ネットマネー 2017年7月号より一部を特別公開!

年始から強烈に上昇していたマザーズとジャスダックの株が4月に入って急落。この下げは需給によるものなので、むしろ今こそ買い時といえそう!

"お祭り騒ぎ"だった中小型株が冷えた要因は一時的な需給の悪化

日経平均株価は4月に一時1万8,500円を割り込みました。その背景には、1ドル=108円台前半までの円高進行と、年初から好調だった中小型株の急落があります。

年始から3月末まで、東証マザーズ指数は13.6%、日経ジャスダック平均は11.2%、東証2部指数は14.7%とそれぞれ大幅に上昇。同期間でTOPIX(東証株価指数)は0.4%下落しており、中小型株だけが"お祭り騒ぎ"となっていました。

4月に入ってその様相が一変。4月14日までの2週間で、東証マザーズ指数はマイナス9.2%、日経ジャスダック平均はマイナス6.7%、東証2部指数はマイナス9.2%と軒並み下げました。
なぜ崩れてしまったのでしょうか。引き金になったのは、新年度入りに伴う一時的な需給要因です。新興市場のみならず、東証1部の中小型株が3月末まで上昇していたので、国内機関投資家を中心に「益出し売り」が膨らんだのです。

益出し売りとは、機関投資家が新しい運用年度に入る前に、いったん儲かっている銘柄の利益を確定させる売りのこと。中小型株は「上がるから買う、買うから上がる」という一方通行の需給環境になりやすい傾向があるため、一部の銘柄の下落が雪崩のように他の銘柄に波及したようです。

ただ、4月以降の中小型株の下落が需給によるものなら一時的な下げといえるかもしれません。業績面や成長性に対する期待が高い銘柄は、需給で大きく下落した局面が押し目買いの好機といえます。

下表には、1~3月の株価上昇率が15%超で、4月以降に10%超下落している銘柄を5銘柄ずつピックアップしてみました。

3月まで上がって4月に入って下がった中小型株がリバウンドへ

4月までは業績の拡大期待などを織り込んで上昇してきた銘柄の中で、4月以降に業績面とは関係のない要因で下げてしまった銘柄に、改めてリバウンドの動きが期待できそうです。