ネットマネー 2017年6月号より一部を特別公開!

3月以降、日米の株式は調整局面にあったが、5月の芽生え時期を迎え、本格的な上昇相場入りする可能性が大きいという。5月相場の注目株を植木靖男が全力推奨する!

今月の目のつけどころ
5月高期待で新テーマが期待される王道銘柄

5月相場は芽生え時期。本格的上昇相場へ

東京株式市場は3月下旬以降、調整局面が深まり、波乱色を強めている。今回の調整の背景には、トランプ大統領の経済政策の実現性に疑問が生じたことがある。

与党・共和党はトランプ政策の要であるオバマケア(医療保険制度改革法)の改廃法案を下院の採決にかける前に撤回した。共和党内の根強い抵抗によって賛成票が不足したためだが、今後の減税やインフラ投資などの実現にも不透明感が強まっている。

また、日米株価は2016年6月末から2017年3月までのほぼ9カ月間も上昇相場が続き、株価が疲弊してしまったことも要因のひとつといえるだろう。

このように、3月以降の日本株は調整局面にあるが、4月に底入れし、底値もみ合い後の5月には、相場も新しい芽生えの時期を迎え、本格的な上昇相場に入る可能性が大きい。

そのきっかけは、やはり米国株の反転上昇が予想されることだ。肝心のトランプ政策も議会との折り合いがつき、実現に向かうとみる。

折しも世界景気は、中国の積極的な財政支出もあり、国際商品市況の回復がみられ好転する見通しだ。

そして、トランプ政策の実現方向から低迷していた米国金利も反転上昇となり、円安・ドル高を引き起こすことになるだろう。

わが国の景気も、春の賃上げで消費が回復。好調な中国景気を背景に経常収支は黒字基調が維持され、マクロ環境は改善するとみられる。

5月相場を起点とする新たな上昇相場は、2016年6月からの1段目の上げを踏まえ、2段目の上げの端緒となるものだ。であれば、少なくともその上昇相場は、10〜11月ごろまで続くだろう。

では、5月相場の主役は何か。それは、昨年6月から新しく浮上した銘柄群が蘇生することに始まり、やがて2段目の上げでの主役探しにつながることになる。

おそらく国際優良株や〝新しいテーマ〞となる宇宙防衛関連などが注目されるだろう。