ネットマネー 2017年6月号より一部を特別公開!

ネット通販の急激な増加で、宅配最大手が再配達の時間やサービス内容の見直しを決めたことがニュースで流れた。 今回はじめに銘柄として挙げるのは、物流関連かつトランプ銘柄でもあるダイフクだ。

深掘り株1 ダイフク(6383)

保管・搬送システムで世界トップ級

倉庫、工場などで使われる保管・搬送システムで世界トップ級の企業だ。米国での現地生産比率は80%に達し、隠れたトランプ銘柄ともいえる。

物流業界ではEC(電子商取引)の発展につれて荷動きが活発化。生産現場では人手不足、人件費の高騰を受けて、省力化ニーズが一段と高まっている。同社はこのメリットをフルに享受できる。

実際に売り上げは、内外の流通業界、半導体業界向けが伸びており、前2017年3月期に続き、今2018年3月期も好決算で最高益更新となるだろう。

EPS(1株当たり利益)は前期が133円、今期が148円と予想されている。ちなみに、前期の配当は5円増の35円とする。

株価は右肩上がりの力強い上昇波動を描き理想的な押し目買いパターンだ。3000円の大台乗せが十分に見込めるだろう。

深掘り株2 内外トランスライン(9384)

海運仲介業首位、業績は急浮上の見込み

独立系の国際海上輸出業務の大手だ。自社では輸送手段 を持たず、仲介人として荷物を預かり、海外の送り先に届ける事業を展開している。コンテナに複数の顧客の貨物を積む、海上混載輸送だ。このため、運賃は安くなる。

経営は、海外拠点の拡充を進めている。シンガポール、中国、韓国、米国などがそうだ。M&A(企業の合併・買収)戦略も積極的に仕掛けており、ユーシーアイエアフレイトジャパン、フライングフィッシュなどを買収、今後は海外の物流倉庫の買収も寄与するだろう。

業績は急浮上の見通しだ。2017年12月期の最終利益は前期比2・5倍の見込み。円高の影響が軽減されたほか、のれん費用の一巡が大きい。予想EPSは113円となっている。

配当については30円を据え置く方針だが、増配の可能性がある。株価は昨年12月につけた高値1195円を奪回、一段高が見込まれる。

コラム 今月のもうひと堀り

うるるは(3979)3月に上場したIPO(新規株式公開)銘柄だ。クラウドワーカーを活用したサービスを開発し、急成長が期待されている。EPSは2018年3月期が130円、2019年3月期が200円がらみとなるだろう。公開価格3000円に対し、現在株価の3600円は出遅れている。