FX取引では、通貨ペアの選び方が重要になります。選び方を間違えれば、どんなに優れた手法を用いても良い取引はできません。しかし通貨ペアの選び方に詳しくなれば、取引が活発化している通貨を選んで有利な戦略を立てられるようになります。

とはいえ、通貨ペアの選び方を最初からよく知っている人は少ないでしょう。この記事では、通貨ペアの選び方について詳しく紹介します。

・通貨ペアとは何?
・通貨ペアの選び方のポイント
・通貨ペアの特徴

この記事を読むことで、通貨ペアの選び方を理解し、自分に適した通貨ペアを選択できるようになりましょう。

通貨ペアとは何か?

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(画像=PIXTA)

まずは通貨ペアについて、基本的な事柄を紹介します。

基軸通貨と決済通貨

FX取引を行う場合、まず通貨ペアを選ぶことから始まります。その後、さまざまな手法で実際に取引していくことになりますが、その際に通貨ペアの特徴を理解しておくことが重要です。

実際の取引で売買する2つの国の通貨のことを通貨ペアといい、米ドルと日本円では「米ドル/日本円」、ユーロと米ドルならば「ユーロ/米ドル」と表記されます。また「/」で2つの通貨が区切られていますが、左側は「基軸通貨」で購入する通貨のことを指し、右側は「決済通貨」で売買する通貨を意味しています。

つまり、「米ドル/日本円」を買うということは、日本円を売って米ドルを購入するということです。米ドル/円のペアは、米ドルを円で売買するという意味です。なお、多くの場合、取引画面上では、アルファベット3文字でそれぞれの通貨が略して表記されています。

国・通貨 通貨コード 国・通貨 通貨コード
アメリカ・ドル USD 欧州連合(EU)ユーロ EUR
オーストラリア・ドル AUD 香港・ドル HKD
イギリス・ポンド GBP 日本・円 JPY
ブラジル・レアル BRL 韓国・ウォン KRW
カナダ・ドル CAD メキシコ・ペソ MXN
中国・人民元 CNY ニュージーランド・ドル NZD
ノルウェー・クローネ NOK スイス・フラン CHF
南アフリカ・ランド ZAR トルコ・リラ TRY

メジャー通貨とマイナー通貨

FXで取引される通貨は、メジャー通貨とマイナー通貨に分けられます。メジャー通貨とは、取引流通量の多い先進国の通貨のことをいいます。米ドル・ユーロ・日本円などの先進国は新興国に比べて情報が入手しやすく、相場分析をスムーズに行うことができ、これらを含む通貨ペアは相場が安定しているというメリットがあります。リスクを抑えた取引ができるのでFX初心者にもおすすめと言えるでしょう。

一方で、金利が低く設定されていることから、メジャー通貨同士の通貨ペアで取引すると相場変動が小さく大きなリターンが見込めません。そのため、スワップポイントの高さを主軸にして取引したい人には先進国の通貨は不向きと言えるでしょう。

ハイリスクでも大きなリターンを狙いたいという人はマイナー通貨での取引がおすすめです。マイナー通貨は、取引量が少ない通貨を意味し、トルコリラやメキシコペソ、アフリカランドなどの新興国の通貨が該当します。

マイナー通貨の多くは高い金利が設定されています。高スワップを狙った取引をする場合は、金利の低いメジャー通貨と組み合わせるとよいでしょう。そうすれば、通貨ペアを保有しているだけで毎日スワップポイントが少しずつたまっていくので、長期保有するトレーダーにおすすめです。

一方で、マイナー通貨は相場変動が激しく、ロスカットなどのリスクが大きくなっています。多くの新興国は政情不安や未発達な市場などの不安要素を抱えています。国によっては情報収集しづらく、世界経済が不安定になるとマイナー通貨が真っ先に売られ、相場が大きく下落することもあります。ハイリスク・ハイリターンのマイナー通貨は、どちらかといえば上級者向けの通貨であることを把握したうえで取引しましょう。

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通貨ペアの選び方のおすすめの手法

では実際に通貨ペアを選ぶ際は、どのようにして選べばよいのでしょうか。おすすめの選び方について解説します。

取引量の多い通貨ペアを選ぶ

FXで利益を上げるためには、取引量の多い通貨ペアを選ぶことが重要です。取引量が多いということは、世界中のトレーダーがその通貨に注目していることを意味します。より多くのトレーダーが注目しているということは、それだけ高い精度のテクニカル分析が可能になります。情報量が少ない場合、突発的な要因で突然価格が大きく動き、単なるギャンブルのような取引になってしまうため注意が必要です。

「ドルストレート」を選ぶ

FX取引におけるドルストレートとは、米ドルと別の通貨を組み合わせた取引を意味します。多くの場合、ドルストレートは取引量が多く相場が安定しています。そのため急激な相場変動が起こりにくく、比較的低リスクの取引が可能になります。

一般的に情報収集が容易な安定した通貨や、取引流通量の多い通貨ほど相場変動が少なくなっています。急落が起きた場合の損失を最小限に抑えたいのであればドルストレートで取引したほうがよいでしょう。また、テクニカル分析があてはまりやすく、投機的な動きが少ないため、値動きが滑らかなこともドルストレートの特徴です。

アメリカ経済の動向は、ドルストレート以外の通貨ペアで取引する場合にも世界経済に影響を与えるので、アメリカ経済を常に注視しておく必要があります。つまり、ポンド/円で取引する場合でも、イギリスと日本にアメリカを加えた3ヵ国の情報収集が必要になります。しかし、米ドルを含むドルストレートで取引すれば分析も2つの国で済むでしょう。

トレードスタイルに合わせて通貨ペアを選ぶ

通貨ペアは自らのトレードスタイルに合わせて選択することが重要です。例えば、デイトレードを行う場合、上昇もしくは下降のトレンドにある通貨ペアを選んだほうがよいでしょう。FXは原則として、一定のトレンドが出ているときにトレードをすると多くの利益を得ることができる取引です。レンジ相場ではそこまで利益を出すことができません。

通貨ペアもトレンド相場とレンジ相場を繰り返します。トレードスタイルによっては、不利な状況に陥ってしまう通貨ペアもあります。トレンドを見極めて、通貨ペアを選びましょう。

スワップポイントで選ぶ

通貨を売買するときには、通貨の金利差によるスワップポイントが発生します。スワップポイントはFX会社により異なるため、自分が取引したい通貨ペアのスワップを事前に確認しておきましょう。

通貨ペアの特徴

ここからは多くのトレーダーに選ばれている通貨ペアの特徴を簡単に解説します。

米ドル/円(USD/JPY)

初心者が最も取引しやすい通貨ペアです。ほとんどのFX会社でスプレッドが最も狭いという特徴があります。利益を出しやすい通貨ペアは、スプレッドが小さいものです。通常であれば値動きは穏やかではありますが、世界経済が大きくダメージを受けると値動きが激しくなることがあります。

ユーロ/米ドル(EUR/USD)

世界で最も取引されている通貨ペアです。取引が最も多いということもあり、動きも安定しています。基本的には初心者におすすめの通貨ペアです。

ユーロ/円(EUR/JPY)

外国為替市場で取り扱いが多い通貨ペアです。トレンドが出やすい傾向にあり、変則的な動きがそれほど多くないというのも特徴です。ほとんどのFX会社において、利益が出しやすくスプレッドの狭い傾向がある通貨ペアとなっています。しかしボラティリティ(値幅変動率)が高い場合もあるので取引時には注意が必要です。

GBP系(ポンド系)

とにかくボラティリティが高く、通貨ペアでも値動きが激しく動くタイプです。ポンド/円はまだマイルドですが、ボンド/米ドルは、短期での値動きが激しく初心者には取り扱いが非常に難しくなっています。

値動きが激しいとすぐに利益を出しやすいですが、反対に損をしたときのダメージも大きくなります。

AUD系(豪ドル系)

オーストラリアが資源国のため、資源国通貨といわれています。この通貨ペアは、コモディティ(商品先物など)の値動きに影響を受けやすい傾向があります。

また、アメリカ・日本・中国の経済状況に影響されやすく、各国の経済指標に注意して取引する必要があります。一方で、日本との金利の差が大きく、スワップポイントが高いことから、豪ドル/円は人気のある通貨ペアでもあります。

スワップポイントで見るおすすめのFX会社5選

ここからは、スワップポイントに注目して主なFX会社の特徴を解説します。

外為オンライン

高スワップを提供しています。スプレッドは広めですが、トルコリラ/円やメキシコペソ/円などの通貨ペアで業界でも高いクラスのスワップポイントを提供しており、高金利+自動売買の取引をすることができます。

LIGHT FX

高金利通貨を狙うならおすすめのFX会社です。キャンペーン期間中などは、業界の中でも高いスワップを提供しています。

ヒロセ通商(Lion FX)

アフリカランド/円やメキシコペソ/円などの通貨ペアで高いスワップポイントを提供しています。長期スワップ金利の運用をする人は押さえておきたいFX会社です。

DMM FX(DMM.com証券)

売りスワップが低い(安い)ことが特徴です。売り建てのときには有利でしょう。売り注文が気兼ねなくできます。

GMOクリック証券

スプレッドの狭さ(安さ)に定評があります。また、高金利通貨のサヤ取りにははずせないでしょう。

通貨ペアの選び方Q&A

初心者におすすめの通貨ペアは?

取引量が多く、値動きが安定しているメジャーな通貨ペアとして、「米ドル/円」「ユーロ/米ドル」「豪ドル/米ドル」「英ポンド/米ドル」の4つがFX初心者におすすめと言えるでしょう。

そのうえで、2つのポイントを意識するとよいでしょう。

① スワップポイントが高い通貨を選びましょう。スワップ運用ではポイントの高さが重要です。同じ通貨ペアでも、FX会社によってもらえるスワップが異なるので、会社の選択も重要なポイントです。

② 安定度(ボラティリティの低さ)で選びましょう。長期で通貨を保有することが多いスワッ プ運用を行ううえで価格の激しい上下動は大きなリスクとなります。急な下落でボラティリティが高いと、口座への入金が間に合わずロスカットが発生しやすいからです。

長期投資でおすすめの通貨ペアは?

長期の場合は流通量やスプレッドを気にする必要はありません。一方で、スワップポイントでマイナスになるケースには注意しましょう。スワップポイント重視の場合は、トルコリラ/円、メキシコペソ/円、南アフリカランド/円などの高金利通貨への長期投資が向いています。初心者にはあまりおすすめできませんが、経済知識のある人ならば挑戦してみるのもよいでしょう。

まとめ

FX取引においては通貨ペアの選び方が重要です。通貨ペアを選ぶ際には、取引量やトレードスタイル、そしてスワップポイントに注意して選びましょう。

通貨ペアの特徴を押さえたうえで、各FX会社の特徴も見て会社を選ぶことも重要です。効果的に利益を出していくためにも、通貨ペア選びはさまざまな情報を集めたうえで行いましょう。

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※ファイナンス・マグネイト社調べ(2012年1月~2019年12月)