかを聞いてみることをお勧めします。具体的に教えてくれるものですよ」 今すぐ金融機関へ相談に行ってみてはいかがだろう。

大家歴 30 年! 修羅場を切り抜け、 不動産投資を 長く続ける秘訣
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加藤 隆さん
IT企業でサラリーマン歴36年(現役)、大家歴30年の実績を持つ。不動産経営を通じ、サラリーマンの経済的・時間的・精神的自立を提唱し、セミナー・勉強会の講師も多く務める。