ネットマネー 2017年5月号より一部を特別公開!

日本で一番増配を行なっている企業といえば、花王。12月期も増配となれば、連続期数は28にものぼる。配当利回りが3%以上で、未来の花王となりそうな銘柄群を紹介!

3期連続増配で上昇も狙える配当有望株は?

配当は株主還元策の一手段だが、減配はネガティブインパクトが強いため浮上がなかなか難しい。そのため、かたくなに安定配当として同一配当を続ける企業は少なくない。そのような状況で連続増配を続けることができる企業は業績面での裏付けがあり、会社側が自信に満ちあふれているということだ。

「前期まで27期連続増配を実施した花王は、決算期変更を考慮すると今期は5期連続最高益更新の見通しです。消費財メーカーとして初の営業利益2000億円を超えるとみられます」 

こう話すのは株式ジャーナリストの中村隆弘氏だ。

「当然、今期も増配予想で、国内上場企業としては最長の28期連続増配となりまです。その間には円高不況や東日本大震災など逆風局面がありながらも業績を伸ばしており、当面は業績拡大および増配が続く公算が大きいでしょう」 

連続増配期数では、SPK、明光ネット、USSなどが18期連続増配で続くが、増収増益基調を続けており業績面での裏付けがあるといえる。 

下記の銘柄表は3期以上増配を続けている企業で、かつ3%の高配当利回りを中村氏に選んでもらったものだ。銘柄を選ぶ際の注意点はどうか。

「増配は業績の裏付けがあって行なうので、減益となるような場合は注意が必要です。1期のみの減益ならば、内部留保を使うことで増配は可能ですが、2期・3期と減益が続く中で増配をするのは困難。配当性向(1株配当÷1株利益)が100%を超えてしまうような事態を続けることは難しいので、配当性向にも気を配りましょう」(中村氏) 

連続増配企業に投資するには、直近の業績が増益を続けていることと、今期も増益見通しであることの2つを必須としたい。今後も増配が続くとなれば、同じ株価水準が続いたとしても配当利回りは将来的に上昇することになるため、そこまで高配当利回りにこだわらなくてもいいともいえる。