ネットマネー 2017年7月号より一部を特別公開!

今さら聞けない「 AI 」 の基礎から教えます!

株価10倍株がいくつも生まれたAI関連株だが、今年度もAI研究に900億円以上の国家予算がつき、まだ花形株として君臨。 田代さんのおすすめは、毎年アベノミクスの成長戦略が発表される6月より前に仕込む先回り戦法。その詳細とは?

AI予算9倍増。成長戦略発表前に仕込め

「10万円以下で成長株を買うなら、AI関連が依然として大本命です」

と語るのはフィスコの株式アナリスト・田代昌之さん。

「AIというと人造人間的なものを思い浮かべますが、実際は人間が処理しきれない膨大な情報を瞬時に分析するシステムのこと。巨大なデータ センターを運営してビッグデータをクラウド化するサーバー会社や、大容量の情報を瞬時に送信するブロードバンド会社も、AIの関連株に含まれます」

と、まずはAIの基礎の基礎を解説してくれた。政府予算を見ても、2017年度は924億円がAI関連の研究に支出される予定。2016年度は100億円弱だったことを考えると、実に9倍もの予算の増額だ。

「安倍政権が誕生して以降、6月ごろに国の成長戦略が打ち出され、夏に向けて関連銘柄が軒並み急騰する流れがここ数年続いています。今回もAIが成長戦略の一角に入り、補正予算で増額が続く可能性が高いので、AI翻訳のFRONTEO、ビッグデータの収集・分析を行なうデータセクション、AI家電事業のオンキヨー、といった10万円AI株に期待」

とにかくAI関連株はフィンテック(金融とITの融合)、自動運転、クラウド、ネット広告などすそ野が幅広い点が魅力である。一方、高配当10万円株では、配当金だけでなく、株価上昇も狙いたいところ。

「3期連続で増収増益が続いている高配当株なら株価の上昇も見込めますし、高配当株の最大のリスクといえる減配の心配もない。先の条件で配当利回り3%以上の10万円株を探すと、約50銘柄しかありません。まさに選ばれし高配当株の精鋭といえます」

田代さんイチオシは、スマホゲーム開発会社のマーベラス。成長志向の強い配当ゼロの企業が多いスマホ業界にあって、配当利回り3%台後半は貴重な存在だ。航空機やコンテナのリース事業が富裕層の節税対策向けに好調なFPGも業績はいたって堅調。そのうえ配当利回りは3%超だ。

「通常、株価の上昇が続くと配当利回りは下がるもの。それでも増配を毎年続けて高配当利回りをキープしている銘柄こそ、最高にオイシイ高成長&高配当10万円株ですね」