ネットマネー 2017年6月号より一部を特別公開!

ゲーム未経験者の僕が、今回の『光のお父さん』出演をきっかけにゲームの魅力を知り、新鮮な驚き

僕自身は、ゲームには、まったくなじみがなかったんです。どっちかっていうと、食わず嫌いというか、“触らず嫌い"だったんですが、『光のお父さん』のお父さん役をやらせていただき、初めて触れて、そのおもしろさが少しわかりました。

今の世の中、わりと自分自身に枷かせをかけないと生きられない世の中だとすると、ゲームの中ではその枷を外せるような印象を持ちました。

バーチャルな世界では、いい年齢の親父が、普段絶対に言えないドリーミーなセリフを平然と言えたり。ゲームの中にこそ、むき出しのリアルな気持ちがあったりするんです。つまり、すごくその人の気持ちや考え方がストレートに出る世界なんです。

「こういう世界があったんだ」って、それはちょっと新鮮な驚きでした。

作品自体も、実写のゲーム画面で物語が進むという、かなり冒険した新感覚のドラマです。今までのドラマの歴史の中で、こういう体験は初めてでした。

時間があれば、『ファイナルファンタジー』だけではなく、いろんなゲームに触れてみるのもまんざら捨てたものじゃないなって感じました。

でも、僕はほかにサッカーをやったり音楽をやったりで……、ゲームが加わったら、それこそ寝る時間がなくなりますね(笑)。

僕は家ではずっとサッカーの番組が流れている環境にいます。いまJリーグ中継はスカパーじゃなくて「DAZN」(ダ・ゾーン)になりましたけど、贔屓のチームだけじゃなくて、ヨーロッパのサッカーとかも好きで。

画面にくぎ付けになっているわけじゃないんですが、テレビをつけていると観衆の声が聞こえたり、ライブ感に包まれるでしょ。そこに自分の身を置いておくことが、とても幸せなんです。

高校時代にやっていたサッカーは、石ころがゴロゴロ転がっているグラウンドでボールを蹴っていました。今も土のフィールドでやりますが、たまに芝生のフィールドでやると、とても気持ちがよくケガもしにくいということも知ることができます。

僕はいろんなフィールドを知っているほうがいいんだと考えています。仕事でもいろいろな現場に立ちたい。役者としても、それぞれに違うフィールドの現場に対応して、いかに答えを出すかが大事だと考えています。

自分を船に例えれば、どんな港へだって行けるという精神を常に持っていたい。そういう意味では、今回のドラマは最初の頃、港がどこにあるのかわからなかった(笑)。

キャストもスタッフも、この作品を少しでもいいものにしてお届けしたいという強い志がありました。見ていただくとわかるのですが、いろんなメッセージが詰まっています。家族はひとりひとりですが、ちゃんと支え合っているとかね。

撮影はそれなりに大変な航海でしたが、いい港に着けたなと感じています。