ネットマネー 2017年1月号より一部を特別公開!

原油価格安定で、英国の未来は意外と明るい!?

外為予報
(画像=ネットマネー)

米国の景気が悪化しているようです。民間の設備投資が芳しくなく、年内の利上げも確定とはいえない状況です。   一方、不動産価格の高騰が止まりません。サブプライムローン問題が起きたリーマン・ショック前の不動産バブル期よりも、さらに2〜3割程度上昇しており、このまま低金利状態が続くと再び不動産バブルが起きてしまうという意見がある一方、いま利上げをすると民間の設備投資が進まなくなるという懸念もあり、米国の金融政策は身動きがとれない状況に陥っています。

こうした金融面でのファンダメンタルズが読みにくい状況では、市場の注目はほかの材料へと向かいがちです。   11月30日に開催が予定されているOPEC(石油輸出国機構)総会では、非公式ながら、ロシアの協力を得て減産合意の方向で話が進んでいます。

これが実現すれば、原油価格は1バレル=50ドル前後で安定することが予想され、産油国にもお金が回り始めるでしょう。

外為予報
(画像=ネットマネー)

そこで、注目したいのが英国です。英国=産油国というイメージは薄いかもしれませんが、北海油田を持つ英国は実は産油国。メイ英国首相は10月2日、EU離脱に向けた交渉を来年3月末までに始める考えを示しましたが、欧州市場を完全に失ってしまうかもしれないというリスクはあるものの、原油価格の下落に歯止めがかかれば、状況はそんなに悪くないのでは? と考えることができるのです。

さて、そうした視点で英ポンド/円の月足チャートを見ると、120円近辺で底堅いことがわかります。英ポンドを買うときは、対ユーロでの強弱がわかるユーロ/英ポンドの月足チャートも併せてチェックしましょう。現在はユーロが買われていますが、このトレンドが反転し、かつ英ポンド/円が120円台前半まで売られてきたところで買いを仕込んでみると、おもしろいかもしれません。