FX初心者の中には「ファンダメンタル分析という言葉は聞いたことがあるものの、具体的にはどういうものか分からない」という人もいるでしょう。FX取引で成功するには分析手法が重要です。為替レートの変動に影響する情報を正しく分析することで、チャートの動きの予想が可能になります。

そこで今回は、ファンダメンタル分析の基礎知識について解説します。加えて、ファンダメンタル分析の情報を入手する方法も紹介します。FX取引を始めたばかりの人や分析手法に興味のある人は参考にしてみてください。

ファンダメンタル分析とは

FX,ファンダメンタル分析
(画像=PIXTA)

ファンダメンタル分析とは、世界の経済に関する情報や各国の経済指標、政治動向などを基に、為替相場の中長期的な動きを予想する分析手法です。

長期的に見ると、為替レートには国力が反映されます。該当する国にとって良いニュースが報道されれば通貨の価値は上がります。一方で、悪いニュースが流れれば通貨の価値は下がる傾向があります。

そのため、ファンダメンタル分析を行うことで、FX取引の正しい戦略を立てることができるのです。

為替相場が変動する仕組み

そもそも為替相場はなぜ変動するのでしょうか。為替変動が起こる要因はさまざまです。しかし、基本的に為替レートは2国間のパワーバランスを反映しています。

例えば、米ドル/円の通貨ペアに関して、世界情勢によって米ドルのほうが魅力的に感じる場合にはドル高になりますし、円のほうが魅力的に感じるときには円高になります。ファンダメンタル分析では、2国間のパワーバランスに影響を与える情報を分析することで取引するタイミングや量などを決定します。

ファンダメンタル分析とテクニカル分析の関係

FXの分析手法は、ファンダメンタル分析のほかにテクニカル分析があります。テクニカル分析とは、過去の為替レートの動きをチェックして将来の為替レートの動きを予測する分析手法です。

テクニカル分析では、一定期間の為替レートの動きを線でつないだ「単純移動平均線」、一定期間の高値と安値、始値と終値を図形にした「ローソク足」などを使用します。グラフやチャートなどの視覚的な技術のみを用いた、ファンダメンタル分析とは相反する分析手法です。

FXで安定した利益を出すために、2つの分析手法をバランスよく利用しましょう。例えば米ドル/円の取引をする際に、2つの分析手法が円高、または円安のどちらかに同じ方向を示している場合には予測の精度が高まったと考えられます。

FX取引で重要なファンダメンタルズとは

投資の世界では、さまざまなファンダメンタルズがあります。ファンダメンタルズの中には、為替レートの動きに大きな影響を与えるものとそうでないものがあります。そのため、FX取引において役立つファンダメンタルズを覚えることで、安定した取引に役立てることができるでしょう。

主なファンダメンタルズとして以下の3つがあります。

経済指標

経済指標とは各国の中央銀行や経済関連の中央省庁が発表する経済に関する統計のことです。経済指標は、その国の景気や経済動向を知るうえで重要なバロメーターの一つです。経済指標によって為替レートが大きく動くこともあります。

世界にはさまざまな経済指標がありますが、以下の3つは特に重要なので覚えておきましょう。

・米国雇用統計

米国雇用統計とはアメリカの雇用情勢を示す統計のことです。米国労働省がアメリカの政府機関や企業のサンプル調査を行い、失業率や非農業部門就業者数など10項目の統計を発表します。

FOMC(連邦公開市場委員会)は、米国雇用統計の結果に基づいて金融政策を決定しているため、米ドルの為替の動きにも大きな影響を及ぼします。

なお米国雇用統計の発表は、原則毎月第一金曜日に行われます。

・米CPI

米CPIとは消費者物価指数の略です。米労働省労働統計局が、消費者が購入するサービスやモノの物価の動きを指数化して発表します。発表された米CPIによって、インフレ率や国民の生活水準を把握することができます。

なお米CPIの発表は、毎月15日前後の木曜日や金曜日に行われます。

・米小売売上高

米小売売上高とは、スーパーや百貨店などの小売サービス業の月間売上高のことです。米国商務省経済分析局が、総合小売店やガソリンスタンド、電気製品や自動車などについての、前月比の実額を発表します。

基本的に、米小売売上高の結果が良ければアメリカの経済は上向いていると判断できます。反対に結果が落ち込んだ場合には景気が停滞していることが分かります。

アメリカは世界でも有数の消費大国であり、アメリカの国民総生産(GDP)の7割が個人消費となっています。そのため、米国雇用統計の結果は為替の動きにも大きな影響を与えるのです。

なお米小売売上高の発表は、毎月2週目に行われます。

金融政策

金融政策とは、各国の中央銀行が行っている経済政策のことです。FXにおいては、政策金利が重要視されます。基本的に、景気が過熱している状態においては政策金利が高めに設定され、景気が後退している状況では低めに設定されます。

政策金利の発表によって為替レートの変動は大きくなります。政府が利上げを発表したときには通貨高になりやすく、政府が利下げを行うと通貨安になりやすい傾向にあります。そのため、各国の政策金利には常に注目しておきましょう。

なお、2020年5月時点での各国の政策金利は以下のとおりです。

 国名  政策金利(%)
 日本  -0.10
 アメリカ  0.00~0.25
 ユーロ  -0.50~0.25
 イギリス  0.10
 オーストラリア  0.25
 ニュージーランド  0.25
 トルコ  8.25
 南アフリカ  3.75

要人発言

要人発言とは、金融政策を担っている中央銀行の総裁や経済政策を担っている大臣による重要な発言のことです。発言内容によっては、その国の景気や今後の金利政策などを予想できます。

注意しておきたい要人発言は以下のとおりです。

・日本銀行総裁や副総裁の発言
・FRB(米連邦準備制度理事会)議長や理事の発言
・ECB(欧州中央銀行)総裁や理事の発言
・各国の財務大臣や財務長官の発言
・各国の財務官による発言

これらの要人が、物価の適正水準に関する発言や現在の経済の見方を示す発言をした場合には、為替が大きく動くことがあります。

ファンダメンタルズ情報を入手する方法

「ファンダメンタル分析の重要性は理解したものの、情報をどのように入手すればよいのか分からない」という人もいるでしょう。ここでは、ファンダメンタルズ情報を入手するときにおすすめの方法を紹介します。

テレビや新聞などから入手する

ファンダメンタルズ情報を入手する方法の一つはテレビや新聞です。経済番組や経済新聞は毎日の株式情報や景況などを詳細に伝えているので便利です

リアルタイムで情報を入手したいときにはテレビがおすすめです。経済や政治に関する最新の情報を入手できます。一方で経済に関する詳細な情報を入手したいときには新聞を読みましょう。有名投資家や経済学者による将来の展望なども知ることができます。

インターネットから入手する

インターネットでもファンダメンタルズ情報を入手することができます。インターネットの特徴は速報性に優れていることです。テレビや新聞よりも早く情報を入手できるので、短期の取引を行っている人におすすめです。

ただし、インターネットの情報の中には不確かなものもあるので注意しましょう。インターネットでファンダメンタルズ情報を集めるときには、信頼できる情報かどうかを見極めることが大切です。

Webサイトの中には、「ブルームバーグ」や「ロイター」など世界の経済情報を伝えるサイトもあります。効率よく情報を集めたい人は利用してみましょう。

各FX会社で入手する

FX会社の中には、外部のニュース会社と提携して最新の経済ニュースを配信しているところもあります。

また、1週間の為替予想やおすすめの取引通貨などを紹介したレポートを定期的に配信しているFX会社もあります。オンラインの無料セミナーを開催しているFX会社もあるので、チェックしておきましょう。

FX会社のファンダメンタルズ情報は、為替や経済に特化しています。そのため、素早く正確な情報を入手しやすいでしょう。

ファンダメンタル分析に優れたFX会社

ファンダメンタル分析に優れたFX会社を3つ紹介します。FXの口座開設を検討されている人は参考にしてみましょう。

おすすめFX会社①:ヒロセ通商

ヒロセ通商の特徴は、経済指標のファンダメンタル分析に強いことです。経済指標をリアルタイムでチェックできる機能が取引画面についており、売買のタイミングをすぐに確認できます。会員限定のコンテンツも充実しており、短期売買方針やオンデマンドによる為替情報などもあります。

おすすめFX会社②:外為オンライン

外為オンラインの特徴は、充実したファンダメンタルズ情報です。外部のニュース配信会社と提携しており、正確で有益な情報を素早く伝えています。また外為オンラインでは「兵(つわもの)ブロガーの週刊相場予想」や「ミスターFXによる今週のFXアングル」などの独自レポートも用意しています。

おすすめFX会社③:FXプライムby GMO

FXプライムby GMOの特徴は、幅広いサポートです。リアルタイムのオンラインセミナーでは、ファンダメンタル分析やテクニカル分析などに基づいた最新の経済情報を入手できます。

過去のセミナーの視聴も可能なので、FX初心者は過去の動画と実際のチャートの動きを比べながら学ぶことができます。また、ロンドン在住の個人トレーダーによる動画サービスなどもあります。

ファンダメンタル分析をマスターして安定した投資を続けよう

今回の記事では以下のポイントについて解説しました。

・経済に関する情報や各国の経済指標などを基に為替相場の中長期的な動きを予想する分析手法のことをファンダメンタル分析という
・主なファンダメンタルズ情報として、経済指標や金融政策、要人発言などがある
・ファンダメンタルズ情報は、テレビや新聞、インターネットやFX会社から入手できる

ファンダメンタル分析を活用し、安定したFX投資を続けていきましょう。

実際にFXを始める

■FX口座数国内第1位
>>DMM FXの口座開設はこちら

■業界最狭水準のスプレッドが魅力
>>LIGHT FXの口座開設はこちら

■FX取引高8年連続世界第1位(※)
>>GMOクリック証券の口座開設はこちら

■信頼性の高いインフラ体制が魅力
>>ワイジェイFX(YJFX!)の口座開設はこちら

■業界最高水準のスワップがうれしい
>>みんなのFXの口座開設はこちら

■1通貨から取引可能
>>SBI FXの口座開設はこちら

■高い約定率で快適な取引を実現
>>FXプライムの口座開設はこちら

■自動売買「トラッキングトレード」が人気
>>FXブロードネットの口座開設はこちら

■高機能なツールで取引をサポート!
>>ヒロセ通商の口座開設はこちら

■自動売買取引で始めやすい
>>インヴァスト証券の口座開設はこちら

■お申込み当日から取引可能
>>LINE FXの口座開設はこちら

※ファイナンス・マグネイト社調べ(2012年1月~2019年12月)