ネットマネー 2017年7月号より一部を特別公開!

国際政治情勢への警戒感から、為替や株式市場が揺れている。だが、市場には好材料が潜在しているという。6月のボーナスに照準を定め、注目株を植木靖男が全力推奨!

今月の目のつけどころ ボーナス資金活用の王道銘柄

株価は底入れの段階へ。絶好の投資機会到来!

今年の株式市場は、昨年同様、海外発の材料に振り回されている。しかも、いずれもサプライズな材料だけに株価も動揺を隠せない。

米国株が3月を高値に調整入りすると、それに追随するかのように欧州や日本など先進国の株価は調整一色となった。とはいえ、これほど大きな不安材料にもかかわらず、株価の下落が小さいとの見方も有力だ。市場には存外、大きく下げない好材料が潜在している可能性があるのだろう。

もっか、世界最大のテーマはシリア、東アジアを巡る国際政治情勢だ。過日の米軍によるシリア爆撃はどういう影響をもたらしたのか。日本、英国、ドイツ、フランスといった先進国はいずれも米国を支持し、ロシア、イランなどは批判に回っている。

一方、米国内の世論調査を見ると、国民の57%が爆撃を支持、党別に見ても共和党はもとより、民主党でも多くの支持者がいるという。

これはトランプ政権にとって思わぬプレゼントだ。しかも、中東におけるロシアの主導権を奪ったばかりでなく、中国、北朝鮮に対する明確なメッセージとなった。つまり、国連や米国議会で手続きをとらないシリア爆撃は、トランプ政権にとって一石二鳥というより三鳥、四鳥であったようだ。言うまでもなく、オバマ政権で崩壊した世界の秩序が戻ってきたのである。その結果、今後トランプ政策は多少修正されても、減税案などは議会で承認されるだろう。

米国は世界秩序、政治、経済の牽引役だけに、その復活ほど頼もしいものはない。となると、存外、米国株価の出直りは早いかもしれない。

ところで、折しも6月はボーナス月でもある。わが国の個人金融資産は1,800兆円と増えているが、現預金比率は50%を超えている。貯蓄から投資への資金シフトは鈍いようだ。しかし、今回は折よく、株価は底入れの段階に移行しつつある、絶好の投資の機会だ。この機会を逃す手はない。NISA(少額投資非課税制度)で買える低位妙味株を紹介したい。