FX取引を始めたばかりの人の中には「外貨を保持しているときに何らかの費用はかかるのだろうか」「FXで米ドルを売るときには、実際にどのくらいの費用がかかるのか」など取引にかかる費用について疑問がある人もいるでしょう。

そこで今回は、FX取引にかかる費用について分かりやすく解説します。この記事を読んで、FX取引にかかる費用の目安を知り、実際の取引に役立てましょう。

FX取引にかかる費用

FX取引にかかる費用は主に以下の3つです。

・口座を開設するときの費用
・取引するときの費用
・利益を出したときの費用

これらの費用は、利用するFX会社や取引方法によって異なります。

口座を開設するときの費用

FX,費用
(画像=PIXTA)

FX取引を始めるためには口座の開設が必要です。以前は口座を開設する際に手数料を徴収していたFX会社もありました。しかし現在は、ほとんどの会社で口座開設料が無料となっています。

FX口座を開設する際には、身分証明書やマイナンバーなどの本人確認書類が必要です。加えて、個人情報保護方針や契約締結前交付書面などへの同意や承諾も必要になります。本人確認書類に関しては、ウェブサイトで手続きを済ませることもできます。

一方、セキュリティ面においてウェブサイトでの手続きに不安を感じる人は、郵送での手続きも可能です。その場合、FX会社によっては郵送料がかかることもあります。

口座への入金の費用

ほとんどのFX会社では口座開設の費用は無料となっています。しかし、FX会社の中には「初回最低入金額」を設定しているところもあるので注意しましょう。初回最低入金額とは、FX口座を開設した後に最初に入金する資金のことです。

また、ほとんどのFX会社では、口座に入金する際の手数料などを設けていません。しかし金融機関によっては、金融機関の口座からFX口座に送金する際に送金手数料を取られることがあります。

なお、一定期間内に初回最低入金額が振り込まれていない場合には、口座が消滅する可能性があります。そのため、口座を開設したときには、いつまでに口座への入金を済ませておくべきなのかを確認しておきましょう。

取引する際の費用

FX取引を行う場合には費用がかかります。取引にかかる費用は各FX会社によって異なるので注意が必要です。口座の開設を申し込む際に、それぞれのFX会社でどのくらいの費用がかかるのかを比較しておきましょう。

取引手数料

取引手数料とは、FX取引を行うときの売買手数料のことです。以前は取引手数料を設けていたFX会社もありました。しかし最近では、ほとんどのFX会社で取引手数料を無料にしています。

スプレッド

スプレッドとは通貨の買値と売値の差のことです。

海外旅行に出かけるときには、空港などで日本円を外国の通貨に両替したことがある人もいるでしょう。その際に、日本円から米ドルに両替するときは1ドル100円のレートになっていたものの、米ドルから日本円に両替するときは1ドル99円のレートになっていたというような経験をしたことはないでしょうか。

つまり、日本円から米ドルへの両替で適用されているレートと米ドルから日本円への両替で適用されているレートには違いがあるのです。このレートの差のことをスプレッドといいます。

スプレッドは取引する通貨ペアによって異なります。例えば、大手FX会社「外為どっとコム」の2020年5月時点における各通貨のスプレッドは以下のとおりです。

 通貨ペア  スプレッド(銭)
 米ドル/円  0.2
 ユーロ/円  0.5
 豪ドル/円  0.7
 ポンド/円  1.0
 ニュージーランドドル/円  1.2
 カナダドル/円  1.7
 スイスフラン/円  1.8
 トルコリラ/円  1.7
 南アフリカランド/円  1.0
 ロシアルーブル/円  0.5

これらのスプレッドは原則固定スプレッドです。雇用統計の発表や世界経済に影響を与えるニュースなどが発表されたときには、スプレッドが広がることもあります。

なお、スプレッドも各FX会社によって異なります。2020年5月時点における主なFX会社の「米ドル/円」のスプレッドは以下のとおりです。

 FX会社名  スプレッド(銭)
 SBI FXトレード  0.09
 みんなのFX  0.2
 外為どっとコム  0.2
 GMOクリック証券  0.2(原則固定)
 ヒロセ通商  0.2
 外為オンライン  1.0
 マネーパートナーズ  0.3
 FXブロードネット  0.2
 インヴァスト証券  0.3

FX会社によっては0.1銭以上の開きがあります。FX口座を開設するときには、各FX会社のスプレッドをチェックしておきましょう。

必要証拠金

必要証拠金とは、FX取引をするときに必要な預託金のことです。FX取引では、証拠金をもとにレバレッジを利用することにより、実際の資金よりも大きな金額での運用が可能です。

必要証拠金自体には手数料などはかかりません。ただしFX取引をした際に、為替レートの変動によって損失が出た場合には証拠金から損失分が引かれます。

必要証拠金の計算方法は「通貨量×4%×為替レート」です。例えば、1ドル100円のレートで1万通貨を取引する場合には「1万×4%×100」となり、4万円が必要証拠金です。

なお、証拠金については金額が大きいほど安全な運用が可能になります。上述の取引に関して、100万円を証拠金として取引する場合には為替レートが大きく変動しても取引を続けることができます。一方、4万円を証拠金として取引した場合には数円のレート変動で資金を失う可能性があります。

利益を出したときの費用

FX取引では、利益を出したときでも費用がかかることがあります。あらかじめおおよその費用の目安を把握しておくことで、安心して取引ができるでしょう。

出金手数料

出金手数料とは、FX口座から銀行口座へ送金時にかかる手数料のことです。以前は出金手数料を徴収していたFX会社もありました。しかし現在は、ほとんどのFX会社で出金手数料を無料にしています。

ただし、FX会社の中には「月5回まで」というように出金回数を制限しているところもあります。あらかじめチェックしておきましょう。

スワップポイント

スワップポイントとは、2つの通貨を取引した際の金利差調整分のことです。通貨の金利は各国によって異なります。日本やアメリカなどは低金利ですが、南アフリカやトルコなどの新興国では高い金利設定を行っています。

そのため、日本円とトルコリラの通貨ペアでFX取引をする場合にはスワップポイントが発生します。スワップポイントは土日や祝日を除く平日に受け取りが可能で、もし1日のスワップポイントが20円の場合、1週間で100円のスワップポイントを受け取ることができます。

スワップポイントは、通貨ペアによっては損失を出す可能性があるので注意が必要です。例えば、日本円を売ってトルコリラを買った場合にはプラスのスワップポイントが発生します。一方でトルコリラを売って日本円を買った場合には、マイナスのスワップポイントが発生します。

そのため、通貨ペアによっては為替差益による利益を得たものの、スワップポイントの発生によって利益を失う可能性もあるので注意しましょう。

税金にも注意

FX取引を行う際には税金にも注意が必要です。FXで一定の利益を上げた場合、確定申告の義務が発生します。2020年5月時点での法律では、FXで獲得した利益の20.315%を所得税と住民税として納める必要があります。

ただし以下のケースでは確定申告が免除されます。

・給与所得者で年収が2000万円以下、給与所得や退職金以外の所得の合算が20万円以下の場合
・フリーターや専業主婦で、所得の合算が38万円以下だった場合
・ポジションを決済していない場合

FXを始める際には、税金の発生があることを覚えておきましょう。

FX取引の費用を抑える方法

ここでは、FX取引の費用を抑える方法について紹介します。FX取引をお得に行うためにも把握しておきましょう。

FX会社を慎重に選ぶ

FX取引では、口座開設料や取引手数料、スプレッドやスワップポイントなどの費用が発生します。

最近では、FX会社による新規獲得競争もあり、FX取引にかかる費用は下がりました。しかし、それでもFX会社によって運用コストには差があります。FX取引で利益を得たものの、運用コストがかかったために利益率を下げてしまうようでは意味がありません。

そのため、FXを始める際には利用するFX会社を慎重に選びましょう。最初から1つに絞るのではなく、複数の会社を比較検討して決定することをおすすめします。

取引方法に注意する

FX取引をする際には取引方法にも注意を払いましょう。取引する通貨ペアによっては、マイナスのスワップポイントが発生することがあります。また証拠金が少ない場合には、証拠金不足による強制決済のリスクもあるので注意しましょう。

キャッシュバックキャンペーンを利用する

FX会社の中には、新規で口座を開設した人を対象にキャッシュバックキャンペーンを定期的に開催しているところもあります。口座開設完了日からの一定期間に、指定された通貨量の取引をした人がキャッシュバックの対象となります。

キャッシュバックの金額は、各FX会社によって異なります。口座の開設を検討するときには、どの程度のキャッシュバックがあるのかをチェックしておくとよいでしょう。

FXにかかる費用を把握し、計画的な運用をしよう

今回の記事ではFX取引にかかる費用を各分野別に紹介しました。FX初心者は、取引を始めるときに以下のポイントを押さえておきましょう。

・FXの口座を開設するときに費用が発生するFX会社がある
・スプレッドの価格はFX会社によって異なる
・FX取引をする際には証拠金が必要
・高金利の通貨で取引するときにはスワップポイントが発生する
・状況によっては税金が発生する可能性がある

これらの要因で、選択するFX会社によって利益率が変わることがあります。そのため、口座を開設するときには慎重に比較検討をしましょう。また、FX会社の中にはキャッシュバックキャンペーンもあるので、FX取引を始めたばかりで不安を感じるときはキャンペーンなどを利用して費用を抑えるのもよいでしょう。

実際にFXを始める

■FX取引高8年連続国内第1位(※)
>>GMOクリック証券の口座開設はこちら

■信頼性の高いインフラ体制が魅力
>>ワイジェイFX(YJFX!)の口座開設はこちら

■FX口座数国内第1位
>>DMM FXの口座開設はこちら

■業界最狭水準のスプレッドが魅力
>>LIGHT FX(ライトFX)の口座開設はこちら

■業界最高水準のスワップがうれしい
>>みんなのFXの口座開設はこちら

■高い約定率で快適な取引を実現
>>FXプライムの口座開設はこちら

■自動売買「トラッキングトレード」が人気
>>FXブロードネットの口座開設はこちら

■高機能なツールで取引をサポート!
>>ヒロセ通商(LION FX)の口座開設はこちら

■自動売買取引で始めやすい
>>インヴァスト証券の口座開設はこちら

※ファイナンス・マグネイト社調べ(2012年1月~2019年12月)