ネットマネー 2017年5月号より一部を特別公開!

物価上昇や政策金利の引き上げに米国が耐えきれない可能性が大きい。ドル高・円安になったタイミングを探り、売りを狙っていく手法だ。

政策不安によるドル高・円安を狙っていこう

「トランプ政権の動きや欧州の政治動向などさまざまな要因が重なり、相場を分析するのは難しいというのが現状です」というのは、専業トレーダーのあおのり先生だ。FXといえば、スキャルピングやデイトレードなど短期のイメージが強いが、長期トレードのほうが勝ちやすいという。そのため、ある程度長期的に相場を考えていく必要がある。

「現状、米国は保護貿易主義への懸念と政策への期待で揺れていますが、保護貿易主義への懸念が勝り、ドル安・円高になると考えています」 

その理由を「物価が上がり政策金利が高くなった結果、耐えきれない状態になる可能性が考えられます。また、注目されるイベントは多々ありますが、いずれにせよ動きを決めるのは長期金利。米ドル/円の動きは金利差に連動しているので、米国の金利に注目していきたい」という。 

それを踏まえたうえで、売りのタイミングを狙っていくわけだが、「これは通貨を問わず1時間足から日足を見て、わかりやすい形をしているチャートを探していく」とアドバイス。 

わかりやすい形とは、「M」字のダブルトップだ。ダブルトップを形成すると、下落する傾向があり、これを狙っていく。ダブルトップの高値と安値の値幅分動いたら利食い。逆に「M」の上限に達してしまったら、損切りを考えよう。 

為替は下がるときは一気に動く傾向がある。流れに乗ることができれば大きく儲けられる可能性があるので、積極的に狙っていこう。

立教大学大学院ビジネスデザイン研究科卒業。証券会社に4年間勤務した後に独立。「あおのり学校ブログ」を運営し、1600人以上の受講生を抱える。AI(人工知能)を利用した自動売買システムにも携わっている。 http://aonorifx.com/blog/

あおのり先生の着眼点

FXでは、米ドル/円やユーロ/円が注目されがちですが、私は豪ドル/円に注目しています。特に豪ドル/円が50~60円台まで下がったら買いのチャンス。過去の チャートを見ると、20~30年の間で豪ドル/円は50~60円で反発しているんです。それ以上に下がるというのは考えにくいので勝率ほぼ 100%のハズレなしのタイミングです。