ネットマネー 2017年6月号より一部を特別公開!

テーマ重視の流行株

「国策に売りなし」で赤字幅は徐々に縮小へ

長期労働の改善など、政府が進める「働き方改革」関連銘柄の一角として注目したい。特定企業に属さずに働くフリーランスを支援するため、失業や出産の際に所得補償を受け取れる団体保険の創設を提言するといった政府の動きも伝わっている。働き方の多様化が進めばクラウドソーシングサービスも一段の普及が期待されるだろう。

同社は赤字が継続しているが、クラウドソーシングの認知度向上などを背景に、赤字幅は徐々に縮小。政府のこうした後押しも追い風に、業績の改善継続に期待したい。

配当重視の安定株

予想配当利回り4%台の新興株。今期業績の上ブレも

同社は、東京23 区の駅から徒歩10分圏内の投資用ワンルームをマンション販売会社向けに1棟販売を展開。設計会社がルーツで、アウトソーシングによる少数精鋭の体制を敷く。投資用ワンルームマンションの販売が好調で、今期も増収増益を見込んでいる。

1棟当たりの単価が上昇していることもあり、業績見通しは上ブレの可能性も。予想配当利回りは4%台と非常に高く、高配当利回り銘柄として注目。最低投資金額が5万円以下と手がけやすいことも材料のひとだ。6月末に向けた配当取りの地合いを想定。

成長重視の出世株

今期は2ケタ増益へ。減損実施効果も顕在化

ZMPの上場延期発表で失望感が強まり昨年12月に急落、その後も株価はさえない。当面、ZMP株保有による含み資産拡大などへの期待はしにくいが、株価下落でPBRは1倍近くまで調整、短期的なリバウンド局面に差しかかっていると判断したい。今期予想の営業利益は1ケタの増益にとどまるが、来期は20%強の増益へと増益ペースが拡大する可能性が高いだろう。

カーナビゲーションやドライブレコーダーの拡大のほか、減損処理の実施といった効果による無線システム事業の採算改善も寄与すると想定する。

大穴狙いの新興株

「ひるね姫」の高評価で、高値2790円突破へ

同社はアニメーション作品やコミックの企画から制作までを一貫して手がけるコンテンツプロバイダー。子会社のプロダクション・アイジーでは「黒子のバスケ」「攻殻機動隊」、ジーベックでは「宇宙戦艦ヤマト」、ウィットスタジオでは「進撃の巨人」など、数多くのヒット作を生み出している。

現在は、劇場オリジナル長編アニメ「ひるね姫 ~知らないワタシの物語~」などを公開中。「ひるね姫」は前評判が高いことから、今後は興行収入等への関心も集まってくるだろう。

即利益重視のデイトレ株

糸井氏率いる直近IPO。調整一巡後は見直す動きも

著名なコピーライター、糸井重里氏が率いる直近の新規上場企業。知名度の高さに期待する投資家が多く、想定通りの高い人気となったが、今後の株価は、糸井氏が示唆する同社の実態を踏まえ、水準訂正の動きとなるだろう。

同社は広告掲載などを収益の柱とする通常のネットメディア企業とは趣が異なり、右肩上がりのトレンドとはいえない。ただ、糸井氏はさっそく「泊まりがけの株主総会」といったアイデアを示している。調整一巡後は、同氏が仕掛ける事業に関心を示した、見直し買いが入る可能性も。