ネットマネー 2017年1月号より一部を特別公開!

株価が〝噴火〞する銘柄には、マーケットが次に注目するであろう材料・テーマが必ず備わっている。政策と経済トレンドを先読みすれば、その兆候はキャッチできる。今月の噴火株を見逃すな!

「水道事業の民間開放」という大きな株テーマが急浮上してきた!

山本伸の先読み噴火株
(画像=ネットマネー)

今年1年を通じて世界の株式市場が懸念してきた米国の利上げ問題ですが、仮に12月13〜14日に開催されるFOMC(連邦公開市場委員会)でFRB(連邦準備制度理事会)が利上げに動いたとしても、それはマーケットでは相当に織り込み済みの状態となるでしょう。大きな混乱は生じないと考えています。

米国の利上げは円安要因となるため、むしろ年末株高を盛り上げる材料になるかもしれません。

一方、国内では12月15日に日露首脳会談が開催予定で外交的に大きな成果が出ればロシアとの貿易拡大で潤う企業がいくつも出てきそうです。私が今回挙げる銘柄のうち2銘柄はロシア関連です。

そして、最近になって大きな株価テーマになりそうな政策が急浮上してきました。それが「水道事業の民間開放」です。これは、政府が地方自治体が手がける水道事業に民間企業の参入を促すため、来年にも水道法を改正するなどして後押しする方向と報道されたものです。

1つ目の先読み噴火株は、前澤工業(東1・6489)。同社は上下水道用機械の大手企業で、これまでは官公需要主体で経営してきましたが、民間企業参入が進めば大きく活躍する舞台が広がる可能性が出てきました。株価もこのニュースを好感して反応開始。今後の展開が楽しみになってきました。

2つ目の先読み噴火株も水道関連にしましょう。上下水処理の水環境事業と、化学、鉄鋼などのプラント建設を2本柱とする月島機械(東1・6332)です。同社は、下水汚泥を活用したバイオマス発電事業にも取り組んでおり、資源的な将来性が評価され、株価が右肩上がりの状況になっています。

3つ目の先読み噴火株は日露首脳会談絡み。新潟港を拠点とする港湾運送大手のリンコーコーポレーション(東2・9355)で勝負する手があります。ロシアとの友好ムードが高まれば、同国向けの中古車輸出などが大いに盛り上がるでしょう。ロシア銘柄として水産関連企業を推奨する向きもありますが、海運関連企業は長きにわたって業績向上が望める可能性が高いと、私は考えています。

今回最後の先読み噴火株も日露関連。ロシア向けに強い海運企業である兵機海運(東2・9362)に注目しています。同社も前述のリンコーコーポレーションも株価が100円台から200円程度の低位株ですから、相場に一度火がつけば、2倍高、3倍高の楽しみがありそうです。