ネットマネー 2017年7月号より一部を特別公開!

買ったはいいけれど、どこで売ればいいのか、もう少し保有したほうがいいのかわからない…。そんな疑問にプロがお答えします。
投資アドバイス付きの超親切連載です!

カイカ ジャスダック・2315/100株 63円

Q 1月に、当時上り調子だったカイカの株を82円で購入しました。肝心なところで売り逃してしまい、今では買値を下回っています。諦めて、早めに損切りしたほうがいいですか?

A 「SJI」という社名だった当時、フィンテック(金融とITの融合)関連の低位株として株価は上り調子でしたね。ただ、社名変更後は、この銘柄で値幅を取ろうと考えるデイトレーダーが集まらなくなりました。
当時の株価モメンタム(勢い)が購入理由とのことなので、そのモメンタムが消えてしまった以上、損切りすべきです。

同社は、フィンテック戦略室を設け、ホームページ上でも「フィンテックの未来を切り拓く」と掲げています。
今10月期第1四半期の決算短信にも「フィンテック分野の見識・技術力を営業面・広報面でアピールすることで」というフレーズがあり、積極的に投資家にもPRしています。

前期実績では、売上高全体に占めるフィンテック関連の売上高比率は約1%。会社側では、新年度から本格的な受注があるとみているようです。
投資家ができることは、その結果を今後の決算発表でしっかり確認することだけです。

トリケミカル研究所 ジャスダック・4369/100株 2,927円

Q 2,000円台で同社の株を購入しました。既に利益は出ていますが、チャートを見る限りもっと上値が期待できそうな気がします。このままホールドで大丈夫でしょうか。

A 株価推移はおっしゃる通り上場来高値を更新するほどの強い上昇トレンドを形成しており、需給面は良好といえます。
多少の利益確定売りが出る場面はあるでしょうが、26週移動平均線を割り込まない状況であれば、強気姿勢でいけるでしょう。

上昇している背景は業績にあります。3Dフラッシュメモリーや、ロジック半導体用途などは今後も高い成長が期待できそう。また、次世代不揮発性メモリーの開発に進展が見られれば、来期以降の業績も注目できるでしょう。
台湾や韓国での事業拡大を推進しており、2ケタ超の増収増益予想が株価上昇の原動力です。

今後の注意点は、成長率の鈍化でしょう。株価上昇の要因として高い成長性がありますので、前期もしくは前年同期を下回る増益率となった際は利益確定の流れが強まると考えます。5月末ごろに今1月期第一四半期決算が発表されますので、ぜひ確認してみてください。