ネットマネー 2017年5月号より一部を特別公開!

NYダウ平均株価は2万ドルを超えて史上最高値を更新しているが、日経平均株価は2万円を前に足踏み状態。為替が円高に振れていることが大きな要因だ。そんは中、今月は自動車関連など個別の材料株を紹介する。

深掘り株1

黒田精工(7726)株価が急落。突っ込み買いのチャンス!

直動関連機器、精密金型などを手がけている。車載用モーターコア(中核部品)、半導体製造装置用ボールネジは、ユーザーからの評価が高い。

特に、高効率のモーターコアは国内燃料電池自動車向けに加え、米国の電気自動車向けの採用も決まった。会社側は守秘義務を理由に企業名を公表していないが、おそらくトヨタ自動車、テスラモーターだろう。これはすごい材料である。

実際、昨年12月7日には6日連続ストップ高を記録し、706円の高値まで買われた。しかし、その後は一転して急落、今年2月6日には292円の安値をつけた。売られすぎの水準にある。現在は310〜320円の範囲でもみ合っている。

ここは仕込み時だろう。基本的に低収益体質だが、モーターコアの拡販により収益構造が一変する可能性がある。

深掘り株2

ウイルプラスHD(3538)米国車など輸入車販売の大手。国策銘柄化に期待

フィアット、BMW、ボルボなど、輸入車販売の大手だ。M&A(企業の合併・買収)など積極経営を展開している。

現在、トランプ大統領の登場によって日米自動車摩擦の再燃が懸念されている。日本車の対米輸出台数は年間約174万台と、ピーク時(1986年の約343万台)から比べて半減。また、米国での生産台数は385万台に達している。

日系工場の米国人従業員は50万人に迫る。しかし、トランプ大統領はこんな〝正論〞には耳を貸さない。「日本の自動車メーカーは年間526億ドルの対米貿易黒字を稼ぎ、これは日本全体の対米貿易黒字の76%に相当する」と主張している。さらに、「日本は米国車を排除している」と。

日米貿易摩擦は日本の「自主規制」の歴史である。ここは、日本の政府としてはアメ車の輸入を増やすしかない。同社はこのメリットを享受できるだろう。

もちろん、業績は好調だ。2017年6月期、2018年6月期ともに史上最高決算の見込みとなっている。