ネットマネー 2017年5月号より一部を特別公開!

米ドル/円での長期取引ならチャンスは2回

「次に目立った高値が来るのは2023年」と言うのは、経済ジャーナリストの田嶋智太郎さんだ。「まず、大きな流れを米ドル/円の月足チャートで見ると、2007年6月に1ドル=124円の高値をつけ、8年後の2015年8月にふたたび高値をつけています」

為替相場では8年サイクルで目立った高値をつける傾向があるという。となると、2023年に再び目立った高値が来ると考えられる。

「2012年から2015年にかけて50円近い円安の波が来て、そこから調整として約25円円高の波が来ました。このような波は通常3つ、または5つで考える。おそらく5つの波になるはずですが、最終地点は2023年に向けての波になると思われます」 

2017年の動きをイメージしていくと、「まず値幅の動きは115円を軸として上下5〜10円という狭い幅が考えられる」とのこと。動き方という面では、「2017年は円安の波になります。その中で細かい動きはありますが、年末にかけては円安の波が来ます」という。 

細かい動きを解説していくと、まず4月から5月にかけては円安になる可能性がある。ここで120円まで上昇したら売りで、5〜10円の利ザヤを狙っていく。夏から秋口にかけて調整のために円高に。秋口から年末にかけての120〜125円への円安を見込んで、今度は買いのタイミングを探っていく。長期的な視点では2回タイミングがあるので、逃さないようにしたい。

国際証券(現・三菱UFJモルガン・スタンレー証券)を経て、経済ジャーナリストに。講演やテレビで活躍中。辛口で軽快な語り口は「難しい経済を明快に斬る」ことで定評がある。著書に『上昇する米国経済に乗って儲ける法』(自由国民社)など多数。

田嶋智太郎の着眼点

ドル建て商品は「金(ゴールド)」がおすすめです。3年から4年で見たとき、米国経済がバブル化して世界経済がそれに牽引されれば、ドル建て金価格は上がります。さらに円安になるので、史上初の “ドルも金もダブルで上がる” 時代になるかもしれません。FXでは長期買いポジションを持ち、ドル建ての金を持てば、ダブルで儲けることも可能です。