ネットマネー 2017年6月号より一部を特別公開!

最近、寄付へのお礼として続々登場しているのが、現地で体験するタイプのもの。ふるさと納税を機に、現地へGO!

大自然やんばる天然記念物観察ツアー(3時間コース)

沖縄県国頭村

沖縄県北部の国頭村は、村内の84%を自然豊かな亜熱帯の森に覆われており、ヤンバルクイナやノグチゲラなどの固有種を含む多くの動植物が生息していて、世界自然遺産の候補地にも選定されています。

寄付へのお礼も、こうした大自然を生かした散策ツアーやマリンスポーツなど、現地体験型の返礼品が充実しています。なかでも、なかなか見る機会のない天然記念物が観察できるツアーは、国頭村ならではの貴重な体験ができるとあって、人気を集めそうです。

「素晴らしい森と動植物を守っていくためにも、世界自然遺産登録に向け、動植物保全の専門知識を持った人材の育成や実際の保全活動に、寄付金を活用して取り組んでいきたいと思っています」(総務課/金城翔太さん)

工女の衣装でまちなか歩き

群馬県富岡市

世界遺産となった富岡製糸場をはじめ、昔ながらの面影を残す情緒豊かな富岡市の街なかを、工女の衣装を着て自由に散策できるプラン。好きなはかまを選んで、着付けしてもらい、工女姿に変身!草履や手提げも用意されているので手ぶらで参加できる。はかまレンタル1着分(着付け込み)、富岡製糸場の招待券2枚付き。要予約(水曜定休)。

りんごの木オーナー

長野県豊丘村

リンゴの木、丸ごと1本のオーナーになれる制度。「つがる」「シナノスイート」「ふじ」など6品種から選べる。原則として自分で収穫できる人が対象。5月3日に「りんご村開村式」を開催し、自分でオーナー木を決定。収穫祭は9~11月の予定で、オーナー木に実った果実すべてが持ち帰れる(最低保証80個~)。収穫できない人には配送も可能。申し込みはネット限定で5月23日まで。

自然栽培田植え&稲刈り体験(お米2㎏付き)

茨城県鹿嶋市

平安時代から行なわれていた「水苗代」という伝統的な田植えに始まり、ハザ(竹の干し台)を作って天日に干すところまで、コシヒカリの自然栽培天日干しが体験できる。田植えは5月27~28日、6月3~4日、稲刈りは9~10月に予定。昼食代込みで、お米は稲刈り体験後に発送。ほかに、「鹿嶋地ビール仕込み体験+24本付き」(6万円)などもある。

<山武の海の塩>昔の塩づくり体験(2名分)

千葉県山武市

九十九里浜や山武杉(サンブスギ)の美林などが広がる、自然の恵み豊かな山武市。美しい九十九里海岸から汲み上げた海水をもとに、機械を使わず、伝統的な平釜天日干しの手法で行なう塩作りの体験ができる。試食、おみやげ付きで、要予約。ほかに、パークゴルフの後に「くつろぎの湯」で入浴が楽しめる「心身ともにリフレッシュ、スポーツ体験ペアセット」(1万円)なども。

東京都 墨田区 北斎美術館開設に向けて目標額5億円を達成

墨田区では、この地出身の葛飾北斎の作品を展示する「すみだ北斎美術館」を昨年11月にオープンしました。これに向けて、2014年から「墨田区北斎基金」寄付キャンペーンを実施。地域の優れた商品をブランドとして認証している「すみだモダン」の食品や江戸切子グラスなどの伝統工芸品などを返礼品として用意しました。すると、全国各地から寄付が集まり、開館日までに目標額5億円を達成しました。

「北斎の作品を後世に伝える場として、また『すみだモダン』をはじめとする地域の産業や観光を世界に向けて発信する拠点として、引き続き『すみだ北斎美術館』へのご支援をよろしくお願いします」(文化振興課/加藤宏佳さん)

押さえておきたいふるさと納税のツボ

新年度スタートで、返礼品をリニューアルする自治体が増加

新しい年度に入り、ふるさと納税の返礼品のラインアップや送付方法について、リニューアルする自治体が増えるシーズンを迎えました。特に今年は、4月に総務省が寄付額に対する返礼品の割合について、上限を3割とする目安を示したことから、各自治体は対応を迫られることになります。とりわけ高額品や家電製品、金券を用意していた自治体では、変更必至。しばらくは返礼品を見直す動きが加速しそうなので、最新情報をまめにチェックしましょう。

気になる最新情報をチェック!ふるさと納税NEWS

返礼品は寄付金の3割が上限に!4月に総務省が自治体に要請

かねてから過熱化が問題となっていたふるさと納税の返礼品について、総務省は4月、寄付金の3割を限度とするよう、各自治体に通達を出しました。返礼品の高額化が進み、寄付金がその自治体で十分に活用されていない現状に対して歯止めをかけるのが狙いです。換金性の高い金券や家電製品などについては、引き続き自粛を求める方針です。

離れていても安心。地元の空き家を見守るサービスが続々登場!

故郷を離れて暮らす人が地元に所有する空き家を見守ってくれるサービスが、返礼品として登場しています。たとえば徳島県では年1回、県内に所有する空き家物件を訪れて状況確認を行ない、撮影した写真やアドバイスとともに「点検結果報告書」を送付してくれます(5万円)。佐賀県佐賀市(3万円)や兵庫県朝来(あさご)市(2万円)など、各地に広がりを見せています。

入門サイト「ふるまる」が、制度をマンガでわかりやすく解説

ふるさと納税サイト「ふるまる」では、制度の仕組みを初心者にもわかるようにマンガでやさしく解説しています。自治体の返礼品配送事業を展開するレッドホースコーポレーションが運営し、季節に合った返礼品の特集や最新のランキングを掲載。各自治体の返礼品も検索でき、各自治体の特徴や使い道などを確認することもできます。