ネットマネー 2017年3月号より一部を特別公開!

中小型株をメインに考える

始まる前は浸透に懐疑的だった「JPX日経400」も、今や銘柄入れ替えのたびに 相場が盛り上がるようになった。この中小型版が始まるということで、今から情報戦 !

各市場の時価総額上位20%「以外」の銘柄で構成される

 日本取引所グループは、昨年12月、「JPX日経中小型株指数」の算出・公表を発表しました。ここ数カ月の株高局面では大型株が注目されましたが、今年は中小型株にも関心が高まりそうです。

「JPX日経中小型株指数」は、「JPX日経400」の中小型株版。つまり中小型株にJPX日経400のコンセプトを適用するわけです。まず、東証1部や2部、マザーズ、ジャスダック市場の中から、時価総額上位の20%の銘柄は対象外となります。さらにRОE(自己資本利益率)の高さなどを評価項目として、最終的に指数構成の200銘柄が決定します。今年3月の算出・公表が決まり、今後は組み入れ銘柄に注目が集まりそう。

 中小型株の中にはROEが低い企業が多いため、この部分がより大事な視点となるのでは? 投資指標といえばPER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)が代表的ですが、今年前半はROEが改めて注目されるでしょう。なぜなら、昨年10月以降、海外投資家が日本株市場に舞い戻ってきているからです。海外投資家は、数ある投資指標の中で最もRОEに注目しています。

では、具体的にどのような銘柄が、JPX日経中小型株指数に採用されたのでしょうか。

 実際に採用銘柄を見てみると、東急建設など時価総額がやや小さい建設株が組み入れられています。また、小型のインターネット関連株が多く入っている点なども特徴と言えるでしょう。

採用基準のポイントは海外投資家も注目するRОE!直近3年の平均が高いほど◎

採用銘柄の中で特に直近3年間の「平均ROE」に注目

 今後、JPX日経中小型株指数に連動するETF(上場投資信託)などが登場すれば、構成銘柄には需給妙味が大きくなりそう。特に、指数の採用基準にもなっている直近3年間の「平均ROE」が高い銘柄については、外国人投資家からの関心が高まる可能性が高いといえるでしょう。