ネットマネー 2017年7月号より一部を特別公開!

買ったはいいけれど、どこで売ればいいのか、もう少し保有したほうがいいのかわからない…。そんな疑問にプロがお答えします。 投資アドバイス付きの超親切連載です!

ペッパーフードサービス 東証2部・3053/100株 2,597円

Q 同社が展開する 「いきなり!ステーキ」の大ファンなので、昨年末に株価1,200円で同社に投資しました。株価は驚くほど調子よく上昇しています。このまま長期保有していても大丈夫でしょうか?

A 今2017年12月期は売上高286億7,300万円(前期比28.4%増)、営業利益13億7,300万円(同43.3%増)、1株当たり利益76.56円を見込んでいます。
売り上げの過半を占めるのが「いきなり!ステーキ事業」で、今期も出店を増やすほか、新商品の開発も進める方針です。海外では2月にニューヨークに初出店。好評を得たことから今後も米国での出店を加速する見通しです。

株価は2月の前期決算発表以降、順調に推移しています。今年3月の高値1,959円を突破し、買い方の回転が一層効いてきました。30倍程度のPER(株価収益率)は成長力を考えれば許容範囲。当面は2,000円台を固める展開が想定されます。

ただ、外食産業は〝はやり廃り〞が早いのが特徴です。中期的な保有では既存店売上高推移などをチェックして、変化の兆しを見逃さないことが重要だと思います。

アニコムホールディングス 東証1部・8715/100株 2,692円

Q 事業内容に将来性を感じ、昨年2,800円台で同社の株を買ってホールドしています。購入後すぐに下落しましたが、今は盛り返しているように思います。今後の見通しを教えてください。

A 事業の柱であるペットショップでの保険販売が好調な推移を続けており、足元で保有契約件数が順調に積み上がっています。
同社が公表している3月のNB(New Born=新たにペットを飼おうとしている飼い主が対象でペットショップ代理店経由での新規契約)件数は、前年同月比8.2%増と29カ月連続で前年実績を上回っており、その点が市場でも高く評価されているもようです。

このたび、犬や猫のほかにカメやハムスターなど新たに8種類の動物を保険の対象に加えたことで、今後は契約者の裙野が一段と広がることも期待されます。また、富士フイルムと提携して先端医療分野で新たな業務をスタートさせたことも株価にはプラスに作用するでしょう。

足元のPERは高めながら、将来の成長性を考慮すれば割安圏にあるといえるでしょう。節目の2,700円水準から上値余地が広がりやすくなるとみます。

カイカ ジャスダック・2315/100株 63円

Q 1月に、当時上り調子だったカイカの株を82円で購入しました。肝心なところで売り逃してしまい、今では買値を下回っています。諦めて、早めに損切りしたほうがいいですか?

A 「SJI」という社名だった当時、フィンテック(金融とITの融合)関連の低位株として株価は上り調子でしたね。ただ、社名変更後は、この銘柄で値幅を取ろうと考えるデイトレーダーが集まらなくなりました。
当時の株価モメンタム(勢い)が購入理由とのことなので、そのモメンタムが消えてしまった以上、損切りすべきです。

同社は、フィンテック戦略室を設け、ホームページ上でも「フィンテックの未来を切り拓く」と掲げています。
今10月期第1四半期の決算短信にも「フィンテック分野の見識・技術力を営業面・広報面でアピールすることで」というフレーズがあり、積極的に投資家にもPRしています。

前期実績では、売上高全体に占めるフィンテック関連の売上高比率は約1%。会社側では、新年度から本格的な受注があるとみているようです。
投資家ができることは、その結果を今後の決算発表でしっかり確認することだけです。

トリケミカル研究所 ジャスダック・4369/100株 2,927円

Q 2,000円台で同社の株を購入しました。既に利益は出ていますが、チャートを見る限りもっと上値が期待できそうな気がします。このままホールドで大丈夫でしょうか。

A 株価推移はおっしゃる通り上場来高値を更新するほどの強い上昇トレンドを形成しており、需給面は良好といえます。
多少の利益確定売りが出る場面はあるでしょうが、26週移動平均線を割り込まない状況であれば、強気姿勢でいけるでしょう。

上昇している背景は業績にあります。3Dフラッシュメモリーや、ロジック半導体用途などは今後も高い成長が期待できそう。また、次世代不揮発性メモリーの開発に進展が見られれば、来期以降の業績も注目できるでしょう。
台湾や韓国での事業拡大を推進しており、2ケタ超の増収増益予想が株価上昇の原動力です。

今後の注意点は、成長率の鈍化でしょう。株価上昇の要因として高い成長性がありますので、前期もしくは前年同期を下回る増益率となった際は利益確定の流れが強まると考えます。5月末ごろに今1月期第一四半期決算が発表されますので、ぜひ確認してみてください。