ネットマネー 2017年1月号より一部を特別公開!

アベノミクスの第2次経済政策は金融と財政による〝ポリシーミックス〞となる。相場の世界で50年! 長年の経験を生かした植木靖男氏が注目銘柄をズバリ予想!

今月の目のつけどころ 財政政策への転換で爆上げする王道5銘柄

第2次経済政策で株価は再び上昇基調に

植木靖男の王道銘柄一直線
(画像=ネットマネー)

世界的な経済成長の鈍化が明白になりつつあるようだ。先進国はどこも景気回復のために金利を相次いで下げてきた。日本や欧州などは、マイナス金利を導入した。

しかし、その効果は見られず、景気回復には金融政策ではどうにもならない。つまり限界論も噴出してきている。

米国ではリーマン・ショック後、異次元の金融緩和策で約400兆円もの巨額資金が投入された結果、株価などの資産価格は大きく上昇したが、思うように景気はよくならず、高所得者などの富裕層が株価上昇で恩恵を十分享受できたものの、中低所得者層にはそれが限定的であり、いわゆる格差の拡大というマイナス面がクローズアップされた。そこで浮上してきたのが財政政策だ。

財政政策ならインフラ整備などでデフレの原因である需要不足を解消し、格差是正、失業者救済といった効果が望める。とはいえ、日本の財政事情は逼迫していて、公債残高は2016年度の政府案では、対GDP(国内総生産)比161%、国内および地方の長期債務残高は205%にも達するという。したがって、政策目標を達成するために、いくつかの政策を組み合わせて同時期に実施する〝ポリシーミックス〞が有効となる。今回であれば、財政だけではなく金融政策との〝ポリシーミックス〞だろう。

「アベノミクス」は、異次元の金融緩和策が中心に展開された。その後数年にわたって大きな実績を積んできたが、今後は財政政策を中心に、「1億総活躍社会」の実現に向けて、子育て支援や介護の拡充、リニア中央新幹線の開業前倒しなど、インフラ整備を中心とした〝ポリシーミックス〞で、第2次経済政策がスタートすることになる。

日経平均株価は2016年2月と6月に1万5000円割れとなり、底入れしたかに見える。さらに、10月20日には待望の1万7000円の大台を回復。2017年は、このポリシーミックスによる第2次経済政策で再び上昇基調をたどることになるだろう。

植木靖男の王道銘柄一直線
(画像=ネットマネー)