ネットマネー 2017年8月号より一部を特別公開!

リーマン・ショックなどの大暴落で喫した損失をアベノミクス相場の裁量取引とシストレで取り戻したアイアン鉄さん。シストレ取引の中身とは?

逆張りシストレ成功で生涯利益700万円

広島在住のIT系技術者・アイアン鉄さん(40代後半)が株を始めたのは2005年10月。しかしライブドア・ショック、リーマン・ショックに見舞われ、1000万円近い損失を喫した苦い経験を持つ。
「そんな自分を救ってくれたのがアベノミクス相場とシストレ(システムトレード)でした。2012年2月に資産600万円でシストレ投資を本格スタート。2014年にはシストレで300万円、KLabなどゲーム株は裁量取引(自分の判断で取引)で500万円儲かり、損益をプラスに大逆転。今年はシストレオンリーですが、200万円の利益が出ています」

アイアン鉄さんは、株のシステムトレード用ソフト「イザナミ」に自作の管理ソフトを付け加えて取引している。「イザナミ」は、考案したストラテジーをバックテストしたり最適分散投資配分を検証したりするプラットフォームとして有名なソフトだ。
「私も『イザナミ』を使って順張り戦略と逆張り戦略を考えました。合わせて20近くのストラテジーをを走らせています。最初は『イザナミ』用の市販のストラテジーを買って使っていましたが、まったく儲からないので自作のストラテジーに変更。基本的には1泊2日の取引しか行わず、ギャップアップ(前日の終値よりも当日の始値が高値で寄り付くこと)を狙って翌日の寄りで決済します。ストラテジーと相場が適合していないと儲からないのもシステレの特徴です。2015年ごろからは、下値で日銀のETF(上場投信)買いが入るせいか、下がった後の逆張りに優位性を感じてリバウンド狙いを重視しています」

ストラテジーは、数々のテクニカル指標を駆使してつくり上げる「命を削るような作業」だ。必死に努力してつくったからこそ、「年初にはタカタの株のストップ安で48万円も損しました。でも、シストレのルールに従ったまでですから」と言い切れる。今年4月は、取引回数85回で勝率68 %超、実現利益101万円の快勝だった。