ネットマネー 2017年1月号より一部を特別公開!

1月号のテーマ 2017年に上昇する期待株

今年も、あと残り1カ月ほど。2016年に人気となったテーマといえばAI(人工知能)やVR(仮想現実)AR(拡張現実)、IoT(モノのインターネット)など、次世代の新技術に市場の関心が集まった。

来年もこの流れが続くのか、それとも新たなテーマが生まれてくるのか。株プロたちが2017年に買いの注目有望株を選んでくれた。

株プロ七人の本命株
(画像=ネットマネー)

環境に配慮したコーティング事業を展開。グローバル化を推進中

2016年3月3日に東証2部へ上場した中本パックスに注目する。同社は食品包装、IT・工業材、医療に強みを持つラミネート・コーティングが中核。グラビア印刷を軸に、デザイン、プランニングから印刷後の最終仕上げまで、包装資材に対するニーズに対応。また、中国をはじめとしたグローバルな展開を推進している。「クリーン&セーフティー」を合言葉に、自然環境や労働環境に配慮した製品、技術の開発、素材の改良など、社会が必要とする製品・技術を開発してきた。

売り上げは、コンビニ向け包材・2次電池部材などが拡大。電子レンジ用向け透明耐熱PET容器にも期待したい。

環境問題への対応を最大のテーマとしており、インキの水性化や樹脂改質による新接着技術で溶剤を使わない印刷環境の構築や、対自然環境として、CO2(二酸化炭素)や産業廃棄物を廃棄せず再利用する油化発電システムの導入など、人や環境に配慮した取り組みを進めているのも特徴だ。2017年に期待したい。

株プロ七人の本命株
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国内・海外旅行の比較サイトを運営。ユーザー数が40%増

国内・海外格安旅行の比較サイト「トラベルコちゃん」を展開している。若い女性の利用が多い。「トラベルコちゃん」に商品やサイトを掲載する際に徴収する手数料が収益の源泉となっている。2016年3月期末現在の取引先・提携先は約300社と、旅行比較サイトとしてはトップクラスだ。ユーザー数は同308万人で、前期末に比べて40%増えたという。

同社は10月に、2017年3月期業績の下方修正を発表している。売上高予想は従来通り30億5000万円(前期比24 %増)だが、営業利益を11億5000万円から9億2000万円(同8%増)に減額した。ただ、修正の要因はテレビCMを含む広告費を増やすことによるもの。来期以降の売り上げ増を狙う戦略とみられ、前向きな投資と判断できる。2018年3月期にはこの効果が出て、大幅な増益になることが予想される。株価は、来期予想が明らかになる来年の上昇が期待できそうだ。2016年の高値3690円の更新も視野に入る。

株プロ七人の本命株
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テレビCMを制作。リーマン・ショック後から売上高・営業利益は2倍超

テレビCMの大手制作会社。8月に発表された2017年3月期の第1四半期決算では20・1%の増収、16・3%の営業増益と堅調だ。auのCM「三太郎シリーズ」の大ヒットで案件が増加していることに加え、デジタル関連も好調だ。

リーマン・ショック後の2010年3月期から前期は売上高は2倍超、営業利益は2・8倍にまで拡大している。

今期は12月決算への変更で9カ月の変則決算の為、単純比較はできないが、業績予想は従来の12カ月決算ベースのものを9カ月決算ベースにしたもので、業績の基調に変化はなく、配当性向も同水準となっている。

2017年1月4日をもって、ティー・ワイ・オーと経営統合。共同株式移転により、両社の完全親会社となる「AOI TYO Holdings」を設立することから、今年12月28日でいったん上場廃止となり、1月4日に再上場する。

足元は株価が下落しており1月以降の買い直しに期待して2017年は臨みたい。

株プロ七人の本命株
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物流施設に特化し、賃貸や管理を運営。REITも保有

物流施設に特化して賃貸・管理、開発などを手がける不動産会社。最近はネットショッピングの台頭で大型の倉庫などの需要が高いが、どこでもいいわけではなく、高速道路の近くや利便性が大事になる。

同社は長年培ってきたノウハウで権利関係などをまとめて大きな土地を確保し、倉庫を建設していく。その際、利便性が高く、広大な工場跡地を利用する。

ほかに、特徴として土壌汚染をクリアにする技術を持つエンバイオ・ホールデングスと資本業務提携を結んでいて、土壌汚染を駆除してから大型倉庫を開発。しかも物流REIT(不動産投資信託)を持っており、数年後に売却できるという出口もあるので利益がある程度計算できる。

保有のREITは2017年7月期に上場予定だ。10月4日に1850円の上場来高値を更新した後は一服しているが、PERはわずか8倍程度。東証1部で日銀TOPIX買いも期待できる。   10月末に1対2の株式分割をした。

株プロ七人の本命株
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ビッグデータを活用した医療サービスを提供。12月の業績に期待

病院経営などを支援するサービスを展開している。医療・健康データを集積する「データネットワークサービス」と、集積したデータを活用する「データ利活用サービス」が事業の2本柱だ。高齢化社会が進む中、こうした医療関連のビッグデータ活用サービス事業は今後も需要が拡大すると想定されるので、2017年は同社に注目したい。

ビッグデータやAIを活用する動きは、医療業界だけではなく生命保険業界でも本格化している。第一生命では約1300万件に上る医療データをもとに健康診断の数値と病気の発症率を分析、疾患によっては引き受け基準を緩和できることが判明したとのこと。ほかの保険会社もこうした流れに追随すると、同社への引き合いが増加する可能性がある。

2016年12月期の業績見通しは増収増益と堅調な推移が見られるほか、株価も上場来高値を更新するなど、強い値動きとなっている。PERは100倍超とかなり高めではあるが、高い成長性に期待したい。

株プロ七人の本命株
(画像=ネットマネー)
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立ち食いステーキという新業態の店舗が大人気。地方出店の可能性も

ステーキのファストフード店の運営を手がけている。同社は、2013年に立ち食いステーキという新しい業態を開発した。立ち食いステーキが人気化し、業績が大きく拡大している。10月に発表した今12月期第2四半期決算では、売上高159億5700万円(前年同期比41・3%増)、営業利益6億2800万円(同88・3%増)、純利益3億1400万円(同106・1%増)と驚異的な増収増益を達成している。これは、立ち食いステーキ「いきなり!ステーキ」の新規出店を加速させていることや、既存店売上高が堅調に推移していることが要因だ。

また、現在は東京を中心とした店舗展開を行なっており、ほかの大都市圏には十分な出店余地があるほか、地方都市にいたっては手つかずの状態。中長期的に大きく業績が拡大する可能性が高いと判断した。好調な業績を背景に株価は強い上昇トレンドを形成している、2017年も引き続き積極的な店舗展開を予定していることから、大きな株価上昇が期待できそうだ。

株プロ七人の本命株
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防災減災にも強い、建設コンサルティングを提供。IoT関連として注目

2017年は新たに訪れるテーマはなく、前年の自動運転、フィンテック(金融とITの融合)、IoT、AIなどのテーマを引き継ぎながら理想買いから現実買いへと移行する年になるだろう。そしてテーマ株相場が循環していく中で、そのテーマ株も淘汰が進む。前回のテーマ株相場に上がった銘柄が再度上昇するという保証はどこにもない。そこで新しい候補として、AI、IoT関連銘柄の構造計画研究所に注目したい。

同社は構造設計が発祥、防災にも強い建設コンサルティング企業。その技術力とノウハウを生かして、今後は製造業IoT事業を加速させる。そのカギを握るのが同社の持ち分法適用会社であるプロメテック・ソフトウエア(非上場)だ。

同社は東京大学発のベンチャーで、粒子法という新たな流体解析法に強みを持ち、自動運転技術で注目される米国の半導体メーカーであるエヌビディアとも深い取引関係を持つ。業績面も高水準の受注残を抱えて好調だ。テーマ・材料に乗った相場入りに期待。

株プロ七人の本命株
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プロ推奨のアノ株は今どうなった?

11月号発売の2016年9月21日から、はや2カ月。アノ株は期待通り爆騰した? 気になるその後を大追跡。さらに「今ならどうする?」アドバイス付き。

※騰落率は発売日前日の終値に対するもの。発売日が市場休業日の場合は直前営業日の終値を採用し、株式分割が実施された場合は株価修正後のデータで算出。▲=マイナス。

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